うちのカミさんは、普段使い用、お出かけ用、フォーマル用、と3個の腕時計を使い分けていて、普段はこのIWCポルシェ・デザイン・オーシャン500を使用しています。昨年の11月、バックルのピンが外れたため、正規代理店のリシュモン ジャパンに修理に出したので、ついでにコンプリートサービス (防水検査を含む完全整備) も合わせてお願いしました。しかし、返ってきた回答は “ブレスは交換が必要なので、スイスのIWC本社まで送らなければならない” とのこと。見積もりでは期間は4ヶ月、費用は17万6000円との回答でした。安くはありませんが、まぁこのクラスの腕時計としては妥当な線でしょう。
しかし、ここで問題発生。カミさんのオーシャン500は中期型、つまりブレスを各コマに内蔵された2本のピンでつなぐという凝ったメカニズムを採用していた頃のモデルなのですが、ブレスを新品に交換すると普通の腕時計のように側面から1本のピンでつなぐという後期型になってしまうのです。一般に改良だといわれていますが、私の眼にはどうしてもコストダウンのように映ってしまうのでちょっと複雑な気持ちだなぁ。また、後期型ではブレス自体の厚みが若干増してしまうのもマイナスポイントといえるでしょう。
さらに、このブレスの変更を行うためには、ケース自体までそれに適合するタイプに交換するため、今持っている純正アクセサリーのベルクロ・ストラップ用アタッチメントが使用できなくなくなってしまいます。カミさんは実際に使用したことはありませんし、別に気にしないといっていましたが、やはり持っているものが使えなくなってしまうのはもったいない。そこで、無理を承知で、「もし可能ならば、今持っているベルクロ・ストラップを使用できるようにして欲しい」というリクエストをしてしまいました。
待つこと4ヶ月、予定通りにコンプリート サービス+ブレス交換が終了しました。請求金額は見積もり通りで、税込みでは18万4800円。しかし、ここで注目して頂きたいのは金額ではなく、修理内容の最後に書かれた “ケースドメ ナイロン VELCROストラップ チタン オーシャン500 個数2 請求金額 0円” の記述です。
現在所有しているナイロンのストラップが使用できるように、高価なアタッチメントを無料で提供してくれたのです。このアタッチメントは既にパーツとしてオーダーしても手に入らない物なので諦めていたのですが、やはりこういう対応は正規代理店ならではのものでしょう。現物を確認したら、比較的手に入りやすいオーシャン2000用(画像の左側)ではなく、サイドが斜めにカットされた正真正銘のオーシャン500用でした。
また、中期型と後期型ではブレス調整用のツールが違うので、そのツールと説明書も同封されていました。左の小さいのが中期型用、右の大きいのが後期型用です。
ケースの裏側を見たら、以前に国内でコンプリートサービスを受けたときには貼っていなかった保護シールも貼ってありました。
確かに、ブレスが後期型になってしまったのは少々残念ですが、ブレスはもちろん、ケース、ガラス、ダイヤル、針、リューズなど、外から見える部分の大半が新品になり、内部もきっちりオーバーホールされ、さらに新品と同じ2年間の保証が付くわけですから、事実上新品と交換したのと大差ありません。それを考えると、今回の費用は非常に良心的な金額だと思います。
最後に、このオーシャン500と、私が普段使いで使用しているオーシャン2000を比べてみました。
オーシャン2000の2000m防水は確かに凄いですが、この大きさで500m防水を実現しているオーシャン500も大した物だと思いませんか?。こうやって並べてみると、オーシャン500のほうが小さくて上品ですね。もしカミさんがオーシャン500を使っていなかったら、私も自分用に一つ欲しいくらいです。
しかし、ここで問題発生。カミさんのオーシャン500は中期型、つまりブレスを各コマに内蔵された2本のピンでつなぐという凝ったメカニズムを採用していた頃のモデルなのですが、ブレスを新品に交換すると普通の腕時計のように側面から1本のピンでつなぐという後期型になってしまうのです。一般に改良だといわれていますが、私の眼にはどうしてもコストダウンのように映ってしまうのでちょっと複雑な気持ちだなぁ。また、後期型ではブレス自体の厚みが若干増してしまうのもマイナスポイントといえるでしょう。
