保育園では2~3才の保育園児たちの喧嘩が絶えません。
絵本やおもちゃを独占したり、
取り上げられたり・・・。
あちらこちらで泣き叫びの嵐。
自我が顔を出し始めます。
押したり引いたりを覚える時期。
時々つじつまの合わないような行動に出くわします。
給食が終わると歯磨きの仕上げをしてくださいとやってくるのですが
途中で歯ブラシを私から奪い取り、床へぽいと投げて笑ってるんです。
私がどうするか?を試しているそうです。
(私がどう対処するかはまたの機会に)
子供は実にユニークです。
そんな時期にひとりごとが多くなるように思います。
理論的にはいろいろな説があります。
ヴィゴツキーの理論というもので問題解決のための独り言というのが
これにあてはまるのでしょうか。
そんなシーンを見ていて思うことがあります。
それは不思議な表現かもしれませんが、
いつも一人のようでひとりでなくて
まるでもうひとりの自分と心の中で対話するような瞬間があるのです。
ぼーっとアルファ波の瞑想状態のような。。。
自分のなかの自分にしっかり軸を立てながら
ぶれないように成長していく作業のようにも見えます。
この頃の子供たちは何者にもコントロールされることなく
本当の自分を表現してきます。
子供って神秘だなあ。
あんな風に本当の自分をむき出しに表現することは
嘘がなくたまらなくチャーミングです。
私はとても長い間、他人に対して謙虚ということに違和感を抱いてきました。
何者にも怖れることなく
これが私だというものを精一杯表現する。
他人の評価を優先するのではなく
本当の自分に向かい合ってみる。
「本当に欲しいものは何ですか?」
真摯に向かい合いたいもう一人の自分。
自分自身にこそ最高に謙虚であれと思うのです。