先日、今季の春の花粉症が終わりに近づいていることが報道されました。
▢ 花粉 関東など本格的な飛散は終了
私自身、4月中旬までは目がシバシバしていたのですが、
ここ1週間はあまり感じなくなりました。
敏感な方でも、GW終了頃には症状が消えるはずです。
もし、その後も症状が残る場合は・・・イネ科花粉症の可能性があります。
イネ科花粉症と言っても田んぼの稲ではなくて、
道ばたに生えているカモガヤなどの雑草です。
こちらのサイトに花粉カレンダーがありましたので引用します;
花粉を飛ばすのは植物ですから、
桜前線同様、日本全国で飛散時期が少し異なります。
また、花粉の種類も異なります。
例として、北海道エリアと九州エリアの花粉カレンダーも引用;
北海道では、関東地方ではほとんど飛ばないシラカバがメインです。
昔は「北海道にはスギ花粉症はない」とされていましたが、
現在は少し飛んでいるので患者さんもいるのでしょう。
一方、九州エリアでは、
スギ・ヒノキ花粉の飛散期間が関東地方より1ヶ月ほど早まり、
イネ科も4月中旬からたくさん飛びます。
例年、花粉症症状がつらい人には、
「シーズンが終わったから安心」
で済ませないで、来期以降に向けての治療である、
「舌下免疫療法」
をお勧めします。
抗アレルギー薬による対症療法ではなく、
体質改善して花粉に反応しなくなる体を手に入れよう、
という治療法です。
当院でも数十人のお子さんがこの治療法を行っており、
昨シーズンよりひどかった今シーズンのスギ花粉症も、
「昨年より楽だった」
と手応えは十分です。