さらに、このブレスの変更を行うためには、ケース自体までそれに適合するタイプに交換するため、今持っている純正アクセサリーのベルクロ・ストラップ用アタッチメントが使用できなくなくなってしまいます。カミさんは実際に使用したことはありませんし、別に気にしないといっていましたが、やはり持っているものが使えなくなってしまうのはもったいない。そこで、無理を承知で、「もし可能ならば、今持っているベルクロ・ストラップを使用できるようにして欲しい」というリクエストをしてしまいました。
待つこと4ヶ月、予定通りにコンプリート サービス+ブレス交換が終了しました。請求金額は見積もり通りで、税込みでは18万4800円。しかし、ここで注目して頂きたいのは金額ではなく、修理内容の最後に書かれた “ケースドメ ナイロン VELCROストラップ チタン オーシャン500 個数2 請求金額 0円” の記述です。
現在所有しているナイロンのストラップが使用できるように、高価なアタッチメントを無料で提供してくれたのです。このアタッチメントは既にパーツとしてオーダーしても手に入らない物なので諦めていたのですが、やはりこういう対応は正規代理店ならではのものでしょう。現物を確認したら、比較的手に入りやすいオーシャン2000用(画像の左側)ではなく、サイドが斜めにカットされた正真正銘のオーシャン500用でした。
また、中期型と後期型ではブレス調整用のツールが違うので、そのツールと説明書も同封されていました。左の小さいのが中期型用、右の大きいのが後期型用です。
ケースの裏側を見たら、以前に国内でコンプリートサービスを受けたときには貼っていなかった保護シールも貼ってありました。
確かに、ブレスが後期型になってしまったのは少々残念ですが、ブレスはもちろん、ケース、ガラス、ダイヤル、針、リューズなど、外から見える部分の大半が新品になり、内部もきっちりオーバーホールされ、さらに新品と同じ2年間の保証が付くわけですから、事実上新品と交換したのと大差ありません。それを考えると、今回の費用は非常に良心的な金額だと思います。
最後に、このオーシャン500と、私が普段使いで使用しているオーシャン2000を比べてみました。
オーシャン2000の2000m防水は確かに凄いですが、この大きさで500m防水を実現しているオーシャン500も大した物だと思いませんか?。こうやって並べてみると、オーシャン500のほうが小さくて上品ですね。もしカミさんがオーシャン500を使っていなかったら、私も自分用に一つ欲しいくらいです。
もう使えない物なので差し上げようと思ったのですが、どこに仕舞ったものか?分からなくなくなってしまいました。そういえば、ブログ用に比較画像を撮ろうと思った時にも見つからず、オーシャン2000用でお茶を濁してしまったことを思い出しました。
いつのことになるかは分かりませんが、もし見つかりましたら、ご連絡差し上げるようにいたします。
実は、私もランゲの1815は本当に買うか買わないかの瀬戸際まで、迷った時計です。
結局、買いませんでしたが、1815の表のシンプル美と裏面から見える機能美に感動しました。
最終的な目標は、買うことができないかもしれませんが、フィリップ・デュフォーのシンプリシティーのPT 文字盤ローマンが欲しいです。
私も、半谷さんと同じようにocean2000(後期)、妻がocean500(前期)を夫婦で愛用しております。
oceanは私と妻が付き合い始めた当初にペアで中古を購入しました。
その後、私はiwcフリガークロノ、ルクルトレベルソグランスポール、パテックカラトラバ、ジラール1945を購入しましたが、今手元にあるのは、普段使いのocean2000、カラトラバ、1945の三本です。
妻は、その後ジラールリシュビル(男性用)を購入し、現在に至ります。
今のiwcは当時のドイツの質実剛健さが無くなり、全く興味がありません。しかしoceanに関しては、本当に当時のデザインとは思えない風貌、性能どれをとっても最高にお気に入りです。
ある時計店の社長や従業員さんとの話しですが、やはり時計も最新ものより、当時の(90年初頭まで)ものの方が、作りが全然良いと話しておりました。
以前、半谷さんの「くるまにあでのw124の記事」と時計の話がリンクしているように思いました。
私は現在、90年式の三菱ギャランvr-4を、せっせと直しながら、車ライフも楽しんでいます。日本車もバブル期最後の初代セルシオ、初代シーマなど当時の車の作りこみには、本当に驚きます。
一消費者として、大量生産の物づくりから、質の高い物づくりに変わり、長く愛用できる時代が来てほしいと切に願っております。
長文失礼いたしました。