「二十四の瞳」
どんなストーリーだったかなあ、
1日目から引き続き西日本ものすごい猛暑。
唇がしょっぱい。
オリーブ茶、オリーブコーラなど
たくさん売れていました。
ほとんどの味にオリーブ感がよくわからないのですが
オリーブサイダーって美味しかったです。
教室に入ってランドセルを降ろし、
中からは皮革の匂いとともに新しい教科書。
先生の声で1ページ目に折り目をつける時の気持ち。
その瞬間を本当は覚えてないんだけど
思い出せてしまうのは教室のせい。
ここで二十四の瞳が撮影されたのですね。
声が聴こえてきませんか。
どんな科白にどんなト書きだったのか気になるな。
こんな教室の窓側に座っていたら
成績なんてどうでもいいやって、
絶対に寝てるか黄昏てた。
小豆島はなにもないところ。
アレがあるから小豆島へ行こうみたいな。。。
なんにもない。
それがいいんです。
尖ったスペシャルなエンターテインメント!
っていうのがあると
スピード感が出てくるんです。
なにもない。
ここではゆっくりしようねって自分に許可すると
本当に時間が不思議なほどゆっくり流れるのです。
小さな路地を入って酒蔵さんのMORIKUNIベーカリーを通り過ぎると
島に唯一の酒蔵、森国酒蔵さんがあります。
お酒やフードが楽しめるバーにもなっています。
ふふふ、びびび、うとうと、ふわふわ・・・
ちょっと愉快な名前のお酒が並んでいます。
私達は蒼いボトルの「ふふふ」を購入しました。
口に含んだ後、舌にもろみのような感覚がかすかに残ります。
なのでチーズのようなテイストとも相性が良かったです。
後味が個性的なお酒でとても楽しめました。
そして、私が今回一番行きたかった場所がこの四方指展望台です。
四国に向かって標高777メートル、小豆島の中心に位置しています。
す、すごいパワーに圧倒される場所であります。
なんだか宇宙と交信できそうな場所ですよ。
中央に座っちゃいました。
ヨガをやっている人やスピリチュアルな人なら
チャクラって聞いたことがあると思います。
身体の中のエネルギーセンターですが、
これがきれいに整う感じがしました。
実はこのチャクラ、掌と足の裏にもあります。
私は掌がビリビリしました。
人間が本来兼ね備えた能力。
意識することで感覚はどんどんシャープになっていきます。
もうずーっとここにいて瞑想したいと思いましたが、
ここへ来る途中群れになったお猿さんにお会いしたので
そろそろお猿さん到着されるころです。
そろそろ失礼します。
パワーチャージ完了。
予想以上のすごい場所でした。
日本の棚田百選に選ばれている中山地区にある千枚田に到着したのはお昼前。
ここは天皇皇后両陛下のご視察のあった地です。
実は前日の夜、この千枚田で「虫送り」という行事がありました。
虫送りというのはたいまつの火で畑の害虫を追い払い豊作を祈る伝統行事です。
一時途絶えていましたが、映画「八日目の蝉」でそのシーンが放映され
復活したそうです。
そのシーンはあまり覚えていないんですが。
私たちが予約したホテルからは少し遠かったので今回は断念しました。
左上のオブジェは台湾のワン・ウェンチーさんの竹で編んだドームとのこと。
7月18日、海の日から夏の瀬戸内国際芸術祭がスタートします。
瀬戸内の島あちらこちらでアート、インスタレーションが楽しめます。
数年前にキュレーターの長谷川祐子さんがアートディレクターとして紹介していて
とても興味をもっていました。
瀬戸内の小さな島、どんどん新しい風が吹いています。
この棚田のそばにある
こまめ食堂さんで小豆島のお素麺をつるつると。
ここはおむすびのランチが有名ですが、
私達はもう暑さで胃袋がぐったりしておりました。
つるつるが心地よかったです。
しかし、お素麺、たかがお素麺です。
なんでこんなに美味しいんだ。
身体の体感温度が少し下がったようで
目の前に広がる景色に
虫送りした後の炎で浄化された空気を少し感じ取れました。
ん~、ここにもずーっといたい。
山間から海岸線へ再び。
樹齢千年のオリーブの大樹。
スペインのアンダルシアから一か月かけてこの小豆島にやってきたそうです。
移植したのはプラントハンターで有名な西畠清順さん。
私は昔から樹が大好き。
星の王子様に出てくるあのバオバブの木にすごく憧れていました。
樹齢千年の下で膝を抱えてまあるくなり、
遠くスペインに思いを馳せておりました。
セビリア~マラガ~グラナダ
スペインは本当に大好きな地。
そことつながっているだなんて。
この大樹がこの地に根付くとき、
どんな意図を持ったエネルギーが流れ込んだのでしょうか。
大事ですね、なんでも、この「意図」って。
ここが正しければしっかり根を張ることができる。
対峙する私にこの大樹が語ってくれることを
しっかりと受け取れた気がします。
小豆島は宿泊施設がいろいろランキングで出ていますが、
これからの課題でもあると思います。
最後に泊まったホテルは
リゾートホテル オリビアン小豆島
とても清潔で温泉の大浴場もすごくきれい。
夜のお食事はビュッフェなのですが、
盛り付けがとても丁寧でセンスがいいんです。
地元の珍しい食材もたくさん。
キスやままかりのお寿司も美味しかった。
すごく満足できるメニューですよ。
ただ、食べ過ぎに注意です。
食べ過ぎると免疫が下がりますからね。
隣でお食事を静かに楽しんでいらしたので
撮影は控えました。
というより、
美味しすぎて夢中になり、忘れました
え?まだこんな時間?
本当に島時間、ゆっくりです。
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