The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
“日本企業のパフォーマンス”に思う―超ISO的視点?
先週半ばは、東洋ゴム工業㈱の免震ゴムの性能偽装問題で報道がにぎわった。その後は㈱東芝の不正会計処理。電力会社の原発回帰、タカタのトップの説明責任への疑問。日本の株価が上昇する過程で、企業不祥事が目立つのはいかがなものか。外国人投資家の長期投資に期待したいが、こんな状況で日本企業の改革が進んでいると認められるのであろうか。
こういう企業の背景には社内の力学政治のみに長けて、その勝者となっただけのトップ・マネジメントばかりいるということがないだろうか。目前の内部抗争に打ち勝つことや一時的な利益にばかり目を奪われるような規模の小さな経営者、否 政治家もそうだが、そういう人材が日本を牛耳っているのでは日本の将来は無い。何だが、それが日本の実態であるような気がしない訳でもない。 . . . 本文を読む
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“エネルギーマネジメントシステム導入セミナー”を聴講
前回同様に6月初めに開催された講習会を紹介する。セミナーの呼称に“エネルギー・マネジメント・システム”という私には外せない言葉があり、そのために聴講・参加した。内容は次の通りだった。
1.“産業界向けエネルギーマネジメントシステムの現状”:システム一般の報告
2.導入事例:具体例の報告
3.支援制度の説明 :京都府における補助金制度の概要
中小企業一般へのハード面での管理システムの導入による省エネ推進がテーマであり、ここでは“エネルギーマネジメントシステム”はハードのコンピュータ・システムについてのことである。ソフト面でISO 50001等の導入により管理のPDCAを強化して改善を進めるマネジメントについてではない。いささか残念な印象だが、中小企業ではハード面で改善さえできれば、省エネの実効は上がると見てのことだろう。だが、省エネのためにはこうした計測・監視システムの導入が必須であり、中小企業では~5百万円程度の投資が必要となるが費用対効果の推定が困難なため躊躇する経営者は多いのだろう。これに京都府が補助金で支援するのは有意義なことである。 . . . 本文を読む
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「震災対策技術展」大阪第2回を視察・聴講
6月の第1週に、大阪梅田のグランフロント大阪で“「震災対策技術展」大阪”が開催され、セミナーも期間中開催されていた。そのセミナーの内聴講したものを紹介したい。
京都府や神戸市の災害対応策についてや、災害食のアルファー米を戻すのに真水だけを考えるのではなく野菜ジュースでも戻して食べられるとの話は実際的で役立つように思う。“活断層”は地震学の概念としては国際的に認知されていないと聞いたような気がするが、文科省を中心に地震予測のために注意深く観察・研究されていることが分かった。さらに活発化している火山活動の真実について理解が深まったような気がすると同時に、巨大カルデラ噴火では日本全体が壊滅的になる危険性が大きいことを知った。また東日本での噴火の危険性が強まっている印象を持った。
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中国の現状をどう見て、安保法制をどう考えるか
先日、ある中国ウォッチャーによる現状の中国経済をどう見るべきかの話を聞いた。結論は習金平主席の権力掌握度は達成されつつあり、ほぼ不動のものになり、軍に対しても“アメとムチ”でコントロールは効かせていると見て良いようだ。したがい、習主席もいたずらに“反日”の姿勢をとる必要がなくなって来ている。
さて、そのような中で安倍政権の対応は安保法制構築に動いている。何故、今なのかの疑問に対して政府側は何ら適切に答えていないが、ここに来て米国も南シナ海における中国の動きに対して厳しく出るようになってきた。どうも日本政府が中国の軍部の動向を何か把握した結果かも知れない。
今は、中国側が振り上げたこぶしをどのように降ろそうとしているのか注視するべき時期のように思うが、日本政府は新たな安保法制の策定へと急速な前のめりになり過ぎている印象がある。新たな集団的自衛権の概念の定義をしっかりさせて法律を構成させなければ、いたずらな対米盲従になりかねない懸念がある。 . . . 本文を読む
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