今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

既に脱落が二つ>2024年春ドラマ

2024年04月20日 | ドラマレビュー

 この4月開始のドラマですが、二つほど脱落してしまいました。まずはテレ東の「95」。初回見た時に「どうかなあ」と思ってたのが、二話目の途中で「わからん!」と諦めました。そもそも主人公が何をしたくて、このドラマが何を言いたいかというのがわからず。

 それが段々わかってくることもあるのでしょうが、そこまで耐えられないというのはいかんともしがたく。それにしても、これが開局60周年記念ドラマだそうで。ふ~む。

 それともう一つはフジ金曜の「イップス」。初回から「それってイップスって言う?」という疑問がフツフツと。とはいえ二話目も見るつもりだったのが、番宣を見てるうちに家族の反対もあり(?)、初回だけでやめました。

 ということで、現時点で継続予定が5作。まだ始まってなかったり録画だけして初回見てないのが3作。さて、どうなりますか。


昭和一桁の世界

2024年04月19日 | 日記・雑記・ただの戯言

 朝ドラ「虎に翼」は今週昭和8年から10年のあたりでした。戦前ですがもう満州事変のあとで、国内国外ともにかなりキナ臭いというイメージはあります。が、ドラマで見ると街の様子も活気があって道行く人も結構おしゃれに感じます。

 まあそれもそのはずで、別にまだ灯火管制があるわけでも「欲しがりません勝つまでは。」となってるわけでもないので、庶民は普通に生活を楽しんでたと思われ。そこは前作の「ブギウギ」でもそうでしたね。歌劇団とか歌謡ショーへの風当たりが強くなるのは、それこそ太平洋戦争始まってからの事でしょうし。

 それで思い出すのが、江戸川乱歩先生の「黄金仮面」のこと。2003年に刊行された光文社文庫「江戸川乱歩全集第7巻 黄金仮面」の解説に面白い話がありました。

 そもそもこの小説は昭和5年から連載開始されたものですが、その翌年5月に平凡社で「江戸川乱歩全集」がスタートしたそうです。それでその宣伝役に駆り出されたのが黄金仮面。

 それによると「黄金仮面に扮したチンドン屋行列が町を練り歩き、セルロイドの黄金仮面がビルの屋上から舞った。黄金仮面のポスターが書店の店頭を賑わせた。」のだそうです。昭和6年とはいえ楽しそうですね。

 とはいえ、実際は「虎に翼」のヨネさんのように地方では家が貧しくて売られる女子も多く、彼女がどこの出身なのかはわかりませんが特に東北ではかなり生活が厳しかった様子。そこが226事件の青年将校の決起などに繋がったりしたわけですから、

・国としてどうしたらよかったのか。
・官民問わず何かできることはなかったのか。
・海外で参考にできる事例はなかったのか。

というのは今だから考えてみるべきとも思います。実際知恵が無かったのか、考えた人はいても実行されなかったのか、など。

 「ブギウギ」「虎に翼」と同時代の話が続いたので、ついそういう事を考えました。簡単な話ではないのはわかりますがそういうことも勉強したいです。


珍しく泉谷しげる特集でした>歌謡スクランブル

2024年04月18日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡

 車に乗ってラジオをつけたら聞こえてきたのが「眠れない夜」。「はて?」と思ったら、なんとNHKFM歌謡スクランブルの後半が泉谷しげる特集でした。キャリアが長く、泉谷については知らない人がいないくらいなのに、その楽曲がNHKFMで特集されるというのは凄く珍しいような。

 それで、そのオンエアリストは以下の通り。

春夏秋冬
眠れない夜
寒い国から来た手紙
白雪姫の毒リンゴ
突然炎のように!
胸が痛い 夏木マリ×泉谷しげる
夜につまずき 八代亜紀×泉谷しげる
春のからっ風


 泉谷しげるについては私もよく知ってるつもりでしたが、実際はタイトルだけ知っててちゃんと聞いたことがない曲がありました。「白雪姫の毒リンゴ」とか「春のからっ風」とか。

 「眠れない夜」は小学生の頃に聞いてもかっこいいと思いましたが、実際「春夏秋冬」は好きになったのは大人になってから。そして「寒い国から来た手紙」は物凄く久しぶりに聞いた曲で、もしかしたら発売された昭和50年以来かもしれません。これも当時は良さがわからなかったのですが、まあ小学生には味わいが理解できなくても仕方ないかも。

 もう随分前から役者とか暴走系のタレントとしての認知度の方が高いでしょうが、この人の歌はもっと注目されていいかもしれません。そういう私も知らない曲多いので聞いてみようかと。Spotifyだとほとんどベスト盤しかないですが。

