The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
久々の東横観光―原鉄道模型博物館と旧朝香宮邸の観覧
先週は久しぶりに研修受講のため東京へ出かけた。折角なのでその研修前後の日も在京し観光することとした。第一日目は横浜で原鉄道模型博物館へ行き、その後、目黒の旧皇族宅の東京都庭園美術館に行って美術鑑賞して、高田馬場に投宿することにした。
鉄道模型制作で高名な原信太郎氏が80年近く前から1番ゲージの鉄道模型を作り続け、また各国の歴史的鉄道模型製品も精力的に収集された実績が展示されている。いきなり関西の阪神国道線電車や神戸市電、大阪市電の模型の展示があり驚いた。原氏の経歴を見ると関西出身。鉄道趣味の経過も縷々展示されていたが、やっぱり圧巻は1番ゲージのレイアウト展示だ。その規模はほぼ10m×30m、線路の総延長は450m、世界一とのこと。
東京庭園博物館は、旧皇族・朝香宮夫妻の御住いだった。1933(昭和8)年に建築。当時最新の建築様式で内部のデザインは、壁飾りから家具、照明器具にいたるまで、モダンで優美なアール・デコ様式で統一されている。2015(平成27)年に国の重要文化財に指定。ここで“キスリング展 エコール・ド・パリの夢”美術展を開催。私はキスリングの作風はあまり好みではなく、意図的なデフォルメに抵抗感がぬぐえなかった。しかし、“花”の絵でその立体感に感動し、その技法について知りたいが解説が見当たらず残念であった。 . . . 本文を読む
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京都文化博物館の“太田喜二郎と藤井厚二”展鑑賞
先週末、京都で午後に研修があったので、例によって折角なので午前に何か見たいと探して、京都文化博物館・開催の“太田喜二郎と藤井厚二—日本の光を追い求めた画家と建築家”展を見つけて鑑賞に赴いた。
太田喜二郎は大正~昭和の洋画家。明治期ベルギーに留学して印象派画法を学ぶ。生涯、日本の柔らかな光を描く方法を模索。藤井厚二は建築家・建築学者で建築環境工学の先駆者の一人。設計した京都府大山崎町の実験住宅“聴竹居(1928年)”は重要文化財として有名。京都大学建築学科でデッサンを教える講師として招かれた太田は、同じ頃に講師として着任した藤井と知り合い、自宅の設計や茶事などを通じて交流を深めていった。絵画と建築をクロスオーバーさせた珍しい紹介展示であった。
昼食は、博物館から歩いて10分程度、方角的には南西方向の蛸薬師通烏丸西入橋弁慶町周辺の和食店を物色して、京都らしく“おばんざいセット・湯葉丼”を満足。 . . . 本文を読む
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この1週間で感じたこと―特に米中貿易摩擦で思うこと
先週は、10日間の休み明けで、金融市場は波乱なく推移していたのでホッとしていたところ、トランプ大統領のツイッターでマーケット参加者は狼狽してしまった。最後のどんでん返しの印象。それでも株価は日経平均2万1千円付近を底に上げると見る向きが多いようだが、それも一時的ではなかろうか。
私は、中国や北朝鮮は非人道的で非民主的独裁国家であり、人類史上においてこの存続を1日でも放置することは許されざることであると信じている。トランプ大統領がこうした中国や北朝鮮を手玉に取ることは、基本的に間違っていないことだと見ている。国際社会ではそういった力を利用しつつ正義に近づくと言う議論もあって良いのではないか。
識者の大半によれば、米中交渉は長引くと見られている。半年もゴタゴタすればさすがの中国経済も基本が無ずぶ暮れなのでガタガタになるだろう。さしずめ当面は、中国の貿易統計に注目すべきだろう。 . . . 本文を読む
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A happy new era!
天皇の御譲位があり、長期の休みとなった。休みが長期になることでマーケットの急変に対応できない心配があったが、どうやらそれは問題にならなかった。これから先、剣が峰に近付きつつあるという立ち位置の私としては高みの見物だ。
私自身は五十肩に襲われて、外出せずテレビにかじりつくことになった。皇室の儀式の中継を中心に皇室関連番組も非常に多かった。ここで耳障りだったのが最近のアナウンサーの敬語使いの酷さだった。最近、敬語を含めて日本人の言葉遣いがいい加減になってきているのが気懸りだ。
また、皇室存続に関する知識を若干得ることもできた。皇統の男系男子に固執するのに合理的な意味・意義が存しないことが分かった。また政府は2005年に“皇室典範に関する有識者会議報告書”を仕上げていて、“皇位継承資格を女子や女系の皇族に拡大することが必要である”と結論している。この法制化を阻止し皇統の不安定化に拍車をかけたのが、現首相の安倍氏であることに驚きを禁じ得ない。
さて、令和がどんな時代になるのか予想する番組も多かった。国力の源泉は経済力にあり、それ無しに文化的発展も望めない。また経済力競争で中国に負ければ、やがて日本は中国に飲み込まれることを覚悟するべきだ。
日本経済が何故平成で発展しなかったのか。財界が何事も政府頼みだからではなかったか。日本が5Gに出遅れたのは、この民間の政府頼みの姿勢が生んだ結果ではないか。自立自尊、自ら考えて“正解のない時代”を生き抜かなければ誰も答えを出してはくれない。それにも拘わらず、“他所はどうしているか”意識が市井に蔓延しているような気がする。他人からもらった“答え”にはその他人に利用されるための仕掛けが含まれているという現実がある。日本政府がオバカ・オ人好シなのではなく、日本人自身がそうなのだと自覚するべきだ。令和はそういうことから脱却する時代になって欲しい。 . . . 本文を読む
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