今朝は、とても、とても、涼しいです。
今朝は、タオルケットにくるまり、忘れていた“寒い!”と云う感覚を久しぶりに味わいました。これが平年並みだそうです。
それでは、映画『うさぎドロップ』です。
原作は人気漫画だそうで、アニメ化されテレビでも放送されたそうです。私は観たことも聞いた事もありませんでした。
今回も、いつものように“NHKBS”での放送を録画しての鑑賞です。
映画は2011年8月の公開です。2011年と云えば、東日本大震災で、大津波で、原発メルトダウンで、世間は騒然としていた頃です。
映画の公式ホームページを見ると、“まわりを見渡せば、世界は愛で溢れてる”となっていました。フツウ、こういうことは、小っ恥ずかしくて云えません。
まあ、そんな作品で、愛菜ちやんは健気で可愛いく、松山ケンイチは子育てに目覚め、一生懸命に子育てに励み、周りも優しく応援して、めでたし、めでたし、で、チャン、チャン、と、なって、ハィ!終わり。
それでは、身もフタも無いのです。
それで、“りん”役の芦田愛菜ちゃん、不気味な登場でした。お祖父ちゃんの隠し子なのです。
何故か“独身の孫”松山ケンイチが、隠し子を預かるのです。愛菜ちゃんが可愛い手でオニギリを握り、二人で食べるシーン、オジサンはウルウルしてしまいました。
独身の孫“大吉”ですが、衣料品販売のそれなりの大手企業でユニクロ的で販売統括的な仕事をしていて、グループリーダーで、それなりのエリート社員なのです。
でも、しかし、仕事は厳しいのです。残業は当たり前、子育てとの両立など不可能なのです。ユニクロ的?、マックロ的?、ブラック的?企業なのです。
そう云えば、世間から“ブラック企業”と名指しされたユニクロやワタミの社長が、弁解と云うか、反論というか、抗議というか、いろいろ云っていますが、本人としては、何で?どうして?私のどこがいけないの?状態だと思います。
無理難題を社員に課し、精神的、肉体的に追い詰め、最後は精神も肉体もボロボロになり自ら命を絶つ社員・・・、異常な社内環境のブラック企業。
でも、しかし、渦中の人間、特に上層部、特に創業経営者は、自分が辿って来た道であり、徐々に出来上がってきた異常な社内風土は、別段、異常とは感じとれないのです。
異常環境で異常を感じられないのは異常で、異常と感じるのは正常なのです。
そう言うところが、とても、とても、異常なのです。異常な社風で急激に拡大した企業は、創業者が居なくなり、創業者のマインドコントロールから醒めたその時、急激に衰退するのです。
話しが、話しが、とても、とても、逸れてしまった。
それで、大吉は子育てを優先して、エリート部門から残業の無い、現業部門の商品発送の現場に、自ら申し出て移動します。この筋書きは現実には、ちょっと、なかなか、ありえません。
現場は怖い顔の、柄の悪いお兄さんがいっぱいなのです。でも、しかし、みんなイイ人なのです。この辺はステレオタイプの描き方。
兎に角、少子高齢化です。でも、しかし、世の中の企業は“総論賛成各論反対”なのです。
世間話はここまで、兎に角、テレビや映画の画面に、自分の知っている場所が映し出されると、何故か興奮して、“ココ知ってる!”とか、“アッ!あそこだァ!”となるのです。
この作品、土浦市が、いっばい、いっぱい、出てくるのです。
これは、去年?閉店したヨーカー堂の店内。店内のシーンはいっぱいあります。
こちら、市街地と郊外のバイパスを結ぶ高架の連絡道路脇にある“MALL505”です。
ここにも、
ここにも、
モールは映し出されます。たぶん、高架の歩行者専用通路ですから、ロケの際に一般の通行者を排除し易ですから、街頭シーンの撮影にはとても便利なのです。
でも、ホントは、モール505の三層の商店街には、普段は、とても、とても、寂しく、映画のように人影はありません。
こちらが、普段の“MALL505”です。
上も、下も、人影は疎ら。
こちら、常磐線のガード。幼稚園を脱出した愛菜ちゃんとお友達が歩いています。
こちらが、そのガードを撮った私の写真。この風景、わりと好きなのです。
ガードの先、青空と白い雲を背景に、頭を出す“MALL505”と、ガード下の暗闇のアンバランスがシュールなのです。でも、しかし、写真ではその辺りが表現出来ていないのが残念。
それで、一番驚いたのがこのシーン。
こんな、中心部から離れた、こんな道路下が、こんな形で登場するとは、とても、とても、意外でした。
この道路下には、以前、たぶん、東日本大震災の1年ほど前だった思います。ホームレスの方が住んで居たのを見て“とうとうここまで来たかと”思ったりしたのです。
兎に角、『うさぎドロップ』は、私の知っている土浦が、いっぱい、いっぱい、映し出されたので、とても、とても、楽しい作品でした。
それで、題名ですが、リンがダイキチにウサギの髪型にしてと云うシーンがあったので、髪型と思っていたのですが違ったようです。
ウサギはとても寂しがりやで、一匹だけにすると死んでしまうとの伝説?があるそうです。そして、人間も一人では生きていけない寂しがりやの動物、ウサギが垂らすのは、耳ではなく涙、“うさぎドロップ”はウサギの涙なのです。
と、云うことで、本日は、映画には、いろいろな楽しみ方があると云うことでした。
あっ、そうだ!ひと言、忘れていました。このチビの泣くシーンは、とても、とても、臭い芝居で興ざめしました。
