心の隙間

子供の頃から、寝る時には洋服を折りたたみ

すぐそばに置いて寝る習慣があります。

夜中に何が起きてもすぐに着替えて逃げられるようにと教えられ。


昔の人は戦争で空襲警報なんていうのを経験しているので、

いつなん時でも防空壕へ逃げる為の緊張感があったから。


その習慣のせいか仕事でホテル滞在する時にでも

荷物はいつもなるべく一つの場所にまとめて寝るという妙なくらい几帳面なところがあります。

出かけるときには大切なものはサムソナイトに入れ鍵をかける。

これは外地のホテルでは当たり前のことなのですが、

私の場合、洗面道具やお化粧ポーチまでも鍵をかける癖があるのです。

実はこれには理由があります。


新人の頃に聞かされたある先輩の話・・・


どこの国か忘れたけれど、

外地で遊んで、ホテルの部屋に戻って来ると

まだお部屋のお掃除が終わっていなかったようで、

お掃除の方がバスルームにいらっしゃる気配。

のぞくと・・

先輩の歯ブラシで便器を掃除していたそうだ。


また別バージョンではやはりお掃除のおばさんが

先輩の歯ブラシで歯を磨いていたそうで。


また別バージョンでは、

置きっぱなしにしていた化粧ポーチのなかにある

シャネルの口紅をつけているところに出くわしたらしく。

いろんなバスルームにまつわるびっくり話が多かった。


ま、見つかってしまったお掃除のおばさんはまっ白な歯で恥ずかしそうに笑って

歯ブラシを元にもどしてくださるそうだが。

これを聞いて以来、私は歯ブラシなどの洗面道具は出しっぱなしにしない。

どこへ行ってもサムソナイトに入れて鍵をかける習慣がついてしまった。


要するに、散らかしていると

その心の隙間になにかが入って来るのです。

身のまわりを整える。

いつでも後悔のないように

今日もベッドのそばに

洋服を折りたたんで寝ます。

↑週末レシピはこちらから

　

生まれ変わる

できれば生まれ変わりたい。

何度くらい思ったかな。

生まれ変わるには・・・

余計な荷物をあまりにも抱え過ぎ、重い。

捨てる勇気がなくていつもアレルギーを起こしていたのかも。


全てを捨ててゼロにしてしまうと

いくらかけてもゼロ。

ひとつだけ残そう。

どん底を這いつくばる「勇気」

これさえ持っていれば、小さな価値とひとつと出会った時、

その価値は必ず二倍の大きさになる。

最後までこの勇気とやらを捨てないで頑張れば

きっと今まで出会ったことのない自分と出会える。


せっかく戴いた人生。

基本を丁寧に生きる。

ここの土台をもう一度たて直すこと。

ずっとできなかったこと。

気になっていたおできがどんどん大きくなるばっかりで

おできにつぶされそうになった。


余計なものは全部捨てて、

スタート地点にもどって出直し。

一度くらいどん底を這いつくばってみよう。


自分の意思でいつでも再スタートできる。

シンプルな考えに気づくと

人間とはなんてマルチなんだろう。

↑週末レシピはこちらから

　

