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世界経済の今後の見通しについて―日本市場10連休の警戒するべき影響

金融市場は年初からリスクの多い年とされていたが、これまで米中貿易摩擦や金利動向へ不安等あり多少の波乱があっても決定的なダメージには至らず、次第に年央に迫って来ている。 しかも日本では前例のない10連休が待ち受けている。外人金融プレーヤーがこれを見逃すはずがない。日本人が手出しできない間に儲ける企みを静かに仕組んでいるのではあるまいか、と思っている。具体的にはどのような仕掛けかまでは私にはわからない。しかし、十分に警戒するべき問題だ。 又それが返って、単なる調整から行き過ぎて大崩れへ発展することも懸念される。さらに、それが思わぬ世界各市場への玉突き現象となり、下手すれば中国経済への大打撃となり、大げさに見れば世界の各マーケットの崩壊へと繋がる可能性も考えられる。 . . . 本文を読む
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この1週間で感じたこと―日本の蔭りと退潮傾向

週末のニュースでは、軽自動車の大手メーカーであるスズキの検査不正によるリコールと、大和ハウス工業の住宅施工の不備が伝えられた。まだまだこのような巨大な不正が温存されていたとは、驚きだ。日産に引き続き、日本株式会社の監査役の業務怠慢が問われる事態ではないだろうか。 安全最優先が日本の産業界のモットーだったが、週初めの豊洲で死亡事故に見るようにおろそかになって来ている。日本の鉄道も社会インフラであるにも拘わらず止まることが多くなった。技術の高度化と社会の安全性要求に日本の鉄道運営技術の総体が追い付いていないのではないか。 また豪華客船や大型旅客機等の製造業に見られる様に、日本には、“儲かる高度な産業”がついに育たなかった。アジアの開発途上国と同質の産業社会のまま価格競争力に負けて行くということではあるまいか。しかもネット社会の技術革新の中にあって、5G化の競争でも日本産業界はその戦いでスタートラインに立てなかった。米、中、韓に完全に出遅れている。 かつて世界のGDPの16%を占めていた日本経済は、今や6%のシェアだという。劣化した工業技術水準では稼ぐ力は失われているのは当然だろう。にもかかわらずアベノミクスは上手く行っているかのような宣伝に、国民は踊らされているのではないか。現政権下での第三の矢などは期待できないのだ、もういい加減に気付くべきではないか。 . . . 本文を読む
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“思考停止”という“滅亡に至る病”への小さな危機感

先週の最大のニュースは新元号の公表だった。伝えられた報道を総合すると、結局のところこれを決めたのは内閣総理大臣、その人ということのようだ。お勉強嫌いの反知性派の安倍氏とのこと。その無教養の果てが今回の元号制定へと繋がっている。 “令という漢字を見た時、最初にいい意味は連想しない。漢和辞典でも『命令』という意味が来る。(付和雷同して)「おとなしくしろ」って指示されているかのようだ。”国書・万葉集を典拠として“中国と関係ないというが、梅は中国の花”ではないか。しかも万葉集の表現の元も漢籍・詩文と思われる。しかもその詩文は元号にふさわしい内容ではない。こいったことから“最終的に「令はふさわしくない」。”との声がある。確かに、この意見に合理的に反対できる要素は全くない。 とにかくキラキラ・ネームのような元号であっても語感だけで安易に歓迎する風潮は、反知性の思考停止と忖度とで成り立つ社会的心理が背景にあると思われることに、この社会の危うさを感じるがいかがだろうか。 . . . 本文を読む
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“日本の原発政策”についてチョット考える

先週末の“朝まで生テレビ”は“激論!原発と日本のエネルギー政策”をテーマにやっていた。ほぼ“原発推進派”と“反対派”に分かれての討論だったが、推進派の議論に迫力が乏しく主張の要旨に明解な印象が無い。 私は原発は矢張り、早急に手仕舞うべきものと考える。その主な理由は次の3つである。 ①原発には経済性が全くない。つまり儲かるものではないことが、近年明らかになって来ている。 ②核廃棄物を10万年規模で安全に保管する場所が日本にはない。 ③原子炉を地震から安全に保護できる場所が日本にはない。 原発エネルギーは1kWh当たり せいぜいで2桁のコストとされるが、ソーラー・パネルによるエネルギーは日本でも1桁となり得ると言われて来ており、世界のチャンピオン・データーでは1円台とされる状況になっている。これが現実であり、世界の常識なのだ。だから、それでも原発にこだわる人々の理由が私には全く理解できないのだ。 . . . 本文を読む
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