以上、終わり。
今朝は、タオルケットにくるまり、忘れていた“寒い!”と云う感覚を久しぶりに味わいました。これが平年並みだそうです。
それでは、映画『うさぎドロップ』です。
原作は人気漫画だそうで、アニメ化されテレビでも放送されたそうです。私は観たことも聞いた事もありませんでした。
今回も、いつものように“NHKBS”での放送を録画しての鑑賞です。
映画は2011年8月の公開です。2011年と云えば、東日本大震災で、大津波で、原発メルトダウンで、世間は騒然としていた頃です。
映画の公式ホームページを見ると、“まわりを見渡せば、世界は愛で溢れてる”となっていました。フツウ、こういうことは、小っ恥ずかしくて云えません。
まあ、そんな作品で、愛菜ちやんは健気で可愛いく、松山ケンイチは子育てに目覚め、一生懸命に子育てに励み、周りも優しく応援して、めでたし、めでたし、で、チャン、チャン、と、なって、ハィ!終わり。
それでは、身もフタも無いのです。
それで、“りん”役の芦田愛菜ちゃん、不気味な登場でした。お祖父ちゃんの隠し子なのです。
何故か“独身の孫”松山ケンイチが、隠し子を預かるのです。愛菜ちゃんが可愛い手でオニギリを握り、二人で食べるシーン、オジサンはウルウルしてしまいました。
独身の孫“大吉”ですが、衣料品販売のそれなりの大手企業でユニクロ的で販売統括的な仕事をしていて、グループリーダーで、それなりのエリート社員なのです。
でも、しかし、仕事は厳しいのです。残業は当たり前、子育てとの両立など不可能なのです。ユニクロ的?、マックロ的?、ブラック的?企業なのです。
そう云えば、世間から“ブラック企業”と名指しされたユニクロやワタミの社長が、弁解と云うか、反論というか、抗議というか、いろいろ云っていますが、本人としては、何で?どうして?私のどこがいけないの?状態だと思います。
無理難題を社員に課し、精神的、肉体的に追い詰め、最後は精神も肉体もボロボロになり自ら命を絶つ社員・・・、異常な社内環境のブラック企業。
でも、しかし、渦中の人間、特に上層部、特に創業経営者は、自分が辿って来た道であり、徐々に出来上がってきた異常な社内風土は、別段、異常とは感じとれないのです。
異常環境で異常を感じられないのは異常で、異常と感じるのは正常なのです。
そう言うところが、とても、とても、異常なのです。異常な社風で急激に拡大した企業は、創業者が居なくなり、創業者のマインドコントロールから醒めたその時、急激に衰退するのです。
話しが、話しが、とても、とても、逸れてしまった。
それで、大吉は子育てを優先して、エリート部門から残業の無い、現業部門の商品発送の現場に、自ら申し出て移動します。この筋書きは現実には、ちょっと、なかなか、ありえません。
現場は怖い顔の、柄の悪いお兄さんがいっぱいなのです。でも、しかし、みんなイイ人なのです。この辺はステレオタイプの描き方。
兎に角、少子高齢化です。でも、しかし、世の中の企業は“総論賛成各論反対”なのです。
世間話はここまで、兎に角、テレビや映画の画面に、自分の知っている場所が映し出されると、何故か興奮して、“ココ知ってる!”とか、“アッ!あそこだァ!”となるのです。
この作品、土浦市が、いっばい、いっぱい、出てくるのです。
これは、去年?閉店したヨーカー堂の店内。店内のシーンはいっぱいあります。
こちら、市街地と郊外のバイパスを結ぶ高架の連絡道路脇にある“MALL505”です。
ここにも、
ここにも、
モールは映し出されます。たぶん、高架の歩行者専用通路ですから、ロケの際に一般の通行者を排除し易ですから、街頭シーンの撮影にはとても便利なのです。
でも、ホントは、モール505の三層の商店街には、普段は、とても、とても、寂しく、映画のように人影はありません。
こちらが、普段の“MALL505”です。
上も、下も、人影は疎ら。
こちら、常磐線のガード。幼稚園を脱出した愛菜ちゃんとお友達が歩いています。
こちらが、そのガードを撮った私の写真。この風景、わりと好きなのです。
ガードの先、青空と白い雲を背景に、頭を出す“MALL505”と、ガード下の暗闇のアンバランスがシュールなのです。でも、しかし、写真ではその辺りが表現出来ていないのが残念。
それで、一番驚いたのがこのシーン。
こんな、中心部から離れた、こんな道路下が、こんな形で登場するとは、とても、とても、意外でした。
この道路下には、以前、たぶん、東日本大震災の1年ほど前だった思います。ホームレスの方が住んで居たのを見て“とうとうここまで来たかと”思ったりしたのです。
兎に角、『うさぎドロップ』は、私の知っている土浦が、いっぱい、いっぱい、映し出されたので、とても、とても、楽しい作品でした。
それで、題名ですが、リンがダイキチにウサギの髪型にしてと云うシーンがあったので、髪型と思っていたのですが違ったようです。
ウサギはとても寂しがりやで、一匹だけにすると死んでしまうとの伝説?があるそうです。そして、人間も一人では生きていけない寂しがりやの動物、ウサギが垂らすのは、耳ではなく涙、“うさぎドロップ”はウサギの涙なのです。
と、云うことで、本日は、映画には、いろいろな楽しみ方があると云うことでした。
あっ、そうだ!ひと言、忘れていました。このチビの泣くシーンは、とても、とても、臭い芝居で興ざめしました。
以上、終わり。