歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

ボケ防止で中国との尖閣問題に思いを巡らす その2 ゼニカネの問題

2012年10月16日 | 健康
昨日の続きです。

今朝はイイ天気で、食後2時間の血糖値も“146mg/dl”で、気分はイイのです。

それで、中国ですが、何故に? あのような反応をしたのか?です。そこで、共産党独裁政権について、先ず考えてみます。

中国の政治も一枚岩ではありません。いろいろな勢力のバランスの上に成り立っています。これまで、テレビ、新聞、雑誌、ネットで知り得た情報に、私の独断と偏見とを加えて、大胆な見解を述べます。

1.“経済改革開放積極派”これが今のところ主導権を握っています。尖閣に対しては「現状維持」です。

2.“経済改革消極派”これは軍人が中心で、尖閣に対しては「強行派」で“軍事力を行使してまで“領土奪還”を考えています。

中国は、過去にも、インド、ソ連、ベトナム、との領土紛争で戦火を交えています。戦争に対してのハードルは、日本より、ずっと、ずっと、ずっと、低いのです。

この二つの勢力がメインなのです。よく言われる、“太子党”と“共産主義青年団”は、上記の二派に混在しているので、単純に対立勢力とは云えません。

それで、現在は改革積極派が主導権を握っていますが、世界的な経済の停滞により、中国の経済も停滞期に入りました。あらゆる矛盾が噴出し始め積極派に陰りが見えてきました。

権力は2派に別れていますが、しかし、国民の間には、

3.国民の大半と云うか、99%と云うか、その彼らは、人権を無視され、低賃金で格差に苦しんでいるのです。

特に、農村から都市に出稼ぎに来ている“農民工”の存在です。改革開放の、矛盾と云うか、失敗と云うか、集中的に体現しているのです。

4.都市部の高学歴層も、大家族主義の中国では、“コネ”が無ければ、企業でも、役所でも入り口は狭く、入ったとしても出世は無いのです。彼らは、人権、自由、民主主義を主張し、共産党の一党支配に批判的です。


まとめます。

今回の尖閣騒動は、支配層の「改革積極派」と「消極派」の主導権に、変化が起きていて、改革積極派には「強行姿勢」の選択肢しかなかった。

※昨日の主張とは多少異なっていますが、日々変化しているのです。何と云っても、ボケ防止ですから。

軍部強行派を意識し、農民工の反乱を意識し、インテリ層の一党独裁批判を意識し、その結果が、公安の指導した統制されたデモとか、無秩序な破壊騒動とか、毛沢東の肖像を掲げる共産主義原理派とか、いろいろな勢力が入り乱れて、今回の騒ぎになったのです。

但し、インテリ層は街頭行動には参加していないのです。自由と人権とかを叫べば一発で逮捕監禁です。すべてが政府の指示で動いたのではありません。

それで、突然、中国の現代史ですが、毛沢東に指導された、抗日戦争、国共内戦、“社会主義革命”の段階。

毛沢東の文化大革命の失敗し、小平に指導された経済の改革開放と云うか、“国家資本主義革命”の段階。

そして、いま、経済改革の矛盾が露呈し、支配層の腐敗が進行し、今度こそ、農村が都市を包囲し、新たな、自由と解放への入り口に差し掛かりつつ・・・かも。

話しが、かなり、真面目で大胆で抽象的になってしまった。

兎に角、経済大国になった中国ですが、それでも、世界にも貴重な“絶滅危惧種”の共産党に支配された国家です。

改革開放積極派も、消極派は、国内矛盾を抱え、それでも共産党の一党独裁体制を守ることでは一致しているのです。

一党支配は、思想とか、理想とか、政治とか、そんなモノとは関係なく、“地位とコネと蓄財”の、“ゼニカネ”の利害で一致しているのです。

やっぱり、世の中、ゼニカネなのです。特に、中国ではより強烈にゼニカネなのです。

でも、カネの切れ目は、縁の切れ目なのです。経済の破綻で、中国は空中分解するかも知れません。そも、そも、あの巨大な人口と面積の国が、一枚岩で居られる訳はありません。

中国4千年の歴史を見ても、そろそろ・・・なのです。

ですから、日本としては、相当に、慎重に、冷静に、毅然として、尖閣問題を処理しないと“中国4千年的?争い”に巻き込まれてしまうのです。

領土問題は、やっぱり、棚上げとして、無かった事にしなければなりません。

でも、野田民主党政権はそれどころでは無いのです。中国も政権交代が11月にあります。中国も、日本も、次期政権の形が確定するまで、暫く様子見なのです。

11月の中国共産党大会は如何に、次回総選挙の結果は如何に、なのです。

2013年は、かなり、激動かも? 来年の話しはチョット早かった?

それでは、また。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする