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ちょっと見たい展覧会があったので、世田谷美術館まで行ってきました。その展覧会とはコチラ、 『 塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない! 人生絵日記 』 です。
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塔本シスコさん、ルソーなどのいわゆる素朴派の画家と同じく、特に絵に関する専門の勉強をされてきた方ではありませんし、実際に本格的に絵を描き始めたのも53歳の時とのことだそうです。
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それにしても・・・・・・やはり他人からの賞賛や名声等とは一切関係のない世界で、心の底から湧き上がってくる創作意欲だけに突き動かされて描かれた作品には、邪心のない子供の絵と同じような私達の心を鷲掴みにするイノセントなパワーが宿っていますね。
私が塔本シスコさんの絵を初めて見たのは、やはりこの世田谷美術館で開催された 『 アンリ・ルソーから始まる 素朴派とアウトサイダーズの世界 』 を見たときのことでした。その時、素朴派やアウトサイダーズの絵画に関して、 “ クルマに例えちゃうと、素人が作ったチューニングカーみたいなもの ” と書きましたが、やはり私はプロフェッショナルが作った洗練されたチューニングカーより、たとえ未完成で危なっかしくても、そのパッションが ( 或いは渇きか? ) がダイレクトに伝わった来るモノの方により大きな魅力を感じてしまうようです。
今回は写真撮影可だったので、少しだけ会場の雰囲気をご覧に入れることにしましょう。
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これらの作品の魅力は画像なのでは中々伝わりにくいので、是非世田谷美術館まで足を運ぶことをオススメします。尚、会期は11月7日までで、日時指定の事前予約制となっております。