2024年4月期ドラマの初回レビュー その1
既に初回を終えたドラマがいくつかありますので、サクッとレビューしてみます。「ドラマを初回だけで判断してはいけない」というのは持論ですが、まあセオリーでもありましょう。キャラを印象付けるためにかなり極端な展開が多いですし。ちなみに守備範囲狭いので最初から見る予定ないのもありますが、録画だけして見てないというのあります。
◆テレ東「95」 主演:高橋海人
まったく予備知識なしで見ましたが、妙なドラマです。今は安田顕だけど高校時代は高橋海人だった様子。「95」は1995年の事で、地下鉄サリン事件の映像も出てきます。そして主人公の愛読書が「ノストラダムスの大予言」。1999年に世界の終わりが来ると信じた高校生の1995年からの生き方を描くというのは面白そうだけど、初回はわかりにくい印象。続けられるかなあ。
◆テレ朝「Destiny」 主演:石原さとみ
テレ朝のこの時間帯のドラマ枠は結構見てますし、石原さとみ主演という点にも反応しました。今回は検事役だそうですが、初回ではまだ学生の場面がほとんど。同じく大学生役で、宮澤エマ、田中みな実、亀梨和也、矢本悠馬など。現在が何年後かはわかりませんが、みんなそのまま演じる様子。(もちろん田中みな実以外)
番組的にはいろんな意味で「つかみはOK」かもしれませんが、設定とストーリーが濃すぎる感じはあります。まあ、それがドラマの初回と言うものでしょう。とりあえず続けて見ます。
◆フジ「Re:リベンジ -欲望の果てに-」 主演:赤楚衛二
こちらは病院が舞台ですが、主役の赤楚衛二は医者ではないので今後どういう流れになるでしょうか。あとは医師でなくとも病院理事長になれるのか?とか、あれが実際に大病院なのかそうでもないかがわからず、かなりモヤモヤします。もっとも、実際に病院で働いてるような人が見るともっと違和感を持つかも。
とはいえ、まあそれはそれとしてドラマとして面白いかと言うのが大事であって、今後お色気シーンがあることを期待します。←結局そこ
◆フジ「イップス」 主演:篠原涼子、バカリズム
これは主演が誰かという情報のみあったのですが、初回見たところ一番の問題作。問題というのは、「これって真剣にやってるの?」ということで。
テーマが「イップス」ですが、ミステリー作家が仕事しようとパソコンに向かっても一文字も書き出せないというのは「イップス」なのかとか、初回で解決した事件があまりにも杜撰でイライラしました。計画的ともいい衝動的ともいい、ポリタンクの純水を水風呂にためて人がプカプカ浮くほどの深さにするにはどんだけタンクが必要やねん?というのがなんとも。
もっとも、私が疑問に思うようなことは製作側はとっくにわかってるだろうし、何より脚本家が考えてのことだからそういう批判は予想してると思われるので、なおさら「これって真剣なの?」と。とにかく、一番継続の危機があります。まあ私が見なくてもだれも困らないだろうけど。
◆テレ朝「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」 主演:高橋一生
昨年放送して結構気に入ってたので、パート2の放送は歓迎します。初回が1時間SPだったことからして、製作側の気合を感じました。
何しろ登場人物のキャラが確立されてるので、今回は冒頭からニヤニヤしながら見てました。面白いです。新登場人物もあって、今シリーズもは期待できますね。高橋一生はもちろん、本田翼も橋爪功もいい味出してますわ。こういうドラマはいいですね。
◆TBS「アンチヒーロー」 主演:長谷川博己
結構期待して見たのですが、初回だけでは判断できないと思ったのはこれが一番。初回のストーリー展開は「はて?」と思う部分が多く、さらに長谷川博己がやりとりをしている女子は誰なのか、どういう問題を抱えているのか、検事側との争いはどうなるのか、などがあるのでもしかしたら大化けするかもしれません。野村萬斎と緒方直人の存在も気になるし。とはいえ、こじらせすぎて大コケの可能性もあります。とにかくこれは続けて見ます。
と、今のところ見たのはこんな感じ。ま、長い目で見ましょう。今週もスタートするドラマがありますが、注目のテレ朝のキムタクとか、テレ東の向井理のドラマは来週スタートなんですね。なんか忘れそうだなあ、月末スタートとは。