 今日は前半が「青春のフォーク・ニューミュージック(1)」ということで、「赤色エレジー」があったり甲斐バンドの「裏切りの街角」があったりで、「フォーク・ニューミュージックとは?」と思わない事もないですが、なかなかの選曲だった様子。前半はリアタイで聞けなかったのでらじるらじるの聴き逃しで楽しみます。


この季節になると花泥棒を思い出す

2024年04月17日 | 日記・雑記・ただの戯言

 つつじが咲いてるのを見かけるようになりました。それで、この季節になると必ず思い出すのが花泥棒のこと。

 私が中学生の頃、実家の庭にはつつじがあったのですが、ある日父が植木市でさつきの鉢植えを買ってきました。「つつじあるのにさつきも?」と思ったのですが、わざわざ買ってくるくらいなので結構見事なものでした。当時ギターと甲斐バンドと天才秀才バカにしか興味がないような中学生だった私でも「おおっ!」と思ったものです。

 そして父がその何鉢かを玄関の前に並べて「ニカ~」と眺めてた間は良かったのですが、ある日の早朝に全部盗まれてしまいました。早朝というのは、その日の朝に犬(ヨークシャテリア・男子)がガウガウと凄い勢いで外に向かって吠えてたので、多分その時にやられたのだろうと。

 せっかく番犬(?)が仕事してたのに、肝心の人間がどうしてたかというと、両親とも「また新聞配達に反応しとる」と思ってそのまま寝てたのですと。まあ私も二階で寝てたので同罪と言えば同罪。

 家の横は行き止まりで人通りは少ない場所だったし、時間的にも通りすがりの犯行とは思えず、何かのきっかけで見かけた花のきれいさに目をつけてたのでしょう。単に観賞用で盗んだのか転売目的なのかはわかりません。もちろん犯人はわからずじまい。

 なお、当時新聞の投書欄ではやはり家の花を盗まれた人がぼやいてて「盗んだ花を眺めて心が癒されますか? 心が痛みませんか?」というのがありました。同じ目に遭う人は多いのでしょう。

 それを考えると我が家の危機管理が甘かったのと、折角ワンコが反応したのに人間が対応できなかったというのが反省点。普段から新聞なんか取ってなければ異変に気付けたのに。←と無理やりな結論。今から逮捕はできないでしょうから、せめて犯人に呪いをかけることにします。エコエコアザラク エコエコザメラク…。


2024年4月期ドラマの初回レビュー その1

2024年04月16日 | ドラマレビュー

2024年4月期ドラマの初回レビュー その1


 既に初回を終えたドラマがいくつかありますので、サクッとレビューしてみます。「ドラマを初回だけで判断してはいけない」というのは持論ですが、まあセオリーでもありましょう。キャラを印象付けるためにかなり極端な展開が多いですし。ちなみに守備範囲狭いので最初から見る予定ないのもありますが、録画だけして見てないというのあります。

◆テレ東「95」 主演:高橋海人

 まったく予備知識なしで見ましたが、妙なドラマです。今は安田顕だけど高校時代は高橋海人だった様子。「95」は1995年の事で、地下鉄サリン事件の映像も出てきます。そして主人公の愛読書が「ノストラダムスの大予言」。1999年に世界の終わりが来ると信じた高校生の1995年からの生き方を描くというのは面白そうだけど、初回はわかりにくい印象。続けられるかなあ。


◆テレ朝「Destiny」 主演:石原さとみ

 テレ朝のこの時間帯のドラマ枠は結構見てますし、石原さとみ主演という点にも反応しました。今回は検事役だそうですが、初回ではまだ学生の場面がほとんど。同じく大学生役で、宮澤エマ、田中みな実、亀梨和也、矢本悠馬など。現在が何年後かはわかりませんが、みんなそのまま演じる様子。(もちろん田中みな実以外)

 番組的にはいろんな意味で「つかみはOK」かもしれませんが、設定とストーリーが濃すぎる感じはあります。まあ、それがドラマの初回と言うものでしょう。とりあえず続けて見ます。


◆フジ「Re:リベンジ -欲望の果てに-」 主演:赤楚衛二

 こちらは病院が舞台ですが、主役の赤楚衛二は医者ではないので今後どういう流れになるでしょうか。あとは医師でなくとも病院理事長になれるのか?とか、あれが実際に大病院なのかそうでもないかがわからず、かなりモヤモヤします。もっとも、実際に病院で働いてるような人が見るともっと違和感を持つかも。

