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東海散士

2018-01-16 | Weblog

嫌やこの火事倒壊さ。


1885年 佳人乃奇遇(かじんのきぐう)東海散士(とうかいさんし)


[句意]家の人たちが危惧しているのは、都会で交通事故や犯罪被害の惨事にあうことだ、という句。


[point]

1.東海散士は、政治小説『佳人乃奇遇』で知られる。

[解説]

1.東海散士(1852~1922)は、会津藩(福島県)出身。政治家としても、憲政党憲政本党で活躍。

2.『佳人之奇遇』(1885刊)は、著者と同名の主人公東海散士が留学先のアメリカで、スペイン革命に失敗した将軍の娘、およびアイルランド独立運動の亡命者と交友する。この交友を通じて、各国が民族独立運動を戦っている様子を情熱的に描いた小説。青年層から熱狂的に迎えられた。


2012同志社大学・文経済

 自由民権運動の時期に、小説の形式で政治的主張を宣伝する政治小説が普及するが、なかでも東海散士が1885年に初編を出し1897年まで断続的に出版した長編小説( エ )が有名である。そして1883年から翌年にかけて刊行し好評を博した『経国美談』を執筆した〔 d 〕は慶応義塾出身で、大隈重信のブレーンとして立憲改進党の結成に参加し、明治後期には社会問題に関心を持ち『新社会』(1902年)を発表したことで知られている。」

(答:エ佳人之奇遇、d矢野龍渓)〉

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