Catch of the day

food planner cacoの日々もぎたてスピリッツ・・・

アーモンドとチェリー 

2012-06-05 22:30:48 | 



カチンと音をたて

今まで栄養をたっぷり戴いた種を

強かに追い出し??





スウィートなお風呂にちゃぷんと入り

さっきまでつやつやでやんちゃだった赤い実は

しっとりとしたレディーになる。





今年も1キロ、シロップで煮ました。

これだけあればお菓子作りが愉しくなる。


私は冷めてからアーモンドエッセンスを少し加えます。

チェリーらしくなりますよ。

アーモンドエクストラというのも考えましたが、ちょっと高価ですね。


不思議ですね、アメリカンチェリーの種のなかの仁と

アーモンドエッセンス、同じ香りがしました。

チェリーの仁にはなんとかなんとかっていう毒性のものであまり身体によろしくないので

私のまねをして口にしないようにしてください。


チェリーとアーモンド。

不思議な関係です。


アーモンドにはちょっと切ないギリシャ神話があります。

トロイ戦争へ行った王子様を王女様がずっと待っていて

王子はもう死んだんだと思い悲しんでいる王女の姿を見て哀れに思った女神さまは

王女をアーモンドの木にしてしまったのです。

その後、王子がなんと生きてもどってきました。

王子は葉もない王女の木を抱きしめると

花で満開になったとのこと。

なのでアーモンドの木は葉よりも花が先に咲くそうです。


せつないお話ですね。


音楽界の異端児といわれる?あの作曲家のエリック・サティの作品で

「アーモンドチョコレートのワルツ」なんて面白い音楽もあります。

ちょっと不思議なの。


アーモンドって・・・





そんなことを考えながら

チェリーとアーモンドをチョコレートの中に封じ込めました。

チョコレートブラウニーっていうか

チェリーブラウニー。


日本人は唾液の量が少ないのでパサっとした焼き菓子は苦手。

焼き菓子を焼く時は

低い温度でじっくり焼くと、

なかはいつまでもしっとりとした感じに仕上がります。





チョコレートがしっとりとしたタイプ。

二つだけにしようと思ってもきっと後からもう一つ食べたくなる。

だから今日は三つまで。


甘酸っぱいチェリーはやっぱりこの季節のもの。

これから梅雨のお天気は心が少しブルーになりがち。

甘酸っぱいこんなお菓子を焼きながら

素敵なストーリーや音楽、

芸術に少し触れて明るく過ごしましょ。


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ひとりワンプレートご飯

2012-05-30 23:39:03 | 



切干大根とかひじきは頻度高く作ります。





最近流行りの塩麹を作って日々大活躍しています。

カブは旬ではないけど・・・

塩麹に赤梅酢を合わせて2時間ほど漬け込むだけです。

赤梅酢は昨年梅干を漬けた時のものです。





こちらも簡単ガーリックシュリンプ。

塩麹に生姜とニンニクのすりおろしを合わせ海老を漬け込み

フライパンで焼くだけです。





玄米を白米とあわせ炊いたものをおにぎりに。

具は生姜、ごはんに混ぜるだけのわかめ、カブの茎の塩漬け。


蓮根は天ぷらにしました。

で、本日のフルーツはパイナポー。

パイナップルの缶詰があったので。


ワンプレートご飯にすると

どれだけ食べたかがよくわかります。

和食は好きだけど、

ひとりご飯の時は

THE 和 みたいなのよりはこんな風が好きです。

食べ合わせもたっぷり取り入れています。





普段は白湯をたくさん飲むようになりました。


でも、本日はひとりご飯。

ちょっと良い感じの時間にしたくなり飲み物は柘榴ソーダ、ノンアルコールです。


明日も早いので、おやすみなさいませ。

THE 健康!


