The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
私のマーケット状況判断
年初から株価が暴落している。何が要因か。
(1)中国経済の停滞 (2)原油安 (3)米国利上げ
大抵のエコノミストはこの3つを挙げている。しかし、この内のどの要因が大きく影響甚大と考えるかで、今後の予想は違ってくる。こうした複数の要因が交錯する中で、見通しが“不透明”とされるのは当然のことかも知れない。一部週刊誌等で伝わってくるジム・ロジャーズ氏の言動によれば、世界経済の“不透明”の中でキャッシュ・ポジションを高めているということだが、これをどう見るべきであろうか。
それにもかかわらず、日本のエコノミストはノーテンキに政権の選挙前の財政出動を前提に年内日経平均2万円を予想している。しかし、それが最後の亡国の選択になるような気がしている。何としても、先年に安保法制を選択したのが決定的誤りで、経済の構造改革を後回しにしたツケが回ってくるのではないかと私は残念に思っている。円高の今が海外投資の良い機会かも知れない。 . . . 本文を読む
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京都・細見美術館観覧―春画展
先週午後、京都に赴く用件があった。折角の“上京”なので、フリーの午前中にいつものように何か見ておきたいと思い、ネットで検索したが、2月の観光端境期なのか目ぼしいものなし。そんな時、深夜テレビのローカル・ニュースで細見美術館で“春画展”をやっていると言っていた。そこで急遽ここへ出かけることにした。春画と言っても、これまで部分的なものは見ていたように思うが、全体的にどのようなものがあるのかこれを機会に知っておきたい、という気持があった。
美術館の対応も悪く観覧客とのトラブルもあったが、春画展を見終わって、高名な画家の作品も多数あったが、結局のところどれも同じように見えて、終盤になると飽きてしまうようになった。今のエロ・ビデオと同じで沢山見ると、大半はどれも一緒に見えてしまう。やはり、好事家の食指を期待して制作された社会の表に出ないサブカルチャーで、“秘すれば花”なのだろうかと自分を納得させた。 . . . 本文を読む
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“生命の暗号―あなたの遺伝子が目覚めるとき”を読んで
テレビ東京の“モーニングサテライト”の“リーダーの栞”で、日野自動車・市橋保彦社長が紹介した“生命(いのち)の暗号”という筑波大学名誉教授・村上和雄氏が書いた本を読んだ。何故か直ぐにも手に入れて読んでみたくなって読んだが、著者流の表現で言うと“私の遺伝子がONになった”のであろうか。
良き遺伝子のONによって、世の中は良い方向に行くということだが、そうした“良き遺伝子の調和と共鳴”を背景で“サムシング・グレート”が統制しているというのならば、人類の無秩序な膨張と尽きることのない傲慢はどういうことと解釈するべきであろうか。それは大半の人間の良くない遺伝子のONが機能しているからなのだが、そこには“神は無力”なのだろうか。それに“サムシング・グレートの存在”を言う限り、予定調和的印象を与える。それはある種の“運命論”に繋がってしまうが どうだろうか。果たして、科学者を魅了する“遺伝子”とは何ものだろうか。 . . . 本文を読む
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21世紀文明研究セミナーで東北復興(住民生活再建)の現状実態を知る
先週も(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構主催の“21世紀文明研究セミナー”の内、2講座を受講した。一方はいかにも浮ついた印象の活動紹介で自ら何かを研究する訳ではなく、単に国際会議COP21に“参加”してその内容を“報告”するというもので、他方は建築工学を元に都市計画を研究している学者が東北の復興の実態を詳細に調査・研究し、その結果の一部を披露するものであった。
ここでは、後者の神戸大学の近藤民代准教授の講演内容を紹介したい。“東北の復興なくして、日本の将来はない”と大見得を切っていた現政権は その後復興を加速させるには力点を置かず、むしろ東京オリンピックに地道を上げている印象は否めない。こうした旧態依然の状況に日本の構造改革を回避したアベノミクスが失敗の気配濃厚の一方で、東北復興の実態がどのようなのか、それを知ることで日本の問題点が明らかになるような気がしている。 . . . 本文を読む
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21世紀文明研究セミナー“南海トラフ地震対策”を聴講
数年前から毎年受講している(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構主催の“21世紀文明研究セミナー”の“防災”分野の今年度最終講“南海トラフ地震対策”を聴講したので、その概要を紹介したい。講師は国立研究開発法人 防災科学技術研究所の主幹研究員・鈴木進吾氏であった。阪神沿岸に居住し、活動域としている者にとって、地震は既に経験済みなので南海トラフ地震による津波被害をどのように回避するかが当面の中心的防災テーマであろう。
次の南海トラフ巨大地震に対する新想定では、“それぞれの地域にとって「起こりうる最大の」津波”も想定し、“避難を考える”こととなっているとのこと。このための“あなたのまちの津波を知るウェブアプリケーション”の構築を目指しているとのことであった。できれば、神戸市内沿岸もこのアプリケーションの対象地域になれば、私も想定してみたい。それにより、避難行動を計画しておきたいと考えている。 . . . 本文を読む
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