Catch of the day

food planner cacoの日々もぎたてスピリッツ・・・

甘く上質なひと粒のちから

2021-03-28 09:11:40 | 


昨年のクリスマスに夫からチョコレートボックスをプレゼントしてもらった。

滅多にないことなのでちょっと自慢したくなった。


どれにしようかな。。。と最初の一粒を選ぶとき

とても「今」に在ります。


が、きっといつかチョコレートボックスのなかに最後の一粒という日がやってくるのです。

嗚呼・・・

先回りして考えてしまう。

いつか空っぽになってしまう。。。なんて思いで口に運ぶとき、

「今」食べている瞬間を忘れている。

食べながらなくなった空間をみつめていると

あ、今食べたのは、何味? だったっけ?

それはいかんのです。

美味しいと感じて食べること大事ですね。


そして、

アーユルヴェーダの観点から、

チョコレートはアーマ(毒)が溜まると云われています。

未消化物とも云います。

が、そんなこと考えながら食べても美味しくない。


確かに食べ過ぎはダメです。

チョコレートの食べ過ぎは首から上にアーマがたまり、

結果、ブツブツになります

要はなんでもバランス。


アーユルヴェーダを学んだあと、

キノコはだめ、ヨーグルトダメ、とか

木の上で完熟したフルーツなら大丈夫とか、

そんなの、シュガースポッツが出たバナナがスーパーに並ぶ頃真っ黒であります。

そして、食べられるものが無いじゃんと、唖然としてしまいました。


が、もっと勉強すればするほど、

アーユルヴェーダでは何を食べてもいいはず、

バランス学であると、考えることができるようになります。


お客様のカウンセリングでは今控えた方がいいNGは伝えますが、

基本的にはどうしても食べたいならこういうものと組み合わせてみてくださいとか、

食べ方をアドバイスしています。

ヨーグルトなどはそのまま戴くよりも

希釈することで消化力をあげるドリンクになります。

アーユルヴェーダではバターミルクというレシピがあります。

バランスをお伝えすることがセラピストのお役目であると思います。


甘いものが欲しくなったら、生蜂蜜を1スプーン。

その習慣が身に着くと、チョコレートの甘さが嫌になって欲しくなくなると書かれていたりしますが。

私自身、チョコレート好きで、

生蜂蜜を食しておりますが、

上質なチョコレートは別。

美味しい。


昔、チョコレートは病に対して処方されていた歴史を持ちます。

パリのサンジェルマンにある、

ドゥボーヴ・エ・ギャレというショコラティエ。

マリーアントワネットの夫ルイ16世の薬剤師だったドゥボーヴと甥のギャレが開く

ショコラティエというのもその名残ではないでしょうか。


上質なショコラは別の時限のエネルギーをもっているような気がします。

今、この瞬間美味しいと感じるひと粒は薬であると。

アーユルヴェーダのオージャス(活力)に繋がっていくのではないでしょうか。


アーマ(毒)についてはどんどん勉強をすすめます。


そして私が発信していくアーユルヴェーダは

無理がなく、バランス学をしっかりと取り入れたアーユルヴェーダを発信していきます。



 
古民家をフルリフォームした平屋の一軒家。
アーユルヴェーダサロン 
August Healing ダーディマです。
www.dadima.jp 



大好きな人と食事するということ

2021-03-14 17:57:17 | ハーブ&スパイス


温まった油の中にスパイスを投入。

シューッと湧くような音、

マインドフルネス。


一気にお鍋の中が満員御礼になり騒がしくなる

たっぷりのスープをジュわっと含むとようやく静かに。


煮込んで、大きなスプーンですくって

ちょっと味見、口に運ぶ瞬間、

調理ルーティンで一番のクライマックス。

料理を最大限に感じる至福シーンかもしれない。

昔からつまみ食いほど美味しいものはないと密かな時間。

こんな風に「今」に集中している時間で作り上げた料理は

とにかく美味しい。


料理は、感性のアンテナをフル回転するので

「今」に集中できると副交感神経が出やすい。


