Dawn of a new day

お布団の温かさに包まれて

鼻だけがキンキンに冷え

その様子は布団ごと暗く冷たい部屋に包まれており、

その部屋は外の凍えるような世界に包まれている。


つまり冬の朝のお布団に包まれた私はマトリョーシカの一番中心にいる小さい子で

夜明け前の外と内の落差に葛藤し

なんでこんな弱虫なんだろうと

長い時間をかけてやっと外へ出る。


そんな私が神戸の実家へ帰ると

マトリョーシカの内側から爆破するように強い意志で起きる。

実家で年老いた父が起きてきた時、

お部屋を温かくしておきたい。

ひとりじゃないことを感じてほしいという娘の思いだ。

誰かを守りたいという思いから生まれる強さかもしれない。


年末の30日の午前3時に起きて

早朝の新幹線で夫と神戸へ向かった。

年末年始は神戸でお正月でした。





早起きのご褒美、そう感じた。

冷たい新幹線の窓から遠く大きく赤い富士山。

むせるほどの白く凍えるような空気を想像しながら

心がとても温かい。

冬のこんな落差は素敵だ。





ひとりの時は新神戸から実家へ直行だけど

夫が一緒の時は三宮で降りて散歩するように

ウィンドウショッピング、

美味しいコーヒーを飲んで

明石焼きを食べてから帰る。





神戸での年越し、

いつもはゆく年くる年みながら除夜の鐘を・・・だったけど

元旦のおせちの準備もＯＫ。

今年は２１:００にお布団へ直行。

以前帰った時に寝具を整えておき

気持ちよいお正月の朝を迎えることができました。


ん～、白みそに三つ葉と柚子の香り・・・届きますか。


今年も日々新しい一日の夜明けを重ねていきたいと思っています。

今年もよろしくお願いいたします。




　

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