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まとめ:ハーモニカのお手入れについて
まとめ:ハーモニカの調整について

申し訳ありませんが現在ハーモニカ調整に関する技術的な質問にはお答えしておりません。質問して頂いても無視することもありますので予めご了承ください。

夏休みの工作:蒸れにくいハズのカメラストラップ3

2023-08-16 16:53:53 | 工作
結局シリーズは3回目。編みは同じですが、色々工夫をしてみました。


8/13 朝目が覚めます。金曜日なのにお休み。そう、待ちに待った夏休みです。夫婦で、心身ボロボロですが、ワイフは仕事が入っています。


前回、計算違いで長さが足りなくなってリストストラップに変更した「Mated snake knot」でカメラ用のショルダーストラップを作り始めます。決着をつけようじゃありませんか。

最初の10cmまでは、調子がよかったのですが、20cmまで編んで、なんだか編み目が乱れてきています。途中で、作業を効率化するための施策をうって、シメシメと思っていたのですが、解き直します。

解いて、やり直してみたのですが、なんだか妙なスポットに陥ってしまったようです。おまけに蓄積した疲れと暑さからか、気持ち悪くなってきたので、翌日に持ち越します。


何とか出来上がりました、仕上がりは今ひとつです。色々新しい試みも入れてみたので、とりあえず半日屋外で使ってみました。
厚みがありクッション性に富んでいるのはよいですが、三列に分散しているとはいえ、Snake knotだと、肌へのアタリがそれなりにあるようです。

肌へのアタリは事前にわかっていたので、和らげるよう、お値頃で柔らかめのパラコードを使い、全体の締め込みを少し緩やかにしたこともあってか、半日使うと、全体がそれなりに伸びてしまいました。なかなか難しいものです。


アタリの柔らかさで言えば、鶴の恩返しに出てきそうな機織り器でつくるような、縦糸、横糸で編むのが良さそうです。やったことが無いので、やってみると編み方のコツもだんだんわかってきましたが。。編み終わりから、カメラから接続するコードの部分が、今ひとつ上手く解決できそうにありません。

やはり、慣れ親しんだ「KBK編み」でシリーズ3でいこうかな。。。ただ、些細なことですが、森のなかまには妙なこだわりがあります。

1. 芯紐と左側の編み紐は同じ色にしたい(編み紐は繋がっていなければなりません)
2. 編み紐の熱溶着は下手っぴなのでやりたくない(編み紐なので荷重はさほどかからないので、たんなる拘りなのです)

「潔く1色で行こうかなぁ」とポカンと考えていたところ、「ボクを使って!」と言わんばかりに、口をパクパク開ける紐さんの姿が見えました。

口をパクパク開ける紐さんを信じて、その晩は寝ました。


8/14 ワイフが仕事に出かけるのを見送ってから開始です。過去に作ったときの記事を参考にし、パッド部を延長して全体の長さを計算します。

2022-06-25: 蒸れにくいハズのカメラストラップ
2022-08-13: 蒸れにくいハズのカメラストラップ2

芯紐(ネイビー):210cm(もう少しあってもよかったかも)
編み紐(ネイビー、ブロンド):240cmを それぞれ1本ずつ

パッド部を50cmで、それ以外を20cm x 2 で合計90cmにします。カメラ側に既に接続用の紐と金具の分は差っ引いています。


前回までは、芯紐と編み紐がつながっていましたが、今回は独立しています。「紐の片方が固定されない両端にループをつくる、まとめ結び」でメインとなる機構を作ってしまいます。


片方が固定されていないので、ヒバリ結びで金具をつけていても捻れを修正しながら進められるので、あまり残念な気持ちにならず作業を進められます。

既に基礎研究を終えて作業しているような流れですが、実際はこの時考えながらやっていたので、「この時やったことは何だったのだ?」をまとめたのが、前の二つの投稿になります。

実際にカメラを下げながら、結び目はどこに置こうかと悩みました。妙なところにあると、カメラを背面に回す時に、体に当たるのが気になりそうです。こういう時は一服します。

