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日本のパンデミックへの対処は如何に―その2

有名女性タレントが亡くなった。検査のいとまもなく、急速に重症化し亡くなったようだ。埼玉県では自宅待機・療養の2名が急死したという。これらは確かな診断と処置の結果だったのだろうか。未だに中央政府の担当者による強力な中央司令部がなく、緊張感のない弛緩した政策が非効率に実施されている惨状だ。 緊急時のマネジメントにもPDCAが基本である。但し、その回転スピードを猛烈に上げる必要があり、その結果の手数を多く出すことが肝要だ。失敗した場合は代替案を迅速に繰り出すことだ。このようにして先ず“敵を知る”ことだ。 しかし新型コロナウイルス感染症対策専門家会議のメンバーも適切な科学的思考を行っているとは思えず、対策戦略は大きく誤ってきている。“和を以て貴しとなす”という仲間内の論理が適切な議論を封じていることはないだろうか。議論を通しての論と人の切磋琢磨がなされるのが健全な集団だ。だが今の社会状況を察するに、日本には良好な知性は劣化し、悪性の“痴性”が蔓延しているとしか言いようのない不健全な事態になっているのではないか。 . . . 本文を読む
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岩田健太郎・著“新型コロナウィルスの真実”を読んで

岩田健太郎・著“新型コロナウィルスの真実”を読んだ。著者は、感染症の専門家で本の表紙に“ダイヤモンド・プリンセスになぜ、私は乗船し、追い出されたのか?動画公開に至るまでの顛末”とある。あのダイヤモンド・プリンセスの感染対応を批判した神戸大学の教授だ。 この先生はPCR検査の極力実施には批判的だったのだが、読んでみると現状の日本の医療体制下では、闇雲にPCR検査を実施するのは“労多くして、益少なし”という立場だった。しかし、現実には積極的な検査がないので各地で院内感染を引き起こしていて、これが医療崩壊の第一歩になってしまっている。 ダイヤモンド・プリンセス事件で新たに知りえた事実としては驚くことに厚労省はDMAT災害派遣医療チームを派遣しており、そこには感染症の専門家は居なかったということぐらいだった。そこでこの著者が呼ばれたが、本当のことを言ったら2時間で放り出されたとのことだった。推測通りの、これが日本の危機管理の現実なのだった。 . . . 本文を読む
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日本のパンデミックへの対処は如何に

先週、ようやく遅い“緊急事態宣言”が発出された。だが政府のモタモタ感は長く続いた。さらに宣言対象は、首都圏、近畿圏、中京圏、北九州圏と北海道に適用するのが普通の政治感覚のはずだが、一部地域は何故か外されていた。 日本は医師もICUも少なく、医療後進国だ。数字的には医療崩壊したイタリアより劣り、先進国ではない。この日本の取るべき感染症戦略は、重症者を出さないように素早く軽症者を検出し、手厚い看護を行い患者本来の持つ免疫力再生強化を図ることだ。だから、できるだけ多数の人々に検査スクリーニングして、陽性者は迅速に隔離し感染を抑制するべきだが、何故か逆のことをしている。つまり重傷者を検出し、これを救うという決定的な戦略間違いを犯している。 また経済対策も“財政支出39兆円、事業規模108兆円は、世界的に最大級の経済対策”との分かり難いウソをついて誤魔化している。実は真水の本当の部分は16兆円の政府支出としてはショボイし、実態は迅速性に欠ける。 しかし既に医療崩壊している埼玉県・大阪府を見れば、近々オーバーシュートにより医療崩壊するのは必定と思われる。 このような“非常事態”は近代人類社会で全く見たことがない未経験領域であり、歴史的に異常事態であることは間違いない。熟慮の上、生き方を見つめなおす必要がある。 . . . 本文を読む
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パンデミック情報についての危機感

東京のロックダウンはありうるのか?日本は忖度国家。政府が自粛要請すれば超法規処置も可能だということを忘れてはならない。さらに在日米国大使館は数週間後には日本は医療崩壊している可能性が高い、と予測している。これが正直な客観情勢ではないか。 ところが日本のオピニオン・リーダー或いはインフルエンサーには、科学的な感覚でリスク思考ができない人物が多く、エコノミストにも危機感が薄く、変な障害になっている。政府へのゴマ磨りか、忖度なのか良くわからない。これからすると他人の意見の丸呑みは危険であり、自分の頭で考えることが大切で自己研鑽が欠かせない。 日本では気候が暖かくなって来て新型肺炎感染者の急増が見られる。インフルエンザの1種であるはずにもかかわらず、異様だ。又、不顕性患者からの感染は通常のウィルスではありえないので、今回は経験したことのないウィルスではないかと、指摘する専門家もいる。なので、このパンデミックは中国の生物化学兵器の一つの漏出が原因と考えられなくもない。 その中国が、特許の切れた日本の発明特効薬アビガンのジェネリック薬を早速、大量に生産して世界中に販売しようとしているらしいが、日本政府のモタモタ感は間抜けにしか見えない。 この不安に加えて、バッタの繁殖による世界的な食糧不足の予測を見ては、食糧自給率の低い日本にとっては非常に深刻な事態になる。 . . . 本文を読む
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