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食べ合わせ

2012-05-29 22:23:16 | 



以前作ったチェー(東南アジアのかき氷)の画像です。

画像整理していたら出てきました。

アイスクリーム指数が上昇してくると

私はこういうフルーツがたっぷり入ったチェー(東南アジアのかき氷)が恋しくなります。


底にある紫色は何で作ったかよく覚えていないのですが、

ムラサキイモのアイスクリームかプリンだったかと。

フィリピンのマニラに行くと、

濃い紫色をしたウベアイスクリームというのがあるんです。

タロイモの一種ですごく美味しかった。

時々思い出してムラサキイモのアイスクリームはよく作ります。

ウベとはちょっと違うのですが。


東南アジアではフルーツ天国の季節ですね。

マンゴスティン、ランブータン、パッションフルーツ、

スターフルーツ、ドリアン。


私はフルーツが大好きで独身の時はほぼ毎日。

結婚した頃、朝食がフルーツだらけで主人に嫌がられました。

お医者様から南国のフルーツは身体を冷やす役目があるので

冷え症の私にはそういうフルーツはあまりお薦めできないと言われました。


いろいろお年頃で女性ホルモンのバランスもくずれ

身体が思うようにならずちょっと苦しい日々でした。

最近、「食べ合わせ」を使うようにしました。

なるべく日本の旬のフルーツで。

さくらんぼとヨーグルトは動脈硬化予防。

ビワのベータカロテンとキウイフルーツのビタミンCの組み合わせは

風邪予防にいいそうです。

ブルーベリーのアントシアニンは単体でも目に良いのですが、

ヨーグルトのたんぱく質と出会うと肌荒れ解消になりますよ。


そろそろ梅干を仕込む季節ですが、

この梅干のクエン酸はイカのたんぱく質と出会うと疲労回復に

効果を発揮してくれるそうです。

和え物にするのもよさそうだしパスタもいいですね。


お味噌汁にワカメを使う時、生姜を千切りにして少しだけ入れると美味しいですよ。

高血圧予防になるそうです。


身体にいいからと不味いものを我慢して食べたり、

食に対してストイックになるのはあまり好きではありません。

脳が喜ぶ、心地よく感じるのを大切にしています。

食べたいと思う時、その食品を身体が欲する理由があるものです。


だから、ふふ、

アイスクリーム指数が上がってきたらね、食べたいね。

身体に良い組み合わせのチェーを考えたいよ。


明日、ジューススタンドバーへ行く人は、

メロンと牛乳の組み合わせがあったらぜひ。

動脈硬化にいいそうです。

わ、ミルクメロンていいやん。


身体の内側から綺麗になって

心の老廃物もこの際出しちゃうことにします。


毎日の食卓に使用している私のバイブルをご紹介。

野菜、果物、木の実、魚介類、肉、卵、乳製品、

穀類、豆類、海藻類、

かなりの品目が出ています。

ハンディタイプで、お薦めです↓


からだによく効く 食材&食べあわせ手帖
クリエーター情報なし
池田書店
 


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幸せな食卓

2012-05-20 21:20:01 | 



素材がほんとうはどうしてほしいのか?

食材とコミュニケーションとってみると

変化が起こった。


長く冷凍してしまった特売のビーフ。

素材への感謝の思いで、
ビーフに話しかけてみた???  


解凍後特有の臭みが出たまま調理をしてほしくないらしい。

フランス料理のプチサレ(塩漬け豚)の調理法をアレンジし、

程よい塩分のハーブ液+赤ワインに一晩漬け込んでみた。

思った通り。

臭みが抜けるどころかすごくいい香りになっていました。

塩というのは本当に素晴らしい。

さらに冷蔵庫に残っていた赤ワイン、フォンドヴォーでコトコトと。





週末のわが家のランチは 

フランスの田舎風ごはんでした。

プロバンスのちょっとおデブなマモンがつくってくれそうなご飯。


食べ終わった後、

夫が言ってくれた嬉しいひと言。

すごく上質なものを食べたって感じがすると。


いつも「美味しい」って言ってくれて

感謝しているのです。





ちょっとしたことだけど

いつもと同じように茹でた枝豆も

わが家では時々気分を変えて香りの塩水に漬けておきます。

沸騰したお湯に程よい塩と山椒の実、赤唐辛子を入れ冷ましておきます。

ここへいつもと同じように茹でた枝豆を漬けておくだけ。

これからのシーズンはおすすめですよ。


いつもの食材に少し語りかけてみる。

どうしてほしい?


