左がMSの現行モデル。右が古いモデル。
「ケースの開け方」なんてしょうもない事を書いて哀しくなってきたので(分かった時は嬉しかったのですがね)、気分直しに好きなものの事について書いてみます。
今でこそSuzuki Fabulous, PureHarp等の高価なモデルが出ていますが、MeisterKlasse 580/20は10Holeseとしてはかなりお高いモデルになります。とても定価では買っていられませんので馴染みのお店での購入になります。
特徴としては、アルミの削り出しコーム。分厚いメッキ。交換可能なリードプレート(しかもプレートがメッキされています)が挙げられます。
SuzukiのProMasterはMeisterKlasse580のコピーみたいな事をいわれていますが、確かにそうかなぁ、という気もします。
しかし、今のSuzukiは凄いですよぉ。なんせ。。。っとまた脱線しそうになりました。
旧型は浪人生の頃バイト(バイトなんかしてる場合かよ)をして谷口楽器でCを購入。替えプレートを何回か購入し常用していました。当時谷口楽器にはアンドロイドのような綺麗な女性の方がハーモニカ担当で買いに行く時はちょっと嬉しかったのを憶えています。
後に社会人になってからFを購入し、最後に近藤楽器でGを購入しました。友人はE/Gを購入。密かにBを狙っていましたが出遅れてしまいました。。
MeiseterKlasseは日本でブルースをやる人からはあまり評判はよくないようですが、メロディを中心とした吹き方ではとてもナチュラルな音色が得られて大好きな機種でした。特に中高域の音が柔らかくて好きです。もちろん調整すればOverBlow/Drawもできるので素敵なメロディ楽器です(最近ではブルースでも結構よいかもと思いつつもMarineBandの存在が大き過ぎますね)。
大学生の頃、独学でピアノを学んだ友人が体育館で彼女に見守られながらピアノを練習していました。彼女には悪いのですが時々おじゃましてアドリブでスローな曲を合わせてもらった時によく使ったのがこの機種でした。友人と彼女はMeisterのクリアーなハイノートベンドの音を気に入ってくれていたようです。
なんか二人の事を思い出したら、こんな写真を貼りたくなってしまいました。
新宿御苑のメタセコイアです。今頃どうしてるんだろうなぁ
時は経ち、かみさんと結婚した1996年。
ボチボチMSシリーズが出てきて最初にMeisterMSを見た時はスポーツカーみたいな曲線に「カッチョエー」と思いました。結婚祝いとかいってD,Eを買った覚えがあります(実は他にも色々。。)。
旧型に比べて色々もの申したいところはあったのでうが、吹き込む毎にこの機種の良さを感じるようになりました。やっぱりMeisterを名乗るだけの事はあります。
■MeisterKlasse MS
なにこれ。。
MeisterなのにMS共通のケースです。。せっかくの最高級品が台無し。。
蓋を開けました(笑)。やっぱり折角のMeisterKlasseが可哀想。。やっぱりHohnerの高額品はベロアケースに入っていて欲しいなぁ。。
分厚いメッキは滑らかで手に持った感触も滑らかです。
全体的にGapが高めな事が多く人によってはスーカ、スーカしているように思うかもしれません。
しかし、鳴り出すと通常より厚いプレートと確りしたコームと相まって太めな音がします。
プレートはMSが出た当初のものは3本のポジで止まっていましたが、最近のものは5本で止まっています。クレームがあったんでしょうね。
■MeisterKlasse 旧型
この際スヌーピーのシールは無視して下さい。。若気の至りです。。
MarineBandDeluxeと同じケースです。内装は赤のベロア調です。
うーん。風格あります。個人的にはケースに収まった時の凝縮感が「楽器」だなぁと感じます。
全く役に立たない(笑)小さなクロスがついています。昔このクロスは高いクロマなんかに付いてきましたね。
Hohnerの刻印は白。後に銀とか金等のバリエーションがありますが、赤ベロアには白文字が映えるかと思います。
MarineBandと同じサイズです。プレートはマイナスネジで8本ぐらい?で止まっています。贅沢な作りです。開け閉めは面倒で憂鬱ですがPBのマイナスドライバなら多少は楽です。
手の中の納まり具合としては旧型のほうが宜しいです。
細かい作りもMSという共通ラインを意識せずやっているので仕上がりも高いだけの事はあります。
音色も太くてスィートな甘ーい音を吐き出してくれます。
探すと旧型も見つかるようですが(海外とかで)、C,A等はまず無いでしょう。
もしBなんかを見つけて、運良く(悪く?)持ち合わせがあったら「使わないキー」と思わず、購入されると幸せになるかと思います。
#もしかしたら、どこかの楽器屋さんに埋もれているかもしれませんね。
ちょっと前にこんなアクセサリをネットで見つけました。
MarineBandやBluesHarpでなく、MeisterKlasseというところが面白いです。確かに旧型は吹奏楽器みたいな雰囲気があります。単に作り易かっただけかな?
時々旧型を鳴らしてみますが、持った時の納まり具合、重さや手触りは未だに幸せな気分にさせてくれます。
夕暮れの体育館であーでもない、こーでもないと音を手繰りながら、時々ぴしゃりと音が合った時の気持がよかった事や色々な記憶が蘇ります。
今考えれば彼はハイノートベンドが丁度サビの盛り上がりになるように進行を考えてくれていたようです。はは。やるね。
彼はよくLynyrdSkynyrdの"Freebird"みたいな感じのピアノを弾いていたのを憶えています。時々思い出したようにこの曲を聴きます。スタジオ版もエエですがライブ版が好きですね。
今はもう少し二人を喜ばせそうな音が出せるようになりましたが、もっと練習して「いい音」を引き出したくなる気にさせる、そんな一品であります。
土曜日に小石川後楽園に行ってきました。木々の向こうに東京ドームが見える都会独特の面白さがある公園でした。木漏れ日に花が照らされていました。さぁ、来週も頑張ろうね!
P.S.
今週の少年ジャンプの「いぬまるだしっ」のルンタは良い話だったね。はは。
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