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“ISOを活かす―35. 製造仕様書を設計のアウトプットとして、品質トラブルを防止する”

今回は 設計プロセスの問題です。 5年前にISO9001の認証を取得した携帯電話メーカーA社では、ISO認証取得後、品質トラブルは減少してきたのですが、最近は製造開始後に発見される設計起因の品質問題が目立ち始めてきました。原因は設計部の作成した設計図や製品仕様書と、製造部で作成した製造仕様書、プロセス仕様書、検査基準書との間で食い違いが発生したためです。 このような設計部と製造部の間に生じた食い違いを、どのように回避できるかという課題です。 . . . 本文を読む
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高崎観音と上州旅情

先日、たまたま出張で 福田首相お膝元 高崎に出かけました。 で、意外と早く仕事が終り、帰りの電車まで時間があったので、高崎観音に参ろうと衆議一決。JR高崎駅に向かった タクシーの行き先を “観音様” に変更。観音様は 高崎市街地から西方へ 山間部に入る突端に 端整に 立っておられます。 . . . 本文を読む
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“ISOを活かす―34. 信頼性試験もISOで確実に管理することによって、品質を保証する”

今回は 信頼性試験のあり方が テーマです。 3年前にISO9001の認証を取得した工作機械メーカーA社では、工程内検査と最終検査を行っていますが、それ以外に信頼性試験を実施しています。この信頼性試験は、製品の出荷可否判断のための検査ではないため、品質マニュアルには記載されていません。また、信頼性試験の結果が出るのには約1ヶ月かかるのですが、不良が出た場合は、その原因を究明して対策をとるとともに、すでに出荷済みの製品への影響を調べて対応をとることなっています。 . . . 本文を読む
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日産副会長の講演「日産のマネジメント改革とモノづくり改革」を聞いて

先日、インテックス大阪の傍のハイアット・リージェンシー大阪ホテルで日産の副会長・高橋忠生氏の 標記の講演が開かれました。 ほぼ半年前にはトヨタの技術系経営者の講演「トヨタのグローバル経営と人づくり」を聞いていました。今回は日産の技術系経営者の講演で、日産の現状はどうなのか、ゴーン改革が 実際にはどのように行われたのか という内容を期待し、聴講参加しました。結果 期待通りで “日産の生え抜き役員の目から見たゴーン改革” という表題が 適切であったように思います。過度に 刺激的でしょうか。 . . . 本文を読む
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“ISOを活かす―33. 工程変更は設計変更として管理することによって、品質問題を防止する”

今回は プロセス設計のあり方が テーマです。 5年前にISO9001の認証を取得した電子機器メーカーA社では、設計変更に対しては 規格要求事項を順守していますが、製造工程の変更では その管理システムが定まっていません。工程変更はISO9001では明確に規定されていないからです。 このため、設計に関する品質問題は少なくなったのですが、製造工程変更のトラブルは減少していません。 . . . 本文を読む
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現代日本における近代市民社会の法意識について

先日、テレビ番組で “死刑存置” の是非を話題にしている中で、現在人気絶頂のH弁護士が “刑事裁判は何のためにあるか”と死刑廃止論者に興奮気味に 問いかけて、“被害者のためにある” と 絶叫していました。私は 必ずしも 死刑廃止論に与するものではありませんが、この発言には驚き 恐れ入ってしまいました。 . . . 本文を読む
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“ISOを活かす―32. 隠れている原因を究明することによって、不良の再発を防止する”

今回は 不良原因をどのように把握するか が テーマです。 3年前にISO9001の認証を取得したランドセルメーカーA社では、5台の組立機を使い、そこからの検査不良率は通常1%ですが、10~12月は臨時雇用者(アルバイト)が参加するため、不良率は 2%に増えます。 しかし、昨年の10~12月は検査不良率3%で、アルバイトのレベルが低かったためだと見ていましたが、その後 今年の1~6月の検査不良率は2%となっていました。 昨年の10月以降、例年より検査不良率は1%悪くなっています。このA社はISOをどのように活用して対策をとるべきか、という課題です。 . . . 本文を読む
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“主権在米経済”を読んで

10月1日、日本郵便会社が 発足しました。少し前に読んだ本の、“「郵政民営化」はアメリカの日本再占領の総仕上げだ”という主張を 思い出します。その本とは、“主権在米経済”。本屋さんで 思わず手にとってしまい 買い込んでしまったものです。 . . . 本文を読む
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“ISOを活かす―31. 発生原因対策と流出原因対策で、クレームの再発を防止する”

今回は 抜き取り検査の精度にかかわるクレーム対策が テーマです。 5年前にISO9001の認証を取得した自動車部品メーカーA社では、顧客クレームの対策のために、製品の全数検査を余儀なくされています。これは顧客の受入検査で、規格はずれの寸法不良品が見つかったためです。原因は製造段階にあったのですが、出荷検査は抜き取りで実施されていたため不良が検出されなかったのです。 . . . 本文を読む
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