The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
参院選に思う憂鬱・続編―アホノミクスにコロッとやられたアホ
参院選の開票結果の全体の印象として、実体のないというか、既にメッキが剥がれてきているアベノミクスをあたかも成功しきているかのような逆宣伝を真に受けてコロッとやられたというものだ。アベノミクスは実際に自らにどのような果実を与えてくれたのか、十分に考えた結果とはとても思えない。
単に、経済が良くなったような気分でいるだけではないのか。しかし、現実には株式市場は暴落している。何故か、何度も言うが、無理やりの金融緩和で円安にしたのが、若干円高に振れてアベノミクスのメッキが剥がれて、株価は暴落しているのだ。つまり構造改革を先送りして、財政と金融政策だけで引っ張ってきた経済なので、少し円高になれば元の木阿弥、企業収益は望めないと見て株は売られているのだ。つまり、市場参加者は日本の経済の見通しを悪くなると見ている。そこで、政策期待という声が出ているということで、ハッキリ言って気息奄々の状態なのだ。政策期待とは補正予算によるカンフル注射だ。増税なしで、どうやって補正の財源を確保するのか。これは、場合によっては海外の投資家からは足元を見られることになるのではないか。だからこそ、“日本株は安心して売れる。”という台詞が飛び交い始めるのではないか。
となると、それを切っ掛けに日本の株は大暴落だ。それが目前に迫っているのが現実だ。そう考えると、日本国民の大半がアベノミクスの“成果”で政権与党へ投票したとなると、今回の選挙結果は実にバカバカしい結果となる。日本人がイギリス人のことを嘲笑する資格はあるのだろうか。
それでも安倍政治のいいかげんなところが、如実の地域は自民は大敗している。それは福島をはじめとする、復興の遅れがちな東北各県の、そもそもいい加減のアベノミクスが“浸透していない”、つまり“政策”が適切な速度で実現していない地域では、自民は負けている。
日本の安全保障の根幹である沖縄もそうだ。ここにも政権与党の政策は、おざなりのままで放置されているので、惨敗した。
テレビを見ていて呆れたのだが、自民候補で沖縄出身者が“これから「沖縄」について考えます。”と言っていたことだ。少なくとも政治家として立つのならば、政治的問題の多い自らの出身地について思いを致した上で、どうするのか態度を決めて立つのは当然ではなかったか。要するに、彼女は故郷を見捨てたのだ。
沖縄及び北方対策担当大臣が落選したのも当然であろう。政治的問題よりも“生活優先”というのは、沖縄の人々の切実な要求に応えない、いい加減な姿勢が否定されたのだ。
現政権与党のいい加減さに気付いていない人々は、アベノミクスに幻惑されて投票し、そのいい加減さに気付いている人々や地域では、政権与党は否定された。
これは要するに、現政権が拙い政策を推進していることを、的確に報道していないマスコミにも責任がある。官邸のマスコミ・コントロールは大きく成功していると考えた方が良いようだ。官邸は衆愚をコントロールしていると考えた方が良い。
しかし、この結果で政権与党は憲法改訂に大きく舵を切るつもりだろうが、経済がそれを許す情勢にはないのではないだろうか。

単に、経済が良くなったような気分でいるだけではないのか。しかし、現実には株式市場は暴落している。何故か、何度も言うが、無理やりの金融緩和で円安にしたのが、若干円高に振れてアベノミクスのメッキが剥がれて、株価は暴落しているのだ。つまり構造改革を先送りして、財政と金融政策だけで引っ張ってきた経済なので、少し円高になれば元の木阿弥、企業収益は望めないと見て株は売られているのだ。つまり、市場参加者は日本の経済の見通しを悪くなると見ている。そこで、政策期待という声が出ているということで、ハッキリ言って気息奄々の状態なのだ。政策期待とは補正予算によるカンフル注射だ。増税なしで、どうやって補正の財源を確保するのか。これは、場合によっては海外の投資家からは足元を見られることになるのではないか。だからこそ、“日本株は安心して売れる。”という台詞が飛び交い始めるのではないか。
となると、それを切っ掛けに日本の株は大暴落だ。それが目前に迫っているのが現実だ。そう考えると、日本国民の大半がアベノミクスの“成果”で政権与党へ投票したとなると、今回の選挙結果は実にバカバカしい結果となる。日本人がイギリス人のことを嘲笑する資格はあるのだろうか。
それでも安倍政治のいいかげんなところが、如実の地域は自民は大敗している。それは福島をはじめとする、復興の遅れがちな東北各県の、そもそもいい加減のアベノミクスが“浸透していない”、つまり“政策”が適切な速度で実現していない地域では、自民は負けている。
日本の安全保障の根幹である沖縄もそうだ。ここにも政権与党の政策は、おざなりのままで放置されているので、惨敗した。
テレビを見ていて呆れたのだが、自民候補で沖縄出身者が“これから「沖縄」について考えます。”と言っていたことだ。少なくとも政治家として立つのならば、政治的問題の多い自らの出身地について思いを致した上で、どうするのか態度を決めて立つのは当然ではなかったか。要するに、彼女は故郷を見捨てたのだ。
沖縄及び北方対策担当大臣が落選したのも当然であろう。政治的問題よりも“生活優先”というのは、沖縄の人々の切実な要求に応えない、いい加減な姿勢が否定されたのだ。
現政権与党のいい加減さに気付いていない人々は、アベノミクスに幻惑されて投票し、そのいい加減さに気付いている人々や地域では、政権与党は否定された。
これは要するに、現政権が拙い政策を推進していることを、的確に報道していないマスコミにも責任がある。官邸のマスコミ・コントロールは大きく成功していると考えた方が良いようだ。官邸は衆愚をコントロールしていると考えた方が良い。
しかし、この結果で政権与党は憲法改訂に大きく舵を切るつもりだろうが、経済がそれを許す情勢にはないのではないだろうか。

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