パッド部が始まる末端から20cmのところが良さそうです。というわけで編みに入ります。


ここで「口をパクパク開ける紐さん」に登場してもらいます。芯紐の結び目のところに、テグス結びをして、あらかじめ余分な紐を処理した結び紐の口を開いて通します。


紐を引いてスタートであります。完全に固定されるわけではありませんが、それは、荷重がかかるところではありませんし、下手っぴな熱溶着が折れることもありません。


「口をパクパク開ける紐さん」はこんな感じになりました。それほど違和感はないかと思います。全部がこの方式で解決できるわけではありませんが、適した場所に使えば使えるかもしれません。


編み終わりは特に工夫はありません。ただ予め、芯紐の処理が全て終わっているので、前回より丁寧に作業ができたかと思います。気持ち緩やかにテーパーがかかるように、締め込む量を変化させています。


頻繁に使うわけではありませんが、短くしたい時は、ストッパーの結びを移動するか、作れば多少の調整は可能なようです。


使っていくうちに、体に合わせて編み目が徐々に移動しておちついていくかと思います。


ここで、金具の紹介です。「デザインナスカン 1811 マットブラック 9mm」というパーツです。一個500円以上しますが、とても気に入っています。

亜鉛合金製ですが、耐荷重の表示もあります。ダールブラックの上に透明艶消しを焼き付け塗装し質感も上々です。そして、何よりレバーの開閉がとてもスムーズです。

カメラにぶつかるのが気になりそうでしたので、レバーの出っ張りがないものを選びましたが、この開閉のスムーズさで、脱着にストレスを感じません(感じ方には個人差があります)

関係ありませんが、こちらのお店のサンクスレターと商品梱包には、毎回頭が下がります。。もっと簡易包装でよいのですが、せっかくのパウチなのでパーツ収納に使わせてもらっています。


ちなみに、カメラには「紐の両端が固定さる両端にループをつくる、まとめ結び」でこさえた紐が取り付けてあります。
以前はアンカーリンクスもどきを使用していました。便利なのですが、ポコポコ大きなパーツが付いた姿が急に「ちょっと。。いいかな」と思うようになり、こんな方法で、ストラップを脱着するようにしました。

「こっちの方がカッコ悪いじゃん」と思われる方もいらっしゃるでしょうし、そう思われる方が大多数なのかと思います。このあたりは持ち主の嗜好みたいなものなので、好きにすればよろしいかと思います。
一応、凹凸の無い金具ですが、ズームレンズのラバー部に当たるような長さにしてみたりはしています。

既に1年以上使っています。当時は「とにかく接続できれば」とやっつけで作ったのですが、今回基礎研究もしたので、そのうち作り直すかもしれません。


慣れたこともあり、作る時間は長くても3-4時間でした。1年くらいしたら、新しいものを作るのかもしれませし、衝動的に色違いでパッド部が長いものを作るかもしれません。

使っていって、改良点をみつけて、次回につなげたいと思います。

それでは!
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夏休みの自由研究:両端にループをつくる、まとめ結び

2023-08-16 14:22:23 | 工作
「紐の両端が固定される両端にループをつくる、まとめ結び」のスタート

この結び方は、こちらで知りました。

Single Strand 2 Closed Loops - Make a Whipping Knot Paracord Lanyard / Key Fob - DIY CBYS

CbyS Paracord and Moreさんの動画リストには、他にも両端にループを作る結び方があり、とても参考になります。

なお、後になってブティック社の「結び大百科 新装版」のp158「根付け&ストラップ」にサラッと同じ結び方が紹介されていることに気づきました。ちゃんと探せば書いてあるんですね。

1本の紐で、両端にループを作るには、8の字を描くことになるんだと思います。このスタートでも、AB以外のところで8の字がつくられているかと思います。考えてみれば当たり前のことかとおもいます。

では、ABは何をするかというと。。

A: 巻き付けて全体を締めあげます
B: Aの紐をロックします

AB揃って「まとめ結び」になります。現場でロープを使われている方には、「策端(さくたん)止め」の方が、通りがよいかと思います。英語では「Whipping Knot」になるようです。
策端止めについては、こちらの方の動画を参考にさせて頂きました。なるほど。。。捻と逆に締め付けるのか。。

ロープの末端処理【索端止め】ほつれを止めるロープワークTemporary Whipping
ひとり親方ロープワークROPEWORK



紐AでBを含めて全体に巻き付けていきます。
素直に巻き付けるとAは、元の方向(写真では右側)に巻き付けることになるので、矢印のところで、逆に向かう(写真では左側)ようにします。
慣れないと難しいところですが、一度巻き付けてしまえば、巻き付けた紐をガイドに進められるかと思います。
隙間なく、しっかり巻き付けることが大切ですが、最初から全力でやると、全体が捻れたりします。
1-2回かるく巻きつけたら、巻きつけた紐全体を指で摘んで、ネジを回すようにキュッキュッと閉めてあげるられるかと思います。


