先週、ある日の午後 酷暑の下界にあって耐えられず、思わず涼を求めて安近短の六甲山に車で駆け上がった。日差しは相変わらず強かったが、瀬戸内海からの上空の風は、幾分涼しく清々しい。
まずは、ガーデンテラスに行き“見晴らしのテラス”から大阪湾と神戸市内の景観を楽しむ。その後、何故かこれまで行ったことがなかった六甲オルゴールミュージアムを訪れ、約1世紀前の欧米の文化を味わった。 . . . 本文を読む
先週は、被曝68年目の式典が広島と長崎であった。
両市長は、その平和宣言で、日本政府の“インドとの原子力協定交渉”への疑問や、スイス・ジュネーブでの核不拡散条約(NPT)再検討会議の準備委員会で、核兵器の非人道性を訴える共同声明に賛同しなかったことへの批判を呈した。その上で、特に長崎市長は“被爆国への原点に返れ”と求めた。つまり、“被爆国への原点に返って反省しろ”ということであり、反省した上で為すべきことをわきまえよ、と言っているのではないか。 . . . 本文を読む
先週、大阪で開催されたセミナーを途中で抜け出して、その近くの映画館に映画“風立ちぬ”を見に行った。
宮崎駿監督が、テレビで“わかりにくい内容かも知れない”と言っていたので、どういう展開になるのか楽しみにして行ったのだが、全体のトーンは、堀辰雄の“風立ちぬ”である。小説中のポール・ヴァレリーの詩の一節とされる“風立ちぬ、いざ生きめやも”の“生きよ”から“生きねば”がこの映画のテーマとなっている。 . . . 本文を読む