今朝の奈良市の最低気温は14.7℃、昼の最高気温は27.9℃、五條市の今朝の最低気温は11.2℃、昼の最高気温は27.2℃でした。今日はよく晴れて午後はかなり暑くなりました。少し蒸すような感じもしたので、16時ころ、直射日光を浴びながら歩くのはなかなか不快感はなかなかのものです。日没後は速やかに気温も下がっていますが、しばらくは暖かな夜になることでしょう。ただこの気温、寝るときはちょっと暑いくらいなので布団もろくに掛けずに寝てしまうのですが、夜明け前に寒さで目が醒めてしまうのが困ります。今のところ風邪など引かずに済んでいますが、あんまり続くとさすがに調子が狂ってくるかも。寝る前は涼しく明け方は暖かくと相反する状態を実現するにはどうしたら良いものか、悩ましい限りです。
さて、北九州市の公園に設置されている旧国鉄の客車車両が、この5月から中身を全面改装したカフェとしてオープン、週末中心に賑わいを見せている一方で、歴史ある貴重な車両を台無しにしたと鉄道ファンを中心に非難の声を上げているそうです。
その客車は、1948年製の「オハフ33」という九州圏内を走っていたもので、一時は別の公園で展示されていましたが、2009年に現在の公園に移転されたとのこと。そこで市では、同地区の賑わい創出を目的として地元事業者らと協議の場を設け、最終的にカフェ案が採用され、内装の改築が決定、改装費用は
カフェを運営する事業者が負担し、レトロな雰囲気たっぷりの対面座席や網棚、照明などを撤去し、片側のマドを全部塞いで棚を設けて焼き立てパンを並べ、反対側はテーブルを設けて座ることができるカフェ仕様となりました。改造の前後の写真を見ると、なんとも懐かしい感じのする古い国鉄車両が改造後は、写真で見る限り薄っぺらなハリボテ感のある内装になっている様にも見え、鉄道ファンなら激怒するのも分からないでもないなという変わりようではありました。産業遺産として惜しいという気も致しますが、ここに設置した目的は文化財保存のためではなくて地域活性化だとのことですし、鉄道車両のままではそれが叶わなかったのだとすれば、お金も出していない他所者としては、その有様を嘆くしかないのではないでしょうか。こういう産業遺産もなるべく後世にオリジナルな形のまま残したいとは思いますが、場所や維持費などを考えると民間ではまず難しいでしょう。ましてやそのものに懐かしさを覚える世代が消えていけば、同じように消えていくしかないのかもしれません。