Aの巻き付けの緩みを、紐を送って整えます。巻きつけたAの端をBの延長にあるループに差し込みます。そして、Bの紐を引っ張り、Aをロックします。どの方向から差し込むかは基本自由です。

「まとめ結び」「策端処理」では、Bを思いっきり引っ張り、Aをロックしたループを、Aの巻きつけた紐の内側に引き込みますが、この結びでは巻き付ける直径が、紐の直径とそれほど差がないため「象を飲み込んだウワバミ」みたいになってしまいます。

焼き止めをするのであれば、ループ紐にダメージを与えないなど、優先したい事項に従えばよろしいかと思います。


Cの紐は固定されていないので、結び目を移動することができます。
全長は変わらないので、作りやすい位置で結びをつくれば良いかと思います。

8の字に交差していることもあり、紐の配置は単純な水平面ではなくなります。コイルみたいなものですね。ループは、緩やかに捻れることになります。
なので、ループを使って金具などにヒバリ結びをすると、それなりになります。

それでも、ヒバリ結びをしたい場合は、あらかじめターゲットの金具にヒバリ結びをした状態で行うことになるかと思います。


ちなみに、Aの紐をロックした箇所ですが。。


こんなふうに、クイッと引いてあげると、ロック解除ができます。解いてやりなおしたい時に覚えておくと、爪でチクチクやらずに済みます。

以上が「紐の両端が固定される両端にループをつくる、まとめ結び」です。
飾り結びの終わりにループを作って、プラーンと何かをぶら下げたりしたいときには、とても役に立ちます。

もう一つ、バリエーションの紹介です。こちらは、「紐の片方が固定されない」ものです。これもきっと、どこかにあるかと思いますが、必要にかられて、お風呂の中で考えました。

「両端が固定される」バージョンの不完全版みたいなものと言っても良いかもしれませんが、「やりたい事」に合致すれば良いわけであります。


スタートはこんなかんじになります。8の字になっているところは同じですが、随分とシンプルになりました。Aの逆の端が、あらかじめ結ばれて、ストッパーになっているところがポイントです(説明のためにあらかじめ結んでいます)。


左に向かっているAの紐を右に方向を変えてから、向こう側にまわします。


適当なところで、Aの紐の方向を更に左方向にしてから、全体に巻き付けていきます。


最初に左から右に方向転換したときにできたループができています。これにAの紐の端を通してロックします。ロックはBの紐で行います。

両端にループを作る目的でしたが、その紐にロックの役割も肩代わりさせています。引っ張る事で締め上がることから、ものをぶら下げる目的に合っているかと思われます。

CDの紐は固定されていません。細かくみると。。。

Cの紐: 結び目の位置を変更します
Dの紐: 左側のループの大きさを変更します


Dの末端の結びは、ストッパーになっていて、結び目によって固定されます。なので、新しいストッパーを作ることで左側のループの大きさを小さくすることができます。
結び目の位置の移動と合わせることで、全長を短く調整することが出来るというのが特徴かと思います。

まぁ、結び目でストッパーを作り、長さを調整するので、金具を使ったものより、のんびりした話になるので、後で微調整が出来るくらい程度に考えていただければよろしいかと思います。

むしろ。。

紐2本が固定されていないので、捩れの送りが簡単にできること、ループ端にヒバリ結びなどを行っても、これまた何とでもなる。

これが美点でしょうか。

デメリットは、ストッパーが必ず必要なことでしょうか。無いとスルスル結び目から紐が抜け落ちてしまいます。

というわけで、「紐の両端が固定される」「紐の片方が固定されない」二つの「両端にループをつくる、まとめ結び」でした。

何度も書きますが、既に誰かやっているはずです。自分が忘れないための備忘録であります。もしかしたら、世の中的には取るに足らないことだから、あまり紹介されていなだけなのかもしれません。

ただ、この二つをご存知ない方が「ほーっ」と思い、新しい作品を作る、お役に立てたなら、それはウレシイことであります。

それでは!
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