でも、料理作りが慣れとか、当たり前になると周りの景色は一掃されてしまう。

「ねばならない」に支配された時間ほど苦痛なものはない。

アーユルヴェーダでいうドーシャ、

エネルギーバランスが乱れていると、

料理はおそらく苦痛になる。

ヴァータ、ピッタ、カパというエネルギーが整ってくると、

生活が本当に変わるのだと思います。


コロナ禍で家庭の中の環境に変化が大きくあって、

ストレス抱えているお客様、本当に多いのです。

で、胃の調子が悪いと。。。


私、先日カウンセリングで面白いお話をしました。

お食事を戴くとき、リラックスしていますか?

リラックスしたなかでお食事をいただくと、

副交感神経が優位で、消化液が沢山出るのです。


お客様「でも、夫のこと、最近鬱陶しいんです」

―――竹内涼真好きですか?

お客様「すっごく好きです」

―――「お食事中、横に座っているのはご主人じゃなくて、竹内涼真!って。。。爆」

本当にふざけたセラピストですみません。

が、このお客様、竹内涼真を待ち受け画像にして、食事をしたら

だんだん胃の調子が絶好調とか、笑。

すごく笑える、冗談みたいな話ですが、良かったです!???


リラックスして食事をすると唾液もよく出ます。

嫌いな上司と食事をすると緊張して喉が乾いたりしませんか?

これは交感神経が優位になっているのです。

経験ありますよね。

緊張すると喉が乾く。


食事をする時はリラックスをして、大好きな人と食事をしてください。

ひとりなら大いに結構。私は独身生活長かったです。

ものすごく自由でリラックス。

たまに寂しくなったら、竹内涼真を待ち受けに。



 
古民家をフルリフォームした平屋の一軒家。
アーユルヴェーダサロン 
August Healing ダーディマです。
www.dadima.jp 







漆黒の闇で歌いながら

2021-03-13 01:04:40 | ふと思うこと
先日、3.11でした。

10年経った今も、仮設住宅で生活を余儀なくされる方がいらっしゃること、

未だ10年も続いているんです。

こんなことがあっていいのか。

一日も早く、多くの方が心休まる生活を得てほしいです。


先月中旬ごろの地震、怖かったです。

10年前の余震だったとは。

夜の11時頃でしたね。


私が経営するサロンがある横浜の日吉では停電しました。

遅いお仕事帰りのお客様のご予約を戴いていた日で、

お客様は無事にご帰宅されていてほっとしました。

古民家のドアが開かなくなったら困るので玄関のドアを少し開けて確保。

外を見てびっくりしました。唖然。

日吉、漆黒。

あんな暗い光景初めてでした。

新月の頃だったので月明かりひとつないのです。

お月さまのありがたさ。。。


信号全滅の中、車で迎えに来てくれた夫のところまで辿りつくのがもう怖ろしかったです。

近所に「オソナエちゃん」と勝手に私が名前をつけている猫がいて、

(いつもお稲荷さんの前でお供えのように寝ているのでオソナエちゃん)

オソナエちゃんにぶつかったらどうしようかと思うほど見えない。

私が道を照らすのに使用したのがiPhoneの懐中電灯。

この灯りひとつでも自分が暗闇に溶けてしまったように暗いのです。

できれば非常用は周りを大きく照らせるライトが必要ですね。


そして、

サロンのご近所の方々、申し訳なかったです。

夜中の23時ころ、漆黒の道を激しく歌いながら帰ったのはわたしです。

怖かったです。


交差点の信号が全滅でした。

迎えに来てくれた夫と

誘導してくれた神奈川県警に感謝でした 


自宅は停電していなかったので、

電気がついていて温かいお風呂に入れる幸せ。

温かいお風呂に入って、

揺れ、漆黒の闇ではヴァータ(風エネルギー)が強く乱れるんだなあ~と。

恐怖やストレスを感じた時、「温かさ」という温度感は本当にありがたいですね。


非常用の準備、買い揃えてはいたものの、

再度見直そうと思いました。


 
古民家をフルリフォームした平屋の一軒家。
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