相手の良さが理解できるまでコミュニケーションをとると

食卓に幸せが舞い降りてくる。



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もったいない

2012-04-17 20:54:24 | 
毎日の食事で、

結構「もったいない」ってあります。





普通のタケノコがなかったので

あり合わせで筑前煮にしたお鍋の底の残りもの。

このくらいしか残っていない場合は

すべて細かく刻んで





マッシュしたポテトに煮汁ごと混ぜ合わせると

丁度いい和風のコロッケ種になります。





で、朝食におむすびと温かいお味噌汁。

おかずは前日の残り物、蕨(わらび)とお揚げの炊いたんです。春ですね。

この時も蕨とお揚げの煮汁を

出し巻き卵に使いました。


煮ものをした後にお鍋の底にすこ~し残る煮汁は

最後の1滴まで重宝します。





タケノコをご近所さまから戴き、

ヌカと赤唐辛子で炊きました。


タケノコごはん、タケノコの天ぷら、やわらかい姫皮の部分はお味噌汁に、

残りはワカメと一緒に若竹煮に。

お庭の山椒がまだ芽吹いていないので残念。

天ぷらの生地には粉山椒を入れて揚げました。


食い気に走り、完成画像撮りわすれ。


このメニューから明日はどんなもったいないが残っているのか・・・

「もったいない」を考えるとキッチンに立つのが愉しいなあって思います。



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今頃になって・・・

2012-04-14 22:25:10 | 



今頃になって味噌作り。

今年はかなり出遅れました。お恥ずかしい。

本当は2月の寒い時がベストなのですが、

今年に入ってゆったりとした時間がなくなりました。

で、今頃です。


有機の大豆1キロを2日間水に浸けてから炊きました。

金属の刃は使わず、

木の素材で何度も繰り返し叩きつぶし、

塩と麹に大豆の煮汁にと・・・

手で触れるそれだけで疲れが取れるから不思議。


ここのところ夜中帰宅して、急いでお風呂に入り、再びデスクワーク、

朝方1~2時間ほどの仮眠で再び老体かかえて仕事へ。

さすがに身体に疲れが蓄積されて。

というより、一日中パソコンかかえての電磁波の影響ですかね。

なんか、身体が妙です。

で、仕事関係の方から痩せたねと・・・はい2キロ痩せましたが

ここ貯め食いでまた元に戻ったと思います。


だから味噌が手に絡みまくる?

こんな時間は癒しのひと時で、時間が止まったようでした。

まあ、絡まれて嬉しいなんて変ですが。





仕込み終了しました。

今年は初めて玄米麹を使いました。

玄米麹で作るとコクのある美味しいお味噌ができるそうです。


で、もうすでに美味しい。





このまま冷暗所で寝て戴きます(一緒に寝たい)

出遅れたけれど、今年の秋には大丈夫かな?

