かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

やっと備蓄米の放出が決まりましたが、さてコレで万事うまく行くのかどうか。駄目だったときはいよいよ農水省も◯◯せねばならないかもしれません

2025-02-15 19:45:24 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温はー1℃、昼の最高気温は14.8℃、五條市の朝の最低気温はー3.7℃、昼の最高気温は13.5℃でした。昨夜からよく晴れて朝は強烈に冷え込みましたが、その晴れ空が昼間も続いて、昼間は小春日和の上天気となりました。この高温は、多分西から雨が近づいているためでもあるのでしょうね。昼過ぎには北九州の西にあった雨雲がちぎれながら波状的にどんどん東に流れてきて、20時現在、その先端がそろそろ近畿にもかかりつつあります。一方気象庁の雨雲レーダーだと、まるで雨雲を生み出す母体が九州の西方の東シナ海上にあるかのごとく、雨雲本体のような塊がずっとそこにあって東に雲を送り込んできていますので、果たしてこの雨がいつ止むことになるのかわかりません。一応天気予報では夜のうちに上がりそうな感じではあるのですが。まあ明日はじっと家に籠もっているのがよさそうですね。

 さて、ようやく昨日、農水省が備蓄米21万トンの放出すると発表を行いました。報道によると、3月下旬には備蓄米が店頭に届くらしいです。これで狂乱高騰が和らげばいいのですが。この措置で値段が下がるというヒトもいれば、元々足りてないのに小出しにしてもさして意味がない、というヒトもいるようです。
「消えた21万トン」の原因が何者かによる買い占めと出し渋りによるという農水省の説明どおりなら、備蓄米の放出はそれらの価格崩壊を招くでしょうから、放出前に貯めた米を手放してお金に替えようとする動きが雪崩的に起こって、放出前から一挙に価格が下ることになりそうな感じもしますが、意味がない説によると、そもそも米の量が一昨年の猛暑の際に40万トンも不足しており、それが未だに尾を引いていて、今も米がとにかく足りていないのだという話だそうです。これはこれでなかなかの説得力があるように思え、21万トンでは減少分を埋めるには不足しているので、期待したほど価格は下がらないことになります。
 それにしても、何故農水省がこんなにも反応が鈍くて米の価格の高止まりを放置していたのか不思議でしたが、報道で農水省幹部 なる御仁が「農水省としては、価格を抑えるためという理由では出したくなかったんだけど、官邸からの圧力がすごかった」とコメントしたというのを観て、なるほどと納得しました。農水省は国民の懐事情などどうでも良くて、ただ農業者の方だけ、というか農業団体の方だけ意識を向けているということなのだな、と。農水省はこれみよがしに我が国の食料自給率を云々していますが、その割に輸出輸出とうるさく騒いでいます。これは結局食料安保とか国民の食の安定供給とかが省の目的ではなくて、自身の縄張りである農業の振興だけが頭にあるということなのでしょう。その割にはそもそも農業振興すらまともにできているようには思えないのですが、国民の食のことはまるで頭にない省庁だということだけはよくわかった一連の騒ぎだったと思います。多分この秋、米の流通現場では相変わらず米が足らないのに、強引にこの放出した21万トン分を引き上げようとするんじゃないでしょうか? 米価格が下がるかどうかとこの秋の農水省の行動で、農水省という省庁の存在意義がはっきりするんじゃないかという気がします。
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