 とはいえ、まあそれはそれとしてドラマとして面白いかと言うのが大事であって、今後お色気シーンがあることを期待します。←結局そこ


◆フジ「イップス」 主演:篠原涼子、バカリズム

 これは主演が誰かという情報のみあったのですが、初回見たところ一番の問題作。問題というのは、「これって真剣にやってるの?」ということで。

 テーマが「イップス」ですが、ミステリー作家が仕事しようとパソコンに向かっても一文字も書き出せないというのは「イップス」なのかとか、初回で解決した事件があまりにも杜撰でイライラしました。計画的ともいい衝動的ともいい、ポリタンクの純水を水風呂にためて人がプカプカ浮くほどの深さにするにはどんだけタンクが必要やねん?というのがなんとも。

 もっとも、私が疑問に思うようなことは製作側はとっくにわかってるだろうし、何より脚本家が考えてのことだからそういう批判は予想してると思われるので、なおさら「これって真剣なの?」と。とにかく、一番継続の危機があります。まあ私が見なくてもだれも困らないだろうけど。


◆テレ朝「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」 主演:高橋一生

 昨年放送して結構気に入ってたので、パート2の放送は歓迎します。初回が1時間SPだったことからして、製作側の気合を感じました。

 何しろ登場人物のキャラが確立されてるので、今回は冒頭からニヤニヤしながら見てました。面白いです。新登場人物もあって、今シリーズもは期待できますね。高橋一生はもちろん、本田翼も橋爪功もいい味出してますわ。こういうドラマはいいですね。


◆TBS「アンチヒーロー」 主演:長谷川博己

 結構期待して見たのですが、初回だけでは判断できないと思ったのはこれが一番。初回のストーリー展開は「はて?」と思う部分が多く、さらに長谷川博己がやりとりをしている女子は誰なのか、どういう問題を抱えているのか、検事側との争いはどうなるのか、などがあるのでもしかしたら大化けするかもしれません。野村萬斎と緒方直人の存在も気になるし。とはいえ、こじらせすぎて大コケの可能性もあります。とにかくこれは続けて見ます。


 と、今のところ見たのはこんな感じ。ま、長い目で見ましょう。今週もスタートするドラマがありますが、注目のテレ朝のキムタクとか、テレ東の向井理のドラマは来週スタートなんですね。なんか忘れそうだなあ、月末スタートとは。


そういえばそもそも新聞がないわ

2024年04月15日 | 日記・雑記・ただの戯言

 昔のテレビドラマでよく見るシーン。家庭内の出来事に無関心を装うために、お父さんが顔を隠すように新聞を読む姿。

 ある時は彼氏の話をする娘とそれをあれこれ聞く妻の会話、ある時は親が反対したのに娘が勝手に受けたオーディションの結果発表の日などで、気にはなるけど「ワシは知らんもんね。」というポーズのための新聞なわけです。

 これがコメディだと新聞がさかさまだったりお茶をこぼしたり、たばこを反対に咥えて「アチチ」と言ったり。

 我が家ではどうかというと、そもそも新聞がありません。思い起こしてみると、埼玉に引っ越してきた20数年前はマンションではあったけどオートロックではなかったので、勧誘のラッシュでした。

 家人がうっかり玄関をあけてしまったが最後、ある時は朝日新聞、次は読売、その次は毎日とかそういう感じ。「じゃ半年頼むわ。」とザザッとハンコをつかされたり、「今は朝日取ってるので。」というと、「じゃそのあと半年だけ!」と懇願され、「いやその後も決まってて」というと「じゃ、そのあとで!」と根負けしたり。

 縁を切れたのは朝日には「朝日嫌いなんで!」と言い、読売には「ヤクルトの古田の大ファンなんだけど『たかが選手が』なんていうナベツネの新聞はいらん!」と言うとさすがに向こうも諦めました。毎日への断り文句は忘れました。「いまさら新聞を毎日読む奴おるか!」と言ったかどうか。ちなみにプロ野球に関心はないので、その辺はいわゆる断り文句でした。

 とはいえ、実際は朝7時過ぎに出かけて夜は10時くらいに帰ってくる生活だったので家で読む時間なく新聞代無駄だと思ったため。それで、節約のために一時的に東京新聞にしてまああれは面白いと言えば面白いのですが、やはり読む時間ないしゴミも増えるし、キッパリやめたのは十数年前。新聞といえば会社に行けば日経ありましたしね。

 ということで、我が家はお父さんが無関心を装うにはコンビニで新聞買ってくるしかありません。東スポとか夕刊フジは似合いませんね。東スポの場合は「無関心を装う」という前に読み入ってしまい、いけないページをブヒブヒ言いながら見てたら家族にポンポンと肩を叩かれるとか。やはり抜き取って半分に読むべきですか。う~む。


