かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

日テレ調査書、結局当たり前と思っているものをわざわざ疑ってえぐり出すような行為は難しいのだと改めてわかりました

2024-06-01 19:00:33 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は14.1℃、昼の最高気温は27.3℃、五條市の今朝の最低気温は13.8℃、昼の最高気温は26.3℃でした。今日は朝からよく晴れました。適度に風もあり、週末仕事には絶好のお天気でした。そこで今日は朝から洗濯を実施。しっかり日干しした後、昼前に散髪に出かけ、鳥の巣状に変化してきた髪を整えに行ってきました。ただ残念だったのは、3月2日に臨時休業の紙が入口のシャッターに貼り付けてあった行きつけの店が、今日行ったらテナント募集の張り紙に変わっていたことです。ああ、復活はならなかったのか、と残念至極となりましたが、とりあえず頭の方は前回も行った店に転進して無事刈り上げてきました。まあ他にも気になる店はあるので、行きつけの店がなくなった以上はもう少し店を探してみるのも良いかも。次の機会には少し考えてみましょう。

 さて、この1月に一人の漫画家を死に追い込んだ原作改変ドラマの問題について、当の日本テレビがようやく社内調査報告書が完成し、97ページにもなる大部の全てを公開しましたが、案の定というかあちらこちらで轟々たる非難の炎が吹き上がっていますね。時間こそかかりましたが、こうして取りまとめた上で「改変無く」公開した事自体は良いことだと思いましたが、その内容は終始自己弁護に徹しており、再発防止などできるとは思えないと多くに判断されてしまったのは失敗だったのではないかと言う気が致します。個人的に、冒頭「本件原作者の死亡原因の究明については目的としていない」という点はまだ理解できなくもないのですが、結局のところ、ドラマ制作を統括する役目のプロデューサーが漫画家と脚本家の双方に「自分が悪い訳では無い」と場当たり的に適当な嘘を重ねていたためにお互いの認識の齟齬が拡大して双方の不信感が増大、最終的に取り返しのつかないことになってしまったというように見えます。それならそれで、プロデューサーがなぜそのようなごまかしをやらかしたのか、そしてそれを防ぐにはどうしたら良いのかについて、経営者、現場サイド、子会社下請け等々含めそれぞれの立場でしっかり掘り下げていかないといけないと思うのですが、「撮影スケジュールの進行やキャスト・スタッフ等の負担を気にしたA氏(注:プロデューサー)の心情は理解できるものの、本件原作者との信頼関係を保つ上で、やはりこのような対応は避けるべきだったといえる」などと言うような当事者意識皆無な表面をさらっと撫でただけの内容で終えようとしているのは、本気度が足りないと思われても仕方がないのでは無いかと思われます。第一、愛する原作を守ろうと奮闘する原作者を「難しい人」扱いにして原作改変やむなしと押し付けを図る制作サイドのドラマにしてやっているのだと言わんばかりな上から目線姿勢のテレビ文化についてはどうやらあまり疑問視していない様子で、どっぷりその文化に浸り込んできた人たちがやる社内調査の限界かと思われますが、最も肝要なのは自分たちの文化がもはや「間違っている」のではないかと、ドラマ制作に関わる各位が自らに疑いをかけることではなかろうかと思います。その一助としての調査であればかくも炎上はしなかっただろうと想像されるのですが、自分の寄って立つものを否定する視点を持つのはよほどの変わり者でもないと誰しも難しいものだと思いますので、社内調査は社内調査として、今更ではありますが、無関係な第三者機関による客観的な調査を実施されるのが結局はドラマ制作の未来のためになると思います。
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