その世界へ足を一歩踏み入れると
渇いた香りが幾重にも重なって
鼻と喉の奥で
味覚、属性を想像しながら
混ざり合いを楽しむ。
こんなパリのマレ地区が大好きでgooの特集で取材をさせて戴いたのは数年前。
今から考えてみると、この1ページは私の新しいこれからにつながっていたかもしれない。
こんな世界が好きだと
そう思い
アンテナにひっかかっていても、
人には受け取れるベストのタイミングがあるんだと、
そう思う、本当に。
世界を歩いた経験を活かし
アウトプットをしてきました。
パリのショコラティエを取材し、
スウィーツやショコラにコリアンダーシードが合うことを教えてもらったら
それをヒントに作ることがとても楽しかった。
料理を作って
スタイリング&撮影、リード文までを一貫して行う仕事が多かった。
たまらなく愉しかったけど
いつも自分にはどこか「足りない」という気持ちがつきまとっていて
気がつくと動くのが嫌になっていました。
今振り返ると、
行き先の違う船に乗っていたようでした。
思い返せばメッセージをたくさん受け取っていたことに今頃気づくってあります。
自分の可能性を広げようと変化していく人に感じていた劣等感。
自分にすこしだけ負荷をかけて努力を始めると
ポジション変われば劣等感は憧れになり、
そんな人を素敵だなあと思えるようになると
それは自分にも備わっていることに気づきます。
私の中の「足りない」が消えた瞬間でした。
そんなこんなで、ここ数年を振り返り思い返し、
あ~、大晦日になってしまった。。。
ただいま、身欠きにしんの棒煮ができあがりました。
明日夫の実家へ。
年越しそばにこの棒煮、入ります!
そろそろ今年最後の就寝時間であります。
「本当に今年も充実した一年でした」
これから先ずっと、
大晦日にこのセリフが語れるようだと幸せなことだと思います。
みなさまどうぞ良いお年を。