「カンブリア宮殿」で島村楽器の話を見ました

2024年04月14日 | TV番組レビュー

 テレビ東京で放送中のドキュメンタリー番組「カンブリア宮殿」で島村楽器の話をやってました。

 ご存じ大手の楽器販売チェーンですが、コロナ禍を経て好調な業績を続けているとの事。その秘密は、楽器を売るだけじゃなく購入した人が続けられるサポートを様々行っていること。コロナ禍で、自宅でできる趣味として楽器を始める人も多かったようで、そういう人を離さないということで。

 楽器店では演奏の教室もやっているところが多いですが、大抵は外部の委託講師が担当しています。しかし、島村楽器では講師も社員であるため外部講師のスケジュール優先ではなく、受講者が希望する日時を選びやすいとか。

 他にもオンラインの動画サービスにも注力し、番組ではあいみょんの「マリーゴールド」をギターで練習している女性の様子がありましたが、まずは弦を1本だけ弾いて、段々押さえるところを増やして数か月で達成できたとか。本人のコメントでは「それっぽく弾けているのが嬉しい。」のですと。確かに楽しそうでした。

 そもそも、ある調査によるとギターを購入した人の8割が半年以内で挫折しているというデータもあるそうで、そういう状態をなくしたいという現社長の思いも大きいようです。

 確かにギターを続けていればまた新しいギターが欲しくなったり、フォークギターから始めたのがエレキギターも弾いてみたくなってエレキも買ってアンプもエフェクターも揃えたり、楽器屋さんにとってはお得意さんになりますしね。

 島村楽器ではオリジナルブランドのギターも揃えていて見てるのも楽しいし、私も新潟に住んでた時は近所に店があったのでちょくちょく寄ってました。買ったのは小型のアンプと弦とかピックの消耗品とスタンドくらい。あまり良いお客ではなかったかもしれません。

 それで、ここしばらく島村に行ってないなあと思ったら、それもそのはずで埼玉県西部には店がないのでした。「そうか、私がギター上達しないのは島村楽器が無いせいか」と思った瞬間です。

 なお、新たに楽器を習うなら何がいいかと考えると、次に悪化したら手術と言われてるほどのバネ指経験者なのでピアノはもう随分前に諦めてて、コンガやボンゴ、カホンなどの叩くパーカッションも無理。サックスとかフルートはちょっとやってみたい気があるけど、一番習いたいのはペダル・スチールギター。あれなら左手の腱鞘炎関係なさそうというのは安易でしょうか。

 ま、どっちにしても近所に島村楽器ないんですけどね。それにしても、この番組は初めて見ましたが村上龍が番組MCなんですね。テレビで見たのはRyu's Bar以来かも。なお、その番組の内容はこちらからどうぞ。


コトコトコットン コットンキャバレー

2024年04月13日 | 日記・雑記・ただの戯言

 「コットンクラブ」はコッポラの映画で日本での公開が1985年。当時「オレたちひょうきん族」で「コットンキャバレー」というコントをやってましたが、まあ「クラブ」を「キャバレー」に変えただけの安直なタイトル。出落ちのようなもので、コント自体は大したことなかったと記憶してます。(失礼) 調べたら1985年4月6日のことだそうです。

 ただ、そのコントに出てくるキャバレーで流れる曲が「コトコトコットン コットンキャバレー」という、あの「森の水車」の替え歌で私は今も耳に残っています。

 同じように感じた人は他にもいて、誰かというと甲斐よしひろさん。当時NHKFMの「サウンドストリート」で、「コトコトコットン コットンキャバレーというのがやたらと耳に残って、それをまた子供が覚えて歌うんだよね。」とぼやいてました。

 当時はその話を聞いて笑っただけでしたが、ふと「その子供とはなっちゃんだろうか?」とか思ってしまいました。調べたら、彼女は当時まだ1歳ですから歌ったのは多分お姉さんの方ですね。

 実は都内に「コットンクラブ」というライブレストランがあることを知って、この話を思い出したのでした。そして、kainatsuさんはそこに出演した事あるだろうかとか余計な事を考えてしまいます。その前に甲斐さんが出れば話題になるでしょうか。コトコトコットン コットンキャバレ~♪


