半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

国立歴史民俗博物館で、 『柳田國男と考古学』 を見ました。

2016-09-11 17:05:29 | 博物館、科学館、資料館
国立歴史民俗博物館に行く用事があったので、この特集展示を見て帰ることにしました。 『柳田國男と考古学 ‐柳田考古遺物コレクションから分かること‐』 です。成城の自宅を取り壊すとき、床下から出てきたという考古遺物をメインとした展示だったものの、残念ながら撮影禁止でした。



ご存じの通り、柳田國男の 『遠野物語』 の中には、猟師や狩猟に関する伝承も沢山出てきますね。実はその中に、昔から大変印象に残っている話があります。

山の中で神の使いといわれている白鹿に遭遇した猟師が、魔除けのお守りとして持っていた黄金の玉を、蓬の葉で包んで撃ったという話です。火縄銃を撃つとき、紙や革をパッチにして撃ったという記述は色々な所で見たことがあったものの、植物の葉で包んだという記述は初めてだったので非常に驚いた記憶があります。

果たして本当に植物の葉をパッチ代わりに使えるのかな?。いずれ機会があったら、実験してみることにしましょう。


話は変わって、これは歴博に展示されている猟師です。グリップの握り方が変ではあるものの、このホーワの300は本物ですね。国産の銃なので国内で無可動加工した実銃ということは確かだと思いますが、外見上で分かるような加工痕は皆無です。博物館だとそういうことも認められるのかな?。でも私がそれ以上に驚いたのは・・・・・・




・・・・・・その後ろの左側にあるライフル銃。猟師の使う銃の例として展示されていたのですが、さて、皆さん、何故私が驚いたのか分かりますか?。




何とウェザビー・マークVの300ウェザビー・マグナム!、しかも希少な左利き用!!。



果たして歴史民俗博物館の学芸員の皆さんは、実はコレがかなり特殊な銃だということをご存じなのだろうか?。
コメント (2)
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