学生時代も一緒だったし 同じ仕事に進んだMは 私にとって大事な友です。
卒業以来二十年近く経ったころに、街でばったり会い、以来親しくしています。
月に一回は会いたいわねと お互いに願いながらも なかなか時間がとれません。
そんなMと会う時の半分以上 私は着物で 出かけていました。
いつも興味津津に 着物のことを聞かれるものの、私と同じように着物でお出かけしたいなんて思っているとは 思いもよらず。
そんなMから 着物でデートしましょのお誘いがあり、本日 決行となりました。
実は 今日は 都内のとある大学で 研修の申し込みをしていました。
その研修に 大胆にも着物で行こうと決めたのは十日ほど前。
着物もファッションも 全く関係ない講座でしたが、なんともうひと方 着物の方がいらっしゃいました。
着物を着ていると、いつもと違った空間が生まれるようです。
研修の前のランチでは、着物を汚さないようにとナプキンを用意してもらえました。
また、研修中に 講義の先生が 話しかけてこられたのです。
「着物で 仕事されますか?」と 聞かれました。
その先生は たまには着物で 講義をされるとか。
また、今日の帯は源氏香がいくつか織出されている帯を締めていたのですが、その帯の柄について
話題にされたりもしました。
着物着て たまに仕事したら もっと集中して授業聞いてもらえるかも
あるいは 着物に興味を持ってもらえるかな
研修の後は、お茶しながら 着物談義。
今日は とても温かな一日になったので、昼間は帯付きのままの着物の人も何人か目につきました。
私は 今秋に縫った大島の対丈着物コートを着ていました。
ほかには肘まである皮のロング手袋とパシュミナのストールが 今日の防寒具。
そのコートを Mも とても気に入ってほめてくれるのです。
別れる頃には、
「リサイクルで 大島の着物をゲットして 自分で解いて洗い張りに出すから、同じコートの作り方を教えて」
というところまで 話がまとまってしまいました。
仲間が増えるのは 嬉しいものです