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THRUNITE Ti3, TiS, Ti LCE .. Tiまつり

2015-02-22 17:22:41 | フラッシュライト
本日は勝手ながらTi3ファミリーの「Tiまつり」です(笑)

2月も残すところあと一週間。年始から割と良い調子できていたのですが、少し疲れがでてきたのか今週末はアパートで爽やかに引きこもりをキメていました。どんなもんだい(笑)いかがお過ごしでしょうか。

本日は「Tiまつり」という事で Ti3 CW, TiS NW, Ti-CLE を一挙にまとめて紹介します。
Ti-LCEこと「ちっち」は自前ですが、Ti3, TiSはTHRUNITEさんからモニター提供して頂きました。
2/22現在「ちっち」は密林では売切れですが、こちらではまだ在庫があるようです。


Ti3はアルミ製ボディにマットな黒HAというベイシックな1AAAライトであります。既にお持ちの方も沢山いらっしゃるかと思います。1AAA(単4電池1本)のクセに最高120ルーメンという一昔では考えられなかったような高出力を吐き出します。

森のなかまはニッケル水素電池の1AAAもので80ルーメンを超えるようなライトは基本的に興味がありませんでした。LEDが高能率になった現在でもランタイム、熱の問題を考えると60-80ルーメン位までが1AAAとしてバランスがとれているからと思っているからです。


小さなボディでも、見た目だけではない確り役割を果たすナーリングが付いているのはTiシリーズの伝統でしょうか。チタン、ステンレス製も確りしていますがHAのものが一番喰い付きが良いと思います。

あくまでも個人的な嗜好ですが、1AAAライトは大きさ重さを気にせず常に身につけておけるもの。そして手の届く範囲をサッと照らせればそれで十分で、余力はランタイムや連続点灯に振ったものが好みでした。

80ルーメンを超える明るさが欲しいときは単三電池やCR123Aを使用したものを所持します。無理をしていない分、運用制限されずより多くの事ができるからです。

なのでTi3が発売された時「120ルーメン」の表記を見て正直「Tiシリーズはもういいかな?」と思いました。


こちらはTi LCE(Limited Christmas Edition)です。シンプルに「Ti」と書かれているのはチタンを意味するのかTiシリーズを意味するのか。。。

小径OPリフにXM-Lではなく、何をかんがえているのか「XP-L」を載せてきたTi LCEをお祭り気分で購入してみたのは去年の暮でした。高価なLEDをわざわざ「集光が苦手で出力もたかが知れているTi3に組み込むのはルーメン値に拘っただけか?」と思うとツマラナイものですが、幅広いスポットでやんわりドライブするのも悪くないという目算もありました。で、実際つかってみると。。

いやぁー。楽しいです♪


幅広いスポットを活かし、蛍光灯のヒモをループにして背丈くらいの高さにぶら下げて使っています。もちろんLowです。

Highも悪くないですが、自分の周辺だけをほんわり照らすLowが特に気に入りました。控えめな明るさがとっても1AAAらしい気がしてきます。
確かに4モードにしてMidに熱くならない40-60ルーメンがあれば最高ですが、このLowをメインに使うために持ち歩いていてもいいなぁと思い、THRUNITEのレビュー担当の方に感想を伝えました。

すると、担当の方が何を勘違いされたのか、それとも計算ずくだったのか「TN4A」と共に「Ti3 CW」が送られてきました。そして更に「MINI TN30」と共に「TiS」がやってきたのでありました。。しかもTiSは待望のNWであります♪


TiSの仕上がりは「ポリッシュってこんなにピカピカ、ツルツルになるの?」というくらいピカピカ、ツルツル。そしてヌルヌルです。チタン製のTi LCEも同じ仕上げで見た目だけで識別するのは難しいです。


TiS, Ti LCEには銀色のクリップが付属します。Ti3は黒です。これは。。。テレコにできますね。

XP-G2を使用するTi3, TiSはTi LCEに比べてスポットは僅かに狭くなりますがタクチコーなギンギン集光ではなく、胸の高さで4-5メートル先を照らすと、ちょうど車1台が通れるような道幅をカバーする程度のスポットです。短いランタイムを理解した上で使えばHighも頼りがいのあるものでした。


