久しぶりに渡辺淳一氏の小説を読んだ。標題からは 不倫モノの匂いがするが、不倫というより、高齢化社会の当事者たる、老人の世界の話だ。この小説の主人公は“高齢者が気ままに暮らせる施設を作ろうと、東銀座のビル街に高級老人ホーム「ヴィラ・エ・アロール」を開設した。この老人ホームに入所して暮らすユニークな老人たちのユニークな事件の相次ぐ1年を主人公の目を通して語っているユニークな小説である。もちろん渡辺氏の小説らしく、主人公は54歳のきままな独身。32歳の女性編集者の恋人がいるが、あまりにもユニークな事件の連続で その愛情生活もままならない。それも入居者たる高齢者たちのドタバタのセックスがらみの事件が息つくひまなく連続し、面白、おかしく書かれている。 . . . 本文を読む
この冬は異様に寒い、マスコミが言うように寒い。これでも 温暖化していると言えるのだろうか。観測結果はどうなっているのだろうか。
いや、“(グローバルに見て)局所的に寒冷化しているだけで、この日本の寒さは (グローバルな)温暖化の結果である”という輩が居るのだろうか。 . . . 本文を読む
この建国記念の前日、プライベートの用件で長野に赴いて1泊した。翌早朝、未だ明けやらぬが前夜からの小雪で薄明るい中、宿泊先の長野市街のホテルから善光寺の近くへ その用件の打合せに出掛けた。打合せは簡単に終わって、ヒマになったので、この際とばかり、善光寺にお参りすることにした。 . . . 本文を読む
正確に言うと 先々週、“朝まで生テレビ”に橋下市長が出演して あらためて政治的に目指す方向について反橋下派6名、中立1名とでディベートしていた。大多数が自らへの対立者である番組にたった一人で登場するという橋下スタイルには感嘆してしまう。あの田原総一朗氏の司会なので、討議妨害に近い行為つまり 自ら発言者に割って入って議論を転換させてしまう、或いは結論が出ない内に次のテーマへ進んでしまうという、ことでフラストレーションを覚えるのだが、生に橋下氏を知る上にはこの上ない機会と感じた。 . . . 本文を読む