毎年起こる不思議なこと

私には毎年、ある時期になると

きまって同じようなことが起こるのです。

それはとてもとても不思議なくらい同じことで

数年前から今年までずっと続いているのです。

今年も同じ時期に同じ出来事の発生。


ここまできたら、さすがに思い過ごしだなんて・・・

昨年まではその出来事から逃げまくっていたのですが、

逃げると必ず次の年、同じ時期にやってくるのです。


あまりにも不思議なくらいはっきりしている出来事なので

これは天からの何かメッセージなのかと・・・


すみません、なんのことやらと思われましょうが、

日常の中で同じような時期に同じようなことを経験する人いませんか？

きっとそれはなにか乗り越えなければならないプログラムなのかもしれません。

そう捉えると私にはぴったりのプログラムなので意外と納得できたりもして。


私は結構な事なかれ主義なところがあり、

平和主義と云うか・・・臭いものに気づかれないように蓋した後、

逃げ上手。

こんな姿を神様はお許しになるはずがない。


で、今年はこれではいかんと、蓋を楯に頑張ったわけです。

やっとクリアーした達成感？

来年はもう起こりませんように。


というか、一度クリアーしたことで

少し免疫ができるものかもしれません。

与えられたプログラムに流されるように経験するだけではだめで、

挑むという姿勢があったかどうかが問題なのかもしれませんね。


やっと次のステージへ・・・そんな晴れやかな気分です。


・・・だと思うのですが。

↑週末レシピはこちらから

　

もったいない

毎日の食事で、

結構「もったいない」ってあります。





普通のタケノコがなかったので

あり合わせで筑前煮にしたお鍋の底の残りもの。

このくらいしか残っていない場合は

すべて細かく刻んで





マッシュしたポテトに煮汁ごと混ぜ合わせると

丁度いい和風のコロッケ種になります。





で、朝食におむすびと温かいお味噌汁。

おかずは前日の残り物、蕨（わらび）とお揚げの炊いたんです。春ですね。

この時も蕨とお揚げの煮汁を

出し巻き卵に使いました。


煮ものをした後にお鍋の底にすこ～し残る煮汁は

最後の１滴まで重宝します。





タケノコをご近所さまから戴き、

ヌカと赤唐辛子で炊きました。


タケノコごはん、タケノコの天ぷら、やわらかい姫皮の部分はお味噌汁に、

残りはワカメと一緒に若竹煮に。

お庭の山椒がまだ芽吹いていないので残念。

天ぷらの生地には粉山椒を入れて揚げました。


食い気に走り、完成画像撮りわすれ。


このメニューから明日はどんなもったいないが残っているのか・・・

「もったいない」を考えるとキッチンに立つのが愉しいなあって思います。

↑週末レシピはこちらから

　

今頃になって・・・

今頃になって味噌作り。

今年はかなり出遅れました。お恥ずかしい。

本当は２月の寒い時がベストなのですが、

今年に入ってゆったりとした時間がなくなりました。

で、今頃です。


有機の大豆1キロを２日間水に浸けてから炊きました。

金属の刃は使わず、

木の素材で何度も繰り返し叩きつぶし、

塩と麹に大豆の煮汁にと・・・

手で触れるそれだけで疲れが取れるから不思議。


ここのところ夜中帰宅して、急いでお風呂に入り、再びデスクワーク、

朝方１～2時間ほどの仮眠で再び老体かかえて仕事へ。

さすがに身体に疲れが蓄積されて。

というより、一日中パソコンかかえての電磁波の影響ですかね。

なんか、身体が妙です。

で、仕事関係の方から痩せたねと・・・はい2キロ痩せましたが

ここ貯め食いでまた元に戻ったと思います。


だから味噌が手に絡みまくる？

こんな時間は癒しのひと時で、時間が止まったようでした。

まあ、絡まれて嬉しいなんて変ですが。





仕込み終了しました。

今年は初めて玄米麹を使いました。

玄米麹で作るとコクのある美味しいお味噌ができるそうです。


で、もうすでに美味しい。





このまま冷暗所で寝て戴きます（一緒に寝たい）

出遅れたけれど、今年の秋には大丈夫かな？

美味しい出会いがあります、きっと。





で、こうなったらついでに最近流行りの塩麹も作っちゃおうと。

こちらは米麹で。

麹と水と塩を混ぜ合わせるだけなのに

２日目にはすでに甘い甘酒のような香りがしてきました　

１０日ほどで完成だそうです。

新しいアイデアに挑戦してみるつもりです　

こういうワクワクっていいものですね。

忘れるところでした。


発酵食品で体質改善をと思っています。

で、「体力をつける」が今年の目標です。


梅干しも残りわずかになってきました。

今年もたくさん漬けなきゃ。梅干、梅シロップ、紫蘇ジュース・・・

そんな季節がもうすぐやってくる。

今から愉しみですね。

↑週末レシピはこちらから

　

