今年の春は季節を読みにくいところがあります。気温が低く、風も冷たい日がいつまでも続いたかと思うと、今日のように急に暖かすぎる日があったりするからです。
確かに花はどんどん咲いているし、フキノトウはとっくに終わっているし、タラの芽も芽から葉になっているものがあると思えば、場所によっては、やっと芽らしいものが出てきたというものもあるし。 植物も、戸惑っているのかなと思うくらいです。
比較的近い町、桜川市の岩瀬という地区にある桜を見に行きました。ここは山桜のはずなので、まだ大丈夫かなと思って行ってみたら、かなり散ってしまっていました。今年は桜と山桜がほとんど同時に咲いてしまいましたから、やはりこちらももう盛りを過ぎてしまっていたんですね。
紀貫之の歌の碑が境内にありました。
い津よりも春へ尓那連ハ
佐久ら河波の花こそ所
満なくよ須らめ
後撰和歌集では
つねよりも春べになればさくら川なみの花こそまなくよすらめ
となっています。
神社に続く公園では、このように桜はほとんど散ってしまって山桜ではない品種の桜が残っていました。
ここは何度か訪れたことがあり、その度に書いていますが、その昔は、西の吉野、東の桜川(磯部)と言われたほど有名であったそうです。
私のブログでは
http://blog.goo.ne.jp/classic555/e/5dc80f9c10c757d4009fae8abfdbea9b
http://blog.goo.ne.jp/classic555/e/aee4c6ab4e51086ebd96d8805bba1b77
上の記事で出てきた「昨日」の文です
http://blog.goo.ne.jp/classic555/e/c981427bb58600e9a5b65b982bc3a8e2
で紹介しています。
山の端の霞むけしきにしるきかな今朝よりやさは春のあけぼの 西行
常陸太田でも九州臼杵国から親を訪ねてきた「二孝女物語」があります。不思議です。
それよりも、よく賊に襲われず命も落とさず来られたものかと思います。
もっとも、命がなくなったら物語も成立しないでしょうけど。
常陸太田の話は、知っています。お寺にその話が残っていたとか。そして、現代になってあちらの人たちとの交流があったとか聞きました。
桜にまつわる秘話というか悲話、逸話が沢山ありますね!
山形の置賜桜回廊も、逸話がある桜を愛でる事が出来ます。
spaさんの過去のブログで気づいたのですが、やはり例年の桜はまだまだ早く咲いていましたね!
朱鷺が子供を産んだのも、おかしな気候のせいみたいな気もします。
そうですね。各地にいろいろな話があるのでしょうね。
そうなんですよ。普通の年はもっともっと早く咲いていました。
なるほどね。朱鷺のことも。確かに、普通の年ではない年に生みましたからね。
夜ストーブを焚かなくても居られるようになったのがありがたいです。
確かにつつじは異常ですね。
ストーブは終わりになりましたか。ということは、ピザもおしまい?