歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

参議院選挙にいろいろな匂いや風を

2013年07月12日 | 世間話し
しかし、暑い! 途轍もなく暑い! 

テレビは猛暑という言葉を使うな!聴いてるだけで暑くなるぞォ!

暑くて、暑くて、外には出たくない!

暑くて、暑くて、毎日、昼からビールだ!

それでも、世間では参議院選挙の真っ最中!でも選挙選は、暑さとは無関係に、とても、とても、静かなのです。

結末の判っているドラマを誰が観るの?政権与党の圧勝が確実なうえ、与党にも野党にも、ろくな役者が居ないのです。

衆議院の落選組とか、盛りを過ぎたタレントとか、スポーツ選手とか、ワンランク下の評論家とか、学者とか、各種団体の代表とか、これでは誰しも参議院は廃止に傾くのは当然の帰結。

それに、政策の対立が不鮮明で、与党は、捻れ解消、捻れ解消、捻れ解消と叫ぶばかり、彼らの頭の中こそ、相当に捻れています。

兎に角、世間は、2011年の3月に“東京電力福島第一原子力発電所”の原子炉4基が爆発しメルトダウン、今でも、放射能物質を撒き散らしている現実を忘れていると云うか、忘れたいと云うか・・・・・・。

選挙は、兎に角、景気!景気!景気!景気回復!が第一なのです。健康よりも、命よりも、明日の景気回復が第一のようです。

自民党の高市早苗が“原発事故で死んだ人はいないと”発言して、それなりに“ちょっとだけ”新聞テレビで叩かれていました。

でも、しかし、この発言は、“それを云っちゃ~お終いよ”的発言だと思います。世間の、フツウの、少なからずの人達の、頭の中にあるホンネを、つい口走ってしまったような?

高市早苗は政治家です、でも、しかし、こんな考えを抱き、発言してしまう、フツウの人なのです。フツウ程度の見識なのです。

人間は外観が大事です、外観に内面が現れるのです、高市早苗の人相をみると、然もありなんの人なのです。こういう方が、政権与党の幹事長?総務会長?なのです。自民党も然もありなんです。

でも、彼女は、もう一つのホンネがあった様に思えます。それは、“誰も死んでいない”発言の裏には“誰れも逮捕されていない”と云う現実が大きかったのでは?

すぎ去った昔の出来事であり、被害者とか加害者とか、誰かを罰するとか、そう言う事ではなく、日本人みんなで、それとなく受け止め、それとなく反省して、それとなく日常から忘れ去る・・・・・・。

この考えは、高市早苗だけではなく、かなり一般的なようで、だから、かなり大きな問題なのだと思うのです。ですから、ムズカシイ、ややこしい、問題なのだと思うのです。

原因の追及とか、責任の追求とか、いろいろ突き詰め、追い詰めることなく、何となく、それとなく、時の流れに身を任せ、有耶無耶にする。

これこそが、とても、とても、わが国の伝統的な解決方法であり、前回の敗戦もこの方式で立ち直り、乗り越え、繁栄し、世界の先進国の一角を占めている。だから、今回も、この手は有効なのだと・・・・・・・。みんなが、それとなく、思っている?

兎に角、安倍政権は、景気回復など、ホントはどうでも良いのです。円安株高で景気は回復基調だと云い、そのことで内閣支持率が上がれば良いのです。すべては支持率です。

高支持率で憲法を変えたいのです、占領憲法を、押し付け憲法を改定し、歴史に名を残すのが目的です。お祖父ちゃんの成し遂げられなかった事を、自分の内閣で成し遂げたい!その思いだけなのです。

困るのは、彼は、憲法を改定すれば、本気で、日本は良くなる、美しい国になると、単純に考えて居ることです、憲法についてあまり良く知らないのです。あまり良く読んでいないのです、理解していないのです。個人的に付き合えば、たぶん、かなりいい人だと思います。

兎に角、参議院選挙は与党が圧勝で、選挙後に与野党が改憲を軸に再編が行われ、改憲勢力は参議院でも2/3になると思います。これも国民の意思であり、民主主義なのです。

消費税を上がてからでは遅いのです。支持率が急降下します、高支持率の間に改憲です。再編はかなりのスピードで進行する事でしょう。

8月15日には安倍総理以下、主要な閣僚は靖国神社に公式参拝する筈です。そして、中国の、韓国の、反応を利用するのです。

日中、日韓、かなり緊迫する筈です、日中間の武力衝突はかなりの確率で起きそうです。日本は、国防軍も、海兵隊も、集団的自衛権も、憲法改定も、一気に加速できます。

中国も、国内的に、経済破綻、共産党の腐敗、格差拡大、権力の正統性が揺らいでいます、国民の不満を外に逸らしたいのです、反日は特効薬なのです。

互いの利害は一致しています。尖閣諸島で衝突する可能性は、かなり、かなり、高いのです。武力衝突が一旦起きれば、イケイケドンドンで、両国の世論は強硬論一色となります。

今年の夏は、これから、相当に、暑く、熱く、なりそうな予感。

時代は、戦後から、確実に、戦前に?

外が暑いので、かなり熱くなってしまった!

でも、しかし、なのに、選挙戦は、とても、とても、静かで、冷めています。


そんな、そんな、いろいろな、匂いや、風を感じる、2013年夏の参議院選挙です。


それでは、また来週。




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