ここで ご紹介する本に登場する “三賢人”とは、水野和夫氏、田坂広志氏、榊原英資氏のことである。先日、日本の現状のパースペクティブなポジションを知りたいと思いつつ近所の書店の書棚をさ迷って、何となく埋もれるように陳列されていた本書を見出したのだ。“三賢人”の名前を見て思わず買ってしまった。 . . . 本文を読む
マグロの禁輸が否決されて 農水大臣は大変喜んでいた。はしゃいでいるようにすら見えた。
ほとんど可決されるものと“読んで”いた結果が否決され、良い方に見込み違いとなったのだから そういう反応もありうるか、とは思うが、一国の代表者としての対応としては いかがなものか、と思うのだ。 . . . 本文を読む
最近、かなり脱力感に襲われている。何としたことか。どのように考え、生きて行くべきか判然としないのである。
こういう時には、現状の世界をパースペクティブに見せてくれる本を読むのに限る、そういう思いで読もうと取上げたのが本書である。
著者の寺島実郎氏は、以前は何故かNHKが 米国事情を米国から伝え解説するキー・パーソンとして登場させていた。その当時は三井物産の米国駐在員だと思っていたら、その後、ブルッキングス研究所の研究員から日本総研理事長と どんどん所属というかステータスが変化していった人物だ。 . . . 本文を読む
先週、幼児虐待のニュースがあいついだ。実子を虐待し、殺害してしまった事件が明るみになったのだ。かつて、自分の子供を庇護・育成するのは“本能”と言われていたものだが、どうやら それは 生物的本能に根ざす感情によるものでは なく、生まれてこの方の教育による精神的陶冶によるものであると考えられるようだ。こういうことをしでかす人物は誤った低劣な教育を施されていたのだろうと思われる。 . . . 本文を読む
ようやくバンクーバ・オリンピックは終わりを迎えつつある。日本のアスリートは それぞれよく頑張ったと思う。
しかし、それが 適切な努力の結果であったのだろうか。何故ならば とうとう金メダルは1個も取れなかったのである。同じ アジアの他の参加国はどうだったかと見ると 韓国が目覚しい活躍をしている。中国もよいポジションにある。 . . . 本文を読む