週末レシピ オープンＢ．Ｌ．Ｔ

今週木曜日、goo週末レシピは

「オープンB.L.T」です。


春の花壇にぱっと花が咲いたようなアミューズで

週末を華やかに過ごしてください。

いつものＢＬＴサンドイッチだって

スタイル次第でおもてなしになります。


お客様に高価な食材でおもてなしをするよりも

家にいつもあるもので演出できるのが素敵ですね。

相手に気を使わせない心遣いが最高のおもてなしと云えるのだと思います。





パンにタルタルソースをのせて

レタス

クリスピーベーコン、

トマト、

卵で彩りましょう。


で、半熟卵が上手くできない人。

誰でも簡単に出来る方法をご紹介。


＜半熟卵の作り方＞

ゆで卵に使用する卵は賞味期限一歩手前くらいの古いものがベストです。

もし新しければ、底の広くなった方を下にして

かるくカチっと少しだけヒビを入れます。

中身が出てしまうほど割ってはいけません。


沸騰したお湯にお酢を少々入れます。

そこへ卵を入れて約７～８分茹でます。

ヒビを入れた卵はつるっと綺麗に剥けて味もよくなります。

これだけで画像のような半熟になるのです。






週末はどんなパーティですか。

愉しい時間を過ごしてみてください。

いつも冷蔵庫にある食材で！


オープンB.L.Tの詳細は以下週末レシピまで

宜しくお願い致します。

↑週末レシピはこちらから

　

まるで夢のよう

まるで夢のよう・・・

美味しいものを食べた時だったり

予期せぬ嬉しいサプライズや出逢い。

過去に何度か、この「夢のよう」とつぶやいたと思います。


ずっと時が流れて

ふと振り返ると

あの時つぶやいた夢のような美味しさよりも

苦戦して手に入れたからこそ

夢のようだとつぶやいていたことに気づきます。


夢の途中で

しんどいなあって・・・

そんな辛さが

実はとてもとても夢のようなできごとのパーツの一部であると

胸に手をあて言い聞かせることができるのは

「まるで夢のよう・・・」

この言葉をたくさんつぶやいた経験からでしょうか。





キャラメルを、待ち受ける生地と同じ濃度にしたら

仲良しになれたようで

マーブルになりました。






まるで夢のよう・・・

ほろ苦いキャラメルが甘さ控えめのチーズケーキと出会いました。

まだまだ進化する夢の途中です。

↑週末レシピはこちらから

　

自家製ラムレーズン

賞味期限がそろそろ切れそうなレーズンは

ラムレーズンにします。





市販されているたいていのレーズンは

表面が植物油などでコーティングされています。

これをお湯で洗い落してから

１００度のオーブンで３０分ほど乾燥させます。

ひたひたのラム酒につけて二日以上置けば

自家製ラムレーズンの完成です。





ラムレーズン入りなら

ゴツっとしたタイプのクッキーがいい。





生地にラムが溶け込んだのか

ひび割れた間から良い香りがします。

菜種油でヘルシー仕上げのクッキーで

とても美味しいのですが、

ラムレーズンとの組み合わせには

やっぱりバターが恋しい。


たまにクッキーを食べる時くらい

バターたっぷりでもよかったかな。


今度はラムレーズンとバターたっぷりのマフィンにしよう。

サブレ生地でレーズンサンドもいいですね。


ドライレーズンに飽きてしまったら

自家製ラムレーズン。

すっかり新しい食材に生まれ変わりました。


小さな力をプラスすることで

素敵に変化するものって日常にたくさんあります。


日常が当たり前になってしまうと

気づかないのかもしれませんね。


私は今、とても大きなおおきなものを動かしたいのですが

いとも簡単に動かせる小さな力を探しているところです。

↑週末レシピはこちらから