歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

新潟市⑬ 旧第四銀行住吉町支店を見学

2012年02月15日 | 旅の話し
昨日の続きです。

それで、旧第四銀行住吉町支店の内部に入ります。

“ぽるとカーブドッチ”でランチを頂くのです。“ぽると”はイタリア語で港でした。フランス語でポート、そう云えば、あっち、こっちに、ポート○○とか、○○ポートとか、何て云うのがありました。

“カーブドッチ”と云うワイン屋さんが経営する、港を望むレストランなのです。

入り口です。壁は大理石で、天井は真っ白な漆喰。


元銀行のカウンターも大理石。


床はタイル貼り。傘立てのビニール傘がチョットです。


電話は個室です。そもそも、電話なんてものは、個室で密かに、周囲に聞こえないように、静かに話すものでした。携帯電話が普及してから、周囲を無視して大声で話す愚か者が増えました。


ワイン屋さんですから、いろいろ並んでいます。


なかなかイイ感じです。


広く、高く、真っ白い天井。この白さは解体移築時の色ですが、これは、これでイイものです。歳月が経過して、白さに陰りを見せ始めると、また、それは、それで、イイ味わいになるのです。


テーブルには、客の姿はありません。開店前なのです。


銀行強盗がカウンターを乗り越え侵入して、札束を強奪するのを防ぐ柵です。それなりに装飾が施されているのがイイです。ホント!歳をとると、昔のものが、古いものが、何でも愛おしく見えてくるです。


でも、しかし、やっぱり、今の銀行建築では、居抜きでレストランの営業には無理があります。やっぱり、造りに遊びが無いのです。それに、内装材に化学工業製品を多用しているので、歳月を経過すると、劣化が進行するだけで、最後には単なる産業廃棄物になってしまうのです。


そろそろ、開店しても・・・・・・。


準備が整った様子なので、店に入ろうとしたら、“開店は11時半からです”とキッパリ云われてしまいました。入り口には準備中とかを告げる札も、進入を防ぐ鎖も、立て看も、特に有りませんでした。

時計を見ると11時25分でした。5分位で!何で!役所かァ!と一瞬、ムッと、したのです。歳をとると、気が短くなるのです。

連れの“モゥ!なに考えてるの”との視線をこちらに向けて、“もう少しだから、あっちで待ってョ”と云われたのでした。

それで、あっちの資料室で、ビデオで解体移築の様子を見たり、


こんな写真と説明とか、


こんな説明と写真とか、


こんな写真とか、


こんな欠片とか、スイッチとか、コンセントとか、


天井の漆喰の欠片とか、シャッターの巻き上げ機とか、


現役の真鍮製のドアノブとか、いろいろ眺めて時間をつぶしたのです。まあ、それは、それで、ケッコウ楽しかったのです。


11時半を少し過ぎたところで、従業員の女性が開店を知らせに来ました。


いよいよ、一年以上前から決めていた、“ぽるとカーブドッチ”でのランチタイムです。


今日は、ここまで。


それでは、また。

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