The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
久しぶりの京都文化博物館・近世京都のすがたと戦時下の前衛画家展
今月上旬、午後の研修会に久しぶりに来京したので、午前の時間を無駄にしないように京都文化博物館の展示観覧に赴くことにした。展示は次の2つ。
〇花ひらく町衆文化 ―近世京都のすがた(岩佐又兵衛筆“誓願寺門前図屏風”修復に関連して)
〇さまよえる絵筆―東京・京都 戦時下の前衛画家たち
岩佐又兵衛は驚きの荒木村重の遺子。村重自身は生き延びて、その後秀吉の御伽衆となったとあるので、親子ともども同じような職に就いたのだろうか。否、お互い生前に名乗り合って顔を合わせたことがあるのだろうか。この絵のエピソード解説は興味深いものが有った。展示は岩佐又兵衛の作品を中心に、関連した芸術作品展示と思っていたが、とにかく京都の町衆の生活が分かるような絵や物品の展示で気分が混乱した。
“さまよえる絵筆”展の絵画は、異様にグロテスクであったり、単なる模様の類や仏画に走ったもの等で、エネルギーや明るさや自由を感じないものばかりで、ただひたすら個人的内面に力なく沈潜して行くようなものばかりだったように感じた。 . . . 本文を読む
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竹原観光
今回は“緊急事態宣言明け”に、株主総会のあったマツダ本社の広島を訪れたついでに行った竹原観光を報告したい。
その株主総会が早く終わり、予定より1時間早くJR列車に乗り、海田市駅で呉線に乗り換えるべく電車待ちとした。電車待ちの間、昼食に広島駅構内で買った、あなごめし弁当を食べる。呉線に入ると、しばしば瀬戸内海が美しい。広駅でまた乗り継ぎ、竹原駅に降り立ったのは13時過ぎ。無人駅だった。
竹原町並み保存地区に入る。突当たりが、ニッカ創業者・竹鶴政孝の実家の竹鶴酒造。“今は、見学はやっておられない。”とのことで、ここはスルー。最初に飛び込んだのが豪商屋敷の松阪邸。次に訪れたのは、竹原に来た観光客は必ず行くという、西方寺鐘楼。低い山の中腹だが、海抜11mで竹原を一望可能。武士が要害を構えるなら好都合のロケーションだが、この街には武家の臭いはなかった。
山を下ってさらにメイン・ストリートを奥へ進むと、竹鶴政孝・リタ夫妻の銅像があり、その隣が白い洋館の竹原市歴史民俗資料館。“おかかえ地蔵”から、頼山陽の祖父の御宅・頼惟清旧宅に至る。メイン・ストリートの終点、胡堂に至って、ここから戻り行程。最後に道の駅“たけはら”で土産を物色。ここでレモンケーキ、ぶどうゼリー、さしみこんにゃく、竹鶴のお酒も買えた。三原で夕食にタコづくしを食べて帰路に就いた。 . . . 本文を読む
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6月に見た映画の紹介
自粛生活の中で始めた映画鑑賞の6月の実績を報告する。いつものように、NHK-BSプレミアムのBSシネマで見たものが中心だ。BSシネマは11本、ネットの無料映画は9本、計20本を見た。
BSシネマはアルフレッド・ヒッチコック監督作品が今回は特に多い。“断崖 Supctin”、“北北西に進路を取れ North by Northwest”、“見知らぬ乗客 Strangers on a Train”、“間違えられた男 The Wrong Man”、“ダイアルMを廻せ! Dial M for Murder”と5作品だった。さすがに、いずれも面白かった。
ネットの無料映画では“激動の1750日”を見て、ヤクザ映画の刺激を受けた。これは山口組、一和会の抗争事件を扱ったもの。中井貴一が武闘派の主役だ。当時は何が原因か知らず、というよりマスコミは詳しく報道しなかったように覚えている。この映画でその原因、背景、経緯等を知ることができた。この後、松方弘樹の“武闘派の道1,2”を見たが、こちらはある町のシマをめぐる抗争を扱った小品だった。 . . . 本文を読む
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マツダ㈱の株主総会に出席して―マツダのEV戦略
このコロナ禍で県境を跨いで広島でのマツダ㈱の株主総会に赴いた。マツダは燃費が従来比の15%向上した究極のガソリン・エンジン・スカイアクティブを2010年に発表し、順次発売している車種に拡大して行った。そしてCO2削減策には、これをメインに経営戦略を練るつもりであったように見えていた。本質的なCO2総排出量削減には“Well-to-Wheel”のトータルでの削減で、ワールド・ワイドにはこれで社会貢献するべきだと主張していた。だがこのままでは、ガソリンエンジンでは、世界の潮流に取り残される懸念がある。
そこで株主総会に行って、マツダのEV対応を直接訊きたくなったのだ。だが、既に先月に技術戦略を公表したとのこと。それはCASE時代への“カーボンニュートラル”を目指して、2030年にはEVの出荷比率を25%に持って行く計画であり、そのためのプラットフォーム(台車)を現在開発中だとの説明であった。ロータリー・エンジンもEVのための発電のためのエンジンとして考えており、上手く行けば採用して行きたく、捨てた技術ではないとのことであった。また、2030年にはEVを25%とは言っても、残り75%の大半はガソリン車なので、それを現状よりはブラシュ・アップすることは当然だとの説明もあった。
ガソリン・エンジンに固執はしていないという、マツダの柔軟な姿勢に非常に安心した。さすがに、様々な経営危機を乗り越えてきた会社だとの印象だった。 . . . 本文を読む
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