Catch of the day

food planner cacoの日々もぎたてスピリッツ・・・

1日2食

2017-11-23 16:20:44 | アーユルヴェーダ
1日1食は聖人
1日2食は凡人
1日3食は病人

現代ではそうらしいです。

私は独身時代はずっと1日2食。

時差と疲労で1日に1食の時もありました。

結婚してこのリズムが3食に変わり

これが健康なサイクルだと信じていたのですが、

身体はなんとなく感じるのですね。

いつもお腹が満腹状態。重い。

夫と話をしてここ数年なるべく1日2食にしています。

夫の帰りが遅い日は、私は1日1食となります。


夫は中肉でお腹も出ていませんし

煙草も吸いません。

が、周りから大丈夫か?と云われるくらい痩せてしまい

最近になって元通りになりました、笑。

で、お昼にしっかり食べます。夜は炭水化物などはあまり摂りません。

なるべくオーガニックの食材でシンプルな調理法。

今後はここへいろんな温度でスパイスを取り入れて楽しもうと思っています。

この楽しみこそがスパイスではあるのですが。





アーユルヴェーダで学んだものは必ずアウトプット。

炒り米のお粥を作りました。

お米をこんがりきつね色になるまで炒ります。

そこへお水を。

出来上がりはお水の量によって違いますが、

かるくふわっとしています。


アーユルヴェーダ―では舌で感じる6味(甘、酸、塩、辛、苦、渋)

食材の属性でバランスをとりながら薬理効果を考えます。

まだ慣れなくて難しい。


野菜の皮を梅しそで和えます。

この部分に酵母がたっぷりあったりします。


さつま揚げと大根を炊いたもの。


ひじきとゴボウと人参の煮物。

ゴボウはななめにカットし、繊維を短く断ち切ってから千切りにしています。

本来はここへ水溶性繊維質のこんにゃくを千切りにしていれます。

野菜の切り方、食材の組み合わせで腸に優しくなるのです。

こんにゃくを美味しく煮る方法は知っていますか?

一口サイズにカットした後、からいりを念入りにしてから煮ものにするといいですよ。

よく浸みて味が数段違います。


軽く岩塩を振った長芋をギーでソテーしました。

野菜だけどボリュームが出せるので頼もしい食材です。

里芋でも美味しくできます。


アーユルヴェーダ慣れるまで頭で考えるので難しいです。

でも最初から簡単なことはつまらない。


1日1食を目指したいけど、

先ずは1日2食、愉しみのある食事を。

食と心って繋がってるからね。


現在月に1~2度神戸の実家へ帰省しています。

ひとり暮らしの父の様子を見るために

弟と交代で通っています。

彼は日本酒が好きでかなり詳しいです。

だから料理も得意じゃないかな。

「これからおやじの夕食を作って帰る」とメールがくるので

やっぱり上手だ。

何を作っているのかちょっと興味深々なんです。


良い息子と良い娘に恵まれて幸せだ。

ふたりともいい子に育ってくれた。

先日父がそう言ってくれました。

そんな言葉に

そうでしょ、そうでしょ。

そんな風におどけないと、せつなくなる今日この頃です。 



 

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今年の黄金色

2017-11-08 18:47:11 | ふと思うこと



黄金色の季節になりましたね。

少しずつ色が抜け始めるこの季節になると

その姿にいろんな感じ方をします。


昨年感じてメモしていたのは

この世に存在するものは単色ではなく

いくつもの色が折り重なって構成されていることの素晴らしさ。


今年、変容し彩る姿に残したメモは

さらけ出すことの美しさ、

そんなことを感じたりしました。


それにしても銀杏並木の黄金色が素晴らしい。

黄金色は海外の宗教画などで善性を表現する時に良く使われます。

濁ったイエローは裏切りの色、あのユダを表現する時にも使われていたりします。

そんな風に絵画鑑賞をすると愉しいし、

その作品の奥にあるものに深く触れるヒントになったりもします。


ところであのゴッホの失敗作というのを知っていますか?

「アルルのダンスホール」という画があります。

ロートレックが描く生き生きとしたダンスホールとは違っていて

とても不自然だと云われているのです。

ゴーギャンに触発され想像の中で描いたとの説も。


この絵は失敗作と刻印を押されたわけですが

ゴッホファンは時の経過とともに失敗作としてではなく

ゴッホの作品としてその画のずっと奥にある潜在レベルを探ろうとします。


人は何でも二極化でジャッジしてしまいます。

良いとか悪いとか。

成功だとか失敗だとか。


でもそれは他人の人生で起こっていることではないです。

目の前にある光景はすべて自分の人生の中で起こっていること。

私がいつも意識して刻んでいる言葉。

「目の前の現実はすべて自分の内側の反映」


だから一枚の絵画に何を感じたかは、人それぞれなのは当然のこと。

何を感じましたか?

今感じたことのなかに今の自分自身が隠れているはずです。

自分の潜在意識に隠れている問題を探すには

絵画鑑賞をしたり自然に触れたり

日常の中で意識すると触れることができると思います。


人のことをああだこうだ。

そのああだこうだ、自分のなかにあったりしませんか?





アーユルヴェーダで使用する黄金色のギーを作りました。

不純物を取り除いたバターです。

でも不純物が良いとか悪いとかジャッジしていません。

不純物はバターを作り上げるまでに必要だったもの。

あってこそです。


さ、ギーでお野菜をソテーします。

たまらなくうっとりコクのある香りなのです。


 

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