美味しい出会いがあります、きっと。





で、こうなったらついでに最近流行りの塩麹も作っちゃおうと。

こちらは米麹で。

麹と水と塩を混ぜ合わせるだけなのに

2日目にはすでに甘い甘酒のような香りがしてきました 

10日ほどで完成だそうです。

新しいアイデアに挑戦してみるつもりです 

こういうワクワクっていいものですね。

忘れるところでした。


発酵食品で体質改善をと思っています。

で、「体力をつける」が今年の目標です。


梅干しも残りわずかになってきました。

今年もたくさん漬けなきゃ。梅干、梅シロップ、紫蘇ジュース・・・

そんな季節がもうすぐやってくる。

今から愉しみですね。


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自家製ラムレーズン

2012-04-10 23:21:17 | 



賞味期限がそろそろ切れそうなレーズンは

ラムレーズンにします。





市販されているたいていのレーズンは

表面が植物油などでコーティングされています。

これをお湯で洗い落してから

100度のオーブンで30分ほど乾燥させます。

ひたひたのラム酒につけて二日以上置けば

自家製ラムレーズンの完成です。





ラムレーズン入りなら

ゴツっとしたタイプのクッキーがいい。





生地にラムが溶け込んだのか

ひび割れた間から良い香りがします。

菜種油でヘルシー仕上げのクッキーで

とても美味しいのですが、

ラムレーズンとの組み合わせには

やっぱりバターが恋しい。


たまにクッキーを食べる時くらい

バターたっぷりでもよかったかな。


今度はラムレーズンとバターたっぷりのマフィンにしよう。

サブレ生地でレーズンサンドもいいですね。


ドライレーズンに飽きてしまったら

自家製ラムレーズン。

すっかり新しい食材に生まれ変わりました。


小さな力をプラスすることで

素敵に変化するものって日常にたくさんあります。


日常が当たり前になってしまうと

気づかないのかもしれませんね。


私は今、とても大きなおおきなものを動かしたいのですが

いとも簡単に動かせる小さな力を探しているところです。



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オリジナルを知るということ

2012-02-07 23:43:37 | 
先日の大学の講義で

生徒の方々からメールを戴いており、

みなさんいろんなことで悩んでいて素敵です。


インプットとアウトプット。

講義でも少しお伝えしましたことを再度。





ピタパンの中に入ったひよこ豆のコロッケ、ファラフェル。

パリでも人気のフードです。

これを知ったら





必ずお家でも作ります。

これがアウトプット。





パリのカフェで見かけるマンタロー。

ミントシロップとミネラルウォーターを割るだけのドリンク。

これをアレンジして





マンタローフラッペというのを作りました。





スパイス屋さんやエスニックフードの多い街にあるピカソ美術館。

モダンテイストでエスニックな香りを連想して





ブラマンジェを作りました。

デッサンで使用する木炭などもイメージに入り込んできます。

白と黒のモダンテイストにコリアンダーシードを使いました。

これはこの街を知らないと連想できないのです。


生徒さんにも伝えましたが

オリジナルを知るということ。

これはとても大切です。


その地を歩いて生きたオリジナルを知り

オリジナルに敬意を表す。

それから初めてアレンジができます。


最近はネットでなんでも情報を手に入れることができます。

でもそれは一本の線つながりの情報。

本当の空気感のなかで得た情報であれば

線ではなく面で情報をとらえることができるのです。


デジタルばかりではなく

アナログも大切だともいえます。


本日、打ち合わせでした。

また新しい仕事に挑戦します。

新しいことはドキドキするけれど

このドキドキで得た経験は

最高のオリジナルになるのだと思います。


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神戸で外せない大好物

2012-02-05 21:54:00 | 



これが神戸っ子の食べ方。

ソースをつけて、さらに三つ葉たっぷりのお出汁につけて戴きます。

神戸ではいつも「たちばな」で戴きます。





フロインドリーブのダッチクランツ。

これは学生の頃からの大ファンです。

すぐに売り切れるので予約を入れておきます。





キャラメリゼされたアーモンド、

フォンダンクリームがかかっているけれど

甘過ぎず。

他のクッキーもパイも美味しい。

私が絶対に外せないお店です。


あっという間に・・・無くなってしまった。

もう少し食べたい。

これがいいんだな。


仕事で試食の日々がずっと続いています。

そろそろ真剣にダイエットしないとなあ。

本当はあまり食べる方ではないのです。

なんていうと食に情熱がないととられると困るのですが

実は胃袋が小さい。

だから美味しいものを少量派なのです。


メニューをプランニングする時や

スタイリングや撮影する時は

なるべくハングリーな状態にしておきます。


人は少しハングリーなほうがいいのですが。

mmm・・・体重が戻らない。

なら何故食べるのか。

でもね、たこ焼きとダッチクランツだけはダメ。

大好物は外せない。


昨日、神戸から戻りました。

明日は現場で打ち合わせです。



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シューケット  Chouquette

2012-01-29 22:33:07 | 


昨日失敗したパータ・シュー(シュー生地)改善中。

本日、再度シューケットを仕上げました。

今日はしっかり膨らんで

パールシュガーがカリカリと美味しい。





フランスのお菓子も

日本の和のコーディネートと出会うと

新しい風が吹くのです。


色をコーディネートするとしたら

何色を使いますか?

春が待ち遠しいですね。

パステルカラーで素敵な和をコーディネートしてみたい。

海外の方に日本の和の良さをどんどん伝えたいですね。





小ぶりなシューケットに

クリームを入れたら

シュークリームとしても最高でした。


シュー生地はまだまだ。

でも昨日よりも進化しました。

独学って失敗も多いけれど、

失敗したものがもったいないから

それを使って何かにアレンジしようとします。


不思議ですが、そんな時に新しいアイデアが

誕生したりするものです。



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