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河村小百合・著“日本銀行―我が国に迫る危機”を読んで

今回紹介するのは日本の金融の総本山・日銀の金融政策に関する本である。河村小百合・著“日本銀行―我が国に迫る危機”(講談社現代新書)である。実は、著者があるTVのワイド・ショウ番組に出演して、実は日本が金融上の大危機を迎えているとの解説していたのを見て、その著書を検索して購入し、読んだものである。やっぱり、昨年秋の1ドル150円は相当ヤバかったのか? どうやらウクライナ侵攻による品薄と円安によって日本の物価も上昇し始めたが、慌てて取り敢えず為替介入をやって、現状の1ドル130円台に落ち着いている。この間に、日銀は利上げを実施するなどして、金融の正常化に取り組まなければならないが、現状、日銀は簡単に利上げを行うことができないということなのだ。それは、利上げすると“日銀が債務超過”に陥ることになるからだ、という。それはアホアホ失政が原因だというのだ。その説明が、縷々丁寧に本書に書かれている。 結局、アホアホ失政のツケはハイパーインフレとなり巨大である!この結果は日本歴史のアホアホ汚点として大きく残るのだ!! . . . 本文を読む
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鎌田 浩毅・著“知っておきたい地球科学―ビッグバンから大地変動まで”を読んで

今回紹介するのは前回に引き続き鎌田浩毅教授の“知っておきたい地球科学―ビッグバンから大地変動まで”の紹介としたい。本来は、地球科学入門的な本から入るべきだったかも知れないが、京大名物教授の最終講義の方が魅力的な感じがあったので、順序を入れ替えての紹介である。それ以外にも順序入替の理由があった。それは前の本には“地球温暖化は自明でない”が入っていたからだった。それを私の中では前回のタイミングで是非とも紹介したかったからだった。 この本は、“宇宙や生命はどうやって生まれたのか。地球のエネルギー資源はどう作られているのか。気候変動や災害の原因は何か。ミクロからマクロまで、地球に関わるあらゆる事象を丸ごと科学する学問=地球科学は、未来を生きるための大切な知恵を教えてくれる。大人の学び直しにも最適な、知的刺激に満ちた一冊”であるが、月の意外な地球上の生物への影響も教えてくれた。 . . . 本文を読む
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鎌田 浩毅・著“揺れる大地を賢く生きる―京大地球科学教授の最終講義”を読んで思うこと

少々古くなった話かもしれないが、4月に札幌市で開かれる主要7カ国(G7)気候・エネルギー・環境相会合を前に、議長国の日本が提示した共同声明原案に欧米勢が反発しているという。二酸化炭素(CO2)排出量の多い石炭火力発電所の全廃時期に踏み込んでいないことに批判が集まっているのだという。どうしてこうなるのだろうか。 地球温暖化自体が本当は怪しい議論だということをしっかり認識する時期に来ているように思うのだ。特に、CO2温暖化説は絶対的に正しいというのは、ほぼ宗教的信念であって、科学的思考の結果ではないということが明らかにされなければならないと思っている。信頼できる地球科学の学者が“短期的には温暖化は事実だが、長期的には実は寒冷化していると考えるのが科学的に普通だ”と言っているのだ。それは京都大学・鎌田浩毅教授だ。そして、著書“揺れる大地を賢く生きる―京大地球科学教授の最終講義”の“第5章 地球温暖化は自明でない”に詳しいので、ここで紹介したい。 . . . 本文を読む
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3月に鑑賞した映画の紹介

早くも4月、今回も先月鑑賞した映画の紹介をしたい。先月見たのは、BSシネマが9本、ネット無料映画は15本、有料ネット配信が1本、レンタルビデオが6本。計31本となった。先月42本だったことからすると11本減となった。先々月1月は48本。ちなみに12月は36本。残念ながらこの4カ月で最低の本数となった。 それは2月下から3月初めにかけて、マイナポイントに煩わされ、3月中頃まで確定申告に煩わされ、その合間に仕事があり、お出かけもやったりしたことによる。3月は結構忙しかったのだ。 それでも31本と結果として1日1本と結構頑張ったつもりだ。月の後半は圧倒的にネット無料映画が多い。 それは、私のソースであるGYAO!が3月いっぱいでサービス終了となるから、懸命に見たためだ。今後はどうするかが課題でまだ対応は決めていない。当面GYAO!ロスに耐えなければならないだろう。 . . . 本文を読む
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