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ちょっと前の話になってしまうのですが、アランズアンティークスを訪問した時にカミさんがこのトランスファーウェアのお皿に目を留めました。アランさんの所にはオールド・ノリタケを始めとした見事な日本製の里帰り品も色々あるので、私はそちらにばかり気を取られていたのですが、カミさんは以前からこういったアイテムがちょっと気になっていたようです。ルーペで貫入の状態を見たら、ちゃんと時代のあるアンティークでした。
「アランさん、これ、いくらですか?」
「う~ん、これは1800年代中頃の本物の英国製アンティークで、珍しくクラックもなくて程度も良いので・・・3000円」
「買った!」
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トランスファーウェア(Transferware. Transfer-printed Pottery等とも呼ばれています)は紙に印刷したパターンを転写して模様を付けるという普及品なので、模様がズレたりしているのも当たり前で、物としてのレベルでは手書きの高級品とは比較になりません。でも我が家のダイニングの家具類(すべて英国製のアンティークではあるものの)も正直そんなに高級品というワケじゃないし、こういうレベルの物が良く似合うような気がしますね。
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別に使い道を考えて購入した訳じゃないけど、こんな感じで朝食の時にパンを載せたりして使っています。本物のアンティークであるにもかかわらずお手頃な価格で購入できるという点も大きな魅力だよなぁ。皆さんご存じの通り、今まで陶磁器はウエッジウッドを中心に揃えてきたけれど、タイやインドネシアで生産されている現在のウエッジウッドを買うくらいなら、むしろこういうアンティークを買うのもアリだと思うようになりました。
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裏面を見たらこのようなメーカーのバックスタンプが入っていました。
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1780~1980年の陶磁器のバックスタンプを収録しているこの『Encyclooedia of Marks』で調べてみた所・・・
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似ている物はいくつかあったけれど、残念ながら決め手には欠けてますね。恐らく英国スタッフォードシャー州のどこかの工房で生産された物じゃないかと思われるので、Transferware 関連の専門書を取り寄せてもう少し調べてみることにします。
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しかし、このトランスファーウェアの話はここで終わりではありません。最初のお皿を買った数週間後、今度はこのスープポットが置いてあるのを見つけました。
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「アランさん、これ、いくらですか?」
「う~ん、これはクラックや直した痕もあるから・・・2000円」
「買った!」
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良く見ると、蓋と本体と受け皿の色や雰囲気が微妙に合っていないような気もするので、元々は違う製品の合わせ物かもしれないけれど、まぁ値段が値段ですからそんなことは全然気になりません(笑)。
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受け皿の裏面にはこんなバックスタンプが入っていました。バナーに書かれている "SYRIA(シリア)" というのはメーカー名じゃなくて、この絵柄に付けられた名称です。その下に "RC &C" と書かれているので、コクラン(Robert Cochran & Company) が1800年代中頃に生産した製品のようですね。トランスファーウェアには定番ともいえるお決まりのパターンというのがいくつかあって、このシリアもコクランの定番の一つでした。
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このスープポット、さすがに実際にスープを入れて使うのはちょっと憚られるので、購入当初には底に穴でも開けて植木鉢にでもしようか?と思っていたけれど、ご覧の様に雰囲気のある中々良い佇まいなのでちょっともったいないですね。果物か何かを入れて使うのが良いかな?。
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アンティークのトランスファーウェア、本当に軽い気持ちで手に入れたということもあって、まだまだ知らないことばかりです。でも、こうやってちょっとした契機から色々調べるようになると、それまで見えていなかつた物事が見えてくるようになって世界がパッと広がりますね。新しい知識が増えるというのは本当に楽しいななぁ。
「アランさん、これ、いくらですか?」
「う~ん、これは1800年代中頃の本物の英国製アンティークで、珍しくクラックもなくて程度も良いので・・・3000円」
「買った!」
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トランスファーウェア(Transferware. Transfer-printed Pottery等とも呼ばれています)は紙に印刷したパターンを転写して模様を付けるという普及品なので、模様がズレたりしているのも当たり前で、物としてのレベルでは手書きの高級品とは比較になりません。でも我が家のダイニングの家具類(すべて英国製のアンティークではあるものの)も正直そんなに高級品というワケじゃないし、こういうレベルの物が良く似合うような気がしますね。
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別に使い道を考えて購入した訳じゃないけど、こんな感じで朝食の時にパンを載せたりして使っています。本物のアンティークであるにもかかわらずお手頃な価格で購入できるという点も大きな魅力だよなぁ。皆さんご存じの通り、今まで陶磁器はウエッジウッドを中心に揃えてきたけれど、タイやインドネシアで生産されている現在のウエッジウッドを買うくらいなら、むしろこういうアンティークを買うのもアリだと思うようになりました。
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裏面を見たらこのようなメーカーのバックスタンプが入っていました。
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1780~1980年の陶磁器のバックスタンプを収録しているこの『Encyclooedia of Marks』で調べてみた所・・・
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似ている物はいくつかあったけれど、残念ながら決め手には欠けてますね。恐らく英国スタッフォードシャー州のどこかの工房で生産された物じゃないかと思われるので、Transferware 関連の専門書を取り寄せてもう少し調べてみることにします。
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しかし、このトランスファーウェアの話はここで終わりではありません。最初のお皿を買った数週間後、今度はこのスープポットが置いてあるのを見つけました。
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「アランさん、これ、いくらですか?」
「う~ん、これはクラックや直した痕もあるから・・・2000円」
「買った!」
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良く見ると、蓋と本体と受け皿の色や雰囲気が微妙に合っていないような気もするので、元々は違う製品の合わせ物かもしれないけれど、まぁ値段が値段ですからそんなことは全然気になりません(笑)。
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受け皿の裏面にはこんなバックスタンプが入っていました。バナーに書かれている "SYRIA(シリア)" というのはメーカー名じゃなくて、この絵柄に付けられた名称です。その下に "RC &C" と書かれているので、コクラン(Robert Cochran & Company) が1800年代中頃に生産した製品のようですね。トランスファーウェアには定番ともいえるお決まりのパターンというのがいくつかあって、このシリアもコクランの定番の一つでした。
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このスープポット、さすがに実際にスープを入れて使うのはちょっと憚られるので、購入当初には底に穴でも開けて植木鉢にでもしようか?と思っていたけれど、ご覧の様に雰囲気のある中々良い佇まいなのでちょっともったいないですね。果物か何かを入れて使うのが良いかな?。
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アンティークのトランスファーウェア、本当に軽い気持ちで手に入れたということもあって、まだまだ知らないことばかりです。でも、こうやってちょっとした契機から色々調べるようになると、それまで見えていなかつた物事が見えてくるようになって世界がパッと広がりますね。新しい知識が増えるというのは本当に楽しいななぁ。