調子悪くてあたりまえ/近田春夫自伝

2024年04月12日 | ブックレビュー

 ご存じ近田春夫の自伝で、前から興味があったのですが何しろ本体価格2800円というボリュームに怖気づいて手が出せずにいました。

 が、先日ムッシュかまやつの自伝を読んだら面白くて「やはりミュージシャンの本は面白い!」と思ってこちらも入手しました。

 オビの目立つ文字は

・生誕70年、音楽生活50年。
・インタビュー40時間超!
・日本音楽・芸能誌第一級資料にして「恥ずかしくない大人」でいるための虎の巻

というもの。

 中身も凄く面白かったですし、私はこの人を誤解というかキチンと理解していなかったとあらためて思いました。とはいえ、近田先生自身が「ファンにおもねったことはない」とか「俺のすべての活動をフォローしてるファンっていないんじゃないかな?」と言ってますので、わかってる人の方が少ないでしょう。そういう意味でも、少しでも興味がある場合はこの本を読んでみることをお勧めします。

 私の場合は、「ラジオDJで受けたキャラでもって音楽界を渡り歩いてきた人」というイメージだったのですが、少なくともそれは完全に変わりました。そもそもこの人に興味を持ったのはNHKのラジオでやってた「歌謡曲ってなんだ」というコーナーですが、本当に昭和歌謡が好きで詳しい人だと知ったのはその時。

 元々はクラシックピアノから始まってそういう素養もあり、この人の実力と才能をもってすればカリスマプロデューサーにも、芸能界の黒幕として暗躍することもできたでしょうに、それをしなかったのが興味深いわけです。ちなみに、ある時期というかかなり長い期間に渡って収入を支えていたのがCM音楽の制作だったそうで、誰でも知ってるようなCMをいっぱい作ってたのでした。そちらもまったく知りませんでした。

 そんななのでそれで食べていくのも可能だったわけですが、音楽家としてそれでいいのか?と思い、今ではもうやっていないというのも潔いと。

 とにかく「え? え?」と驚く話が多いので、「近田春夫」という名前に少しでも反応したら読んでみるべきでしょう。


ライブレストランのメリットを考える

2024年04月11日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 最近ビルボード東京と横浜に続けて行ったのですが、都内のライブレストランというとコットンクラブというのもあるそうです。昨年秋にビルボード横浜でライブを行った石川ひとみさんが、この7月に今度はコットンクラブに出演するという告知がありました。

 このお店の事は名前を聞いたことがあった程度ですが、サイトを見る限りはビルボードと同様の形態のようですね。いわゆるライブレストランとしては、都内では知る限りでは老舗のブルーノート東京やブルースアレイもあって、それぞれどれくらいの規模かとネットで調べてみました。(あくまで検索で見ただけです。正確ではないかも。) 

 それによると、

ビルボード東京 300
ビルボード横浜 300
コットンクラブ 180
ブルーノート  400
ブルースアレイ 130

とのこと。

 コットンクラブは客席数としては少ないですが、店のコンセプトとして天井が高くそれぞれの席も余裕を持って配置されゆったりしているとか。それぞれお店の特徴を出しているのですね。

 どれくらいの規模が見やすいとか居心地が良いとか、どこまでの金額なら行けるというのは人それぞれですが、最近こういうライブレストランのメリットを感じる事例がありました。

 というのも、同年代の友人をあるライブに誘ったところ、もう何年もコンサートには行っていないとのこと。聞けば体調の問題があって、2時間大人しく座っていることには不安を感じると。

 それで思い出したのが70代の知人の話。その方はトイレの不安があって2時間座っていられず、もう劇場では映画を見られないとの事。映画好きな人でしたが、完全に割り切ってDVDで自宅観賞してました。

 それを考えると、ライブレストランの場合は1回の公演時間が短く、隣や後ろに人がいない席や出口に近い場所を選べば、万一トイレに行きたくなっても安心。1時間半くらいなら大丈夫かもしれないし、何より人に迷惑かけずトイレに行けるという安心感があれば落ち着いて座っていられるかもしれません。

 なので、コンサートホールがいいかライブハウスがいいかライブレストランがいいかという話でなく、アーティストの方には幅広い客層に対応できるよういろんなところで公演を行っていただきたいと思う次第です。

 なお、私が主に出かけるのは音楽のライブなので、観劇とかスポーツ観戦、歌舞伎や能を見に行く場合はまた違う悩みがあるのかもしれませんね。

 なんにしても、2時間のコンサートがきついという人には、ビルボードやコットンクラブでの2ステージ制のライブは紹介しやすいです。それを考えると、都内にもライブレストランはもっとあってもいいですね。キャパや雰囲気が様々違えば、やる方もそれぞれに合わせた演出を考えるでしょうし、見る方も新鮮な気分で行けますしね。