歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

都電と「隠し砦の三悪人」

2006年10月01日 | 昔の思い出
荒川区には都内唯一の都電「荒川線」が走っています。起点になる「三ノ輪橋、町屋駅前・熊野前・荒川遊園前・荒川車庫前」この駅名を聞くと、何故か惹かれるものがあり、懐かしくなるのです。
懐かしいといっても昔この荒川線を利用していた訳でわありません。

生まれてから小学校の4年生までは、板橋区の蓮根町に住んでいました。家から都電が通る中山道は歩いてすぐでした。

何歳の時だったのかはまったく記憶にありませんが、都電に乗り巣鴨の「とげ抜き地蔵」にお参りに行き、参道の露天商で靴下を買って貰ったこと、又、駅前で食べた「ホカホカ饅頭...黄粉が振りかけてあった気がする」何故か今でも憶えています。その記憶が荒川線の駅名に、何処かでつながっているようです。

私の記憶は食べものにつながっています。
小豆沢の映画館で見た「隠し砦での三悪人」、帰りに食べた50円の「肉なしカレー」(肉なし50円は鮮明に憶えている)の美味しかったこと、又、初めて食べた「餃子とラーメン」これは御徒町中華屋さんの何故か2階で食べた記憶があります。
初めて外で食べた天ぷら、その時のアナゴの味、金属のせいろのような器に乗って出てきた記憶があり、これは、池袋駅の豊島区役所の側です。

遠い昔の思い出は、食べ物の記憶と繋がりよみがえります、お腹がいつも空いていたのでした。

あの頃は食べる事が幸せでした。

お腹一杯食べる幸せ。

もう一度、そんな時代が来るのかも知れない。

食べられるだけで幸せと思う時代が・・・・・・・。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする