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宇治プチプチ観光

宇治で午後からの審査だった。宇治には京阪電車で来訪。11:45着。宇治橋東詰交差点を上流側へ朝霧通りを上ってすぐ、目指す蕎麦店“しゅばく(酒蕎麦)”に出る。引き戸を開けて、カウンター席へ。例によって、“孤独のグルメ”。 “冷やしたぬき”、蕎麦は細麺。天かすと春雨のようなものが、口当たりのアクセント。たぬきの揚げが絶妙の甘辛出汁の味付け。腹後の満足と余韻を蕎麦湯で咀嚼。卓上の品書きに、手書きの観光マップがあり、さらに上流に宇治上神社があり、歩いて7,8分とある。審査までの時間的余裕は十分。そこで昨年行ったのだが、今回も行ってみることにした。 店を出て川沿いを案内標識に従って左斜めのさわらびの道へ入って自ずと宇治上神社の鳥居に行けた。赤い鳥居の向うは鬱蒼とした杜。真っ直ぐな参道を行くと、やがて塀に囲まれた社殿。鳥居に比べると小さく和風民家にあるような屋根のある門がある。門の手前には何故か小さな石橋がある。宇治上神社参拝の後、宇治神社にも参拝。 審査後、京阪駅に戻り、カフェでタピオカ入り抹茶ラテ。タピオカはこれが初めて。その後、もう一度、宇治橋東詰交差点を渡り、駿河屋で茶団子と京菓子・みなづきを土産とした。 . . . 本文を読む
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京都文博"百花繚乱 ニッポン×ビジュツ展"を鑑賞

先週末の午前、例によって京都文化博物館に赴き“百花繚乱 ニッポン×ビジュツ展”を鑑賞した。 この展示は、東京富士美術館が所蔵する 3万点のコレクションの中から、日本美術の名品を展観するもの。本展では日本文化の豊穣な芸術世界を「カワイイ」「サムライ」「デザイン」「黄金」「四季」「富士山」などの日本美術を特色づけるキーワードで整理し、ニッポンのビジュツを俯瞰的に横断。絵画、浮世絵版画、漆工、刀剣、武具甲冑などの多彩な作品群、東京に行かなければ見れない逸品を通して、日本美術の豊かさに触れる機会を得られるというもの。驚くことに、作品の写真撮影可ということで、価値あるものだった。 また“辰野金吾没後100年 文博界隈の近代建築と地域事業”の展示もあったが、改めて京文博別館・旧日銀京都支店を見直した。 . . . 本文を読む
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映画“人間失格 太宰治と3人の女たち”を見て

先週末、映画“人間失格 太宰治と3人の女たち”が公開となった。監督の蜷川実花氏は高名な演出家・蜷川幸雄氏の長女で、著名カメラマン。どんな優美な映像で描き切るのか見てみたいと、急遽週末の映画館に予約した。とは言え、この歳になるまで実は太宰治は一切読んだことはない。そこで、急遽先週初め文春文庫の“斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇”を買って“斜陽”を読んで映画に臨んだ。 映画は、小説“人間失格”とは異なるスト-リーで、太宰の入水心中寸前の生き様を描いている。この映画の雑駁な感想から言うと、どうやら全てスタジオ撮影のようだったので、どうにもその点が気になって仕舞い、一見豪華な場面となっても素直な感激が湧かなかった。それから、太宰の苦悩する内面や背景がさっぱり分からず、女性関係の乱れた単なるデカダンスの権化だけのように映ってしまっていて、全く深みが感じられなかった。 今まで全く縁のなかった太宰にお蔭様で一気に近づけたような気がする。それがこの映画の私にとっての効用だろうか。 . . . 本文を読む
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水野和夫、山口二郎 共著“資本主義と民主主義の終焉―平成の政治と経済を読み解く”―平成の総括

水野和夫、山口二郎 両氏の対談により構成された本“資本主義と民主主義の終焉―平成の政治と経済を読み解く”を読んだので紹介したい。紹介できるほど十分に読み込んだかというと、そうではなく理解も不十分なので、そのレベルでの紹介であることに御留意頂きたい。冒頭で山口氏が安倍政権がシャルル10世の復古王政と言っているのは面白い、さすがに学者の面白い見立てだ、と思いこの本を買ったのだ。 この本の最終章で山口氏は、強固な自民支持は今後も続くと予想し、これへの対応は語っていない。また若年層の政治的無関心を嘆いて終わった印象だ。一方、水野氏は“ゼロ金利で資本主義は終焉しても、それは希少だった資本が過剰になったことの証であり、財・サービス・資本が満ち足りている日本やドイツは全体として困ることではない。”と楽観している。だが私には財政破綻が何をきっかけに起きるのか、日本の産業力の低下の臨界点がどこにあるのか、大いに懸念している。 . . . 本文を読む
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この1週間で感じたこと―日本の生産性向上への施策の鍵

消費税増税を前に、8月の消費者態度指数は37.1となり11ヵ月連続で前の月を下回った。中でも特に、住宅購入に駆け込み需要が無い。低金利にも拘らず、トレンドが弱い。それは一人当たり名目賃金が上昇していないのが原因で購買意欲が落ちていると考えられる。その原因は、労働生産性上昇が問題で2010年以降米国は8%ユーロ圏は4%上昇したが日本は1%にも満たないことによるのだろう。生産性向上にはIT投資を促す政策が必要であり、一方、日本では中小零細企業の比率が他の先進国に比べて高いためではないかとも言われ始めている。日本の産業の生産性を改善する政策が進展しなければこの国は持たないし、将来は暗いのではないか。 ESG投資やSDGsが話題になっているが、その内実が日本では形骸化していないだろうか。或いは、災害が増加しているにもかかわらず、その対策が上滑りして2次災害となってはいないだろうか。2次災害を助長させるような無能な中小零細企業の経営者は退出させるべく、災害への経営責任は厳しく問うべきで、それが日本の生産性向上に資する鍵ではないか。ここにこそ、自己責任が問われるべきではないか。 . . . 本文を読む
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