歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

「夫婦位牌」って知ってます?

2007年02月11日 | その他
叔父の一周忌でした。

車で40分ほどの農村地帯です。
叔父は寺の次男で、門前の側に家があり、子供達に兄弟だけの「内輪」の法要で自宅で営まれました。僧侶は「甥」にあたります。

お決まりの「プログラム」で進行しました。読経、墓参り、食事。



坊さんの「紫の衣」に「紫の袈裟」を眺めて、「ほーう。紫を着るようになったのか、ふーん」何て思いつつ読経を聞いていました。

「聞いて」いるうちに、足のほうに「効いて」きました。正座は「効き」ます「痺れ」ます。「ヤバイ! 焼香の時に立てなくなる、どうしよう?」と思ったのです。

しかし、助かりました。焼香は各自に「焼香セット?」が回ってくる方式でした。


読経、焼香が終わり、墓参りです。お墓は歩いて2~3分。近くて便利です。



墓参りが終わり、車で5分ほどの店で食事です。
この店は、寺の「檀家」になっており、「法事」の後はここで食事と決まっております。

そして、この店の「料理」は「美味しくない」と決まっております。
「鰻は干物のように堅く」「天ぷらは衣が厚くベチャベチャ」、店が名物と称している「釜飯は味が無い」のです。

でも、いつも「ここ」で、いつも「同じメニュー」です。全て「義理」で動いております。「義理」で経営が成り立っているのです。このようにして「村落共同体」が維持されています。

食事中、座敷の正面に「遺影」と「位牌」が置かれています。位牌を眺めていて、「あれ?」と思ったのです。

残念ながら写真を撮るのを忘れたのですが、「戒名」が「位牌」の中央ではなく右寄りに「ズレ」て書かれていました。

「もしかして?二人用」と思い、向かいに居た住職に聞いたら「やっぱり!」そうでした。「夫婦位牌」と云うのだそうです。

「夫婦位牌」と云う言葉は始めて聞きました。奥さんの「要望」だったそうです。
しかし、これって「旦那」の「意志」は「どうなの?」と思いましたね。

もしかしたら、旦那は「あの世」まで「一緒」とは「考えていなかった?」かもしれないし・・・・・・、こういう事は「生前」に「ハッキリ」させて・・・・・・でも、しかし、そんなことは無理か、喧嘩の原因になるかもねェ。

「あの世」でも「一緒」と思われている「叔父」は幸せです。


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