お約束のねじ切り部です(笑)とてもスムーズです。普通チタンのツイスト式はゴリゴリするのですがTi LCEは殆どゴリゴリしません。そしてステンレス製のTiSも妙な気分になるくらいスムーズです(笑)

送られてきたときはグリスがタップりと付いていて少し操作が重いかもしれません。ヘッド側は楊枝でネジ切り部のカスをかき出し、ボディ側は糸楊枝でキレイにしてから白ワセリンを薄く付けるとヨロシイかと思います。こういうのが好きな方はこちらの後半に写真を載せています。よろしかったらご覧下さい。


Ti3が電池込みで23g。TiSが36g。Ti LCEが28gです。やはりチタンは軽いですが、小さな1AAAライトですので重いステンレス製でもこの程度です。人によってはしっくり来る重さとも言えるかもしれません。

さて。。落ち着いて考えて見ると。。。なんとTi3ファミリーのマテコン(マテリアルコンプリート)ではありませんか。しかもCW, NWもあるので。。

一族そろって「まつりじゃっ!」

と、「配光まつり」になります(笑)この際「ご先祖さま」たちにも登場して頂きましょう。

初代Ti

Low;3Lumens, High:60lLumens(ランタイムは不明です)
XP-E 感圧2段階調光。ギンギンのスポットと「ウヘッ!」と言いたくなるくらいスカッと真っ白な光がお気に入りです。

初代Ti2

左からLow:3Lumens(36H), High:80Lumens (45M)
XP-G2にグレードアップ。同じ名前でシングルアウトプットのTi2というのもありました。紛らわしいですね。。

初代TiS

80Lumens(65M)
こちらはXP-Eのシングルアウトプット。今回のTiSと名前が同じで。。これまた紛らわしいですね。。。

Ti3 CW

Firefly:0.04Lumens(115H), Low:12Lumens(6.3H), High:120Lumens(0.5H)


Ti3 CW + LeeFilter(#256 Half Hampshire Frost, #279 EIGHTH MINUS GREEN) Low, High
僅かにあった緑っぽさが弱まりました。XP-Eの白さにはまだまだですが中々の白さになったと自画自賛しています(笑)

TiS NW

Firefly:0.04Lumens(115H), Low:12Lumens(6.3H), High:120Lumens(0.5H)


TiS NW + LeeFilter(#256 Half Hampshire Frost, #152 PALE GOLD) Low, High
WWみたいになってかなり気に入ってしまいました。お風呂ライトとして活躍中です。

Ti-LCE CW

Firefly:0.5Lumens(115H), Low:12Lumens(6.3H), High:162Lumens(0.5H)


Ti-LCE CW + LeeFilter(#256 Half Hampshire Frost, #152 PALE GOLD) Low, High
丁度NWぐらいの色合いに収まりました。Lowでボンヤリとお一人様スペースを照らすと結構よい感じです。

こうして並べて見ると結構壮観であります(笑)

Ti3, TiSは同じXP-G2ですが、Ti3がCW。TiSがNWになります。無理のない集光で近距離から中距離(Highの場合)までを効率的に照らすオールラウンド型の配光だと思います。
Ti LCEはXP-LでXP-G2より広い範囲をてらします。ルーメン値はTi3, TiSよりも高いですが拡散している分だけ中心の照度は低くなります。好みにもよりますが近場が見易い配光だと思います。

LeeFilterは外付けではなく今回はなんと「内蔵」しています。


なーんとヘッドを分解できてしまいました(分解・改造行為ですので保証は効きません)。

基盤に開いている小さい穴に「Oリングの取り外しに便利なPBピックツール」を差し込み半時計周りに回します。


PBのピックツールストレートタイプ」です。楊枝でやると必ず折れてしまいます。PB製品は粘りもあって折れず良い仕事をしてくれます。

結構な力が必要なのと基盤を壊さない注意深さが必要になります。
もしかしたら、ロットによっては接着剤で固まっているかもしれません。「どこで引き返すか。どこで諦めるのか」判断が難しいかと思いますので分解作業に慣れていない方は手を出さないようにして下さい。

しかし分解できるライトはいいですよね♪


左からXP-L, XP-G2 CW, XP-G2 NWとなります。樹脂マウントでLEDがセンターに配置されるように設計されています。なかなかのアイデアです。

気に入ったライトを手にするとLeeFilterを付けてみたくなる妙な性癖の持ち主の森のなかまですが。。。Ti CLEにも外付けでは付けていました。
T20の時にもやりましたが風防ガラスを押さえているOリングにギリギリはまり込むサイズを現物合わせでみつけます。うまい事やると振っても落ちません。
しかし、この方法ですとフィルターは1枚が限界で、フィルターとガラスの間に水が入り込むとみすぼらしいです。

でもヘッドを分解できた今。。好きなだけフィルターを入れられます。


LeeFilterを入れた状態でFireFlyにしてみました。左からTi3, Ti LCE, TiSです。

「Ti LCEの太いスポットで中心照度が低いのが残念なんだけど、どうしてもチタン製ボディが良いなぁ」という方は好みの光色のTi3とニコイチにしてみるのも悪くないかと思います。


なにも黒体放射基準にする必要はなく仕事用に青赤緑。ポップにシアン、マゼンタにしても楽しいのであります。


Ti3ファミリーに付属するキーリング。購入者がストラップホールに三角カンを通してを閉じます。
かなり気に入ってきたTi3ファミリーですが、この付属品は少し頂けないと思います。

1000ルーメンを超えるライトが好きでTN12と18650でTHRUNITEさんを好きになった同僚が「初めてのEDCはTi3にする!」と購入してキーリングに付けていました。暗闇でポケットから強引に引きずり出すと三角カンが開いてしまいライトがすっ飛んでしまったそうです。幸い見つかりましたが。。。


お気に入りのライトを紛失する哀しさは体験済みです。。。
Tiファミリーも愛すべきライトでありますが、その扱いは必ずしも過保護ではありません。やはりニコイル二重丸カンで取り付けたいものです。


さぁさぁ。せっかくですのでテレコらんど、ごちゃまぜプンです(笑)


TiSボディにTi3のヘッドとクリップ。Beta-QRの時にも「ごちゃまぜプン」しましたが、ヌルヌルのポリッシュとHAの組み合わせだとちょっと違和感があるかもしれませんね。


こちらはTi3ボディにTiSのヘッドとクリップ。ヘッドは長いもののLeatherman Serac S2を思い出します。


Ti3に関してはヘッドとボディを「ごちゃまぜプン」するよりもクリップをテレコにしてみる位が良いのかもしれません。


割とシックな感じがしませんか?このクリップ、Eigerなどの他の1AAAライトにも付けられ仕上がりもよいので別売りしてくれると色々楽しそうなのです。。。


もちろん前に付けたり後ろに付けたりできるクリップであります。
多色展開を止めてしまった現在、黒ボディに原色はもちろんピンクやクリーム色のクリップがあるとアクセントになって楽しそうとは思いませんか?


キーリングに付けるときはクリップ無しのミニマム構成が使い易いかと思います。


マットなチタングレー仕上げもあったら楽しそうだなぁと妄想してしまいます。

ライト専門メーカーが作るなかでは比較的手頃なお値段のTi3ファミリー。3種類のマテリアルが揃い、他社にはあまりないNWが選べるのもウレシイところです。
また、個人的にはマグネットが無い仕様、分解出来るヘッドは残して欲しい限りです。

いまでも十分高性能だと思いますが、今後Ti4, Ti5と、どう進化していくのかが楽しみなシリーズであります。

それでは!

2015.3.17 追記:
roomX.jpさんがこの記事を紹介してくれました。ありがとうございます♪ひゃっほーっ!


コメント (2)
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