これってやはり化石? 私のライフスタイル!

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「本阿弥光悦の大宇宙」・・・上野へ

2024-02-15 | お出かけ



NHKで関連番組放送の案内パネル・・・会場入り口にて

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

三連休最後の月曜日は、東京博物館は開館

特別展「本阿弥光悦の大宇宙」へ出かけました

毎回上京する前に、友の会に入ればいいのにというトトさん

一年に4回も足を運ぶかな?と自信がないので、都度チケット購入してきました

が、今回は友の会に入会


7,000円で、特別展3枚のチケットと、常設展はフリー、レストランなどの割引き特典などのある友の会です

私に取って光悦は、茶碗

お抹茶用の茶碗なら、何回でも見たい

会場は四つのパートに分かれていて、第一章は刀

それはそうかも

本阿弥家はずっと刀剣鑑定の名門として続いていたのですから

国宝が4点展示

刀の事は見てもさっぱりわかりません

でも、鞘の工芸的美しさは人並みに愛でる

今回はオーディオガイダンスは無しで、展示品に合わせた説明文だけが頼り

初めて知ったのは、折り紙をつけるとか、折り紙付きという言葉の語源

本阿弥家の何代目かが奉書紙に刀の鑑定を書き、その紙を折ったところから、美術品などの鑑定されている事を、折り紙つきと言うようになったんだとか

刀の見方がわからないので、こんな雑学が記憶に残ってしまいました(笑)

第二章は、譜本と光悦蒔絵

でも光悦の国宝舟橋蒔絵硯箱は、第一章の会場入り口に展示

この硯箱は何回も見ていますが、やはり独特

時代を経て鈍く光る金箔から浮かび上がる舟はレリーフのようで、その上にかかる橋の構図と硯箱の四角いドームのようなフォルムを目にすると、体が吸い込まれていきそう

この第二章で、光悦の書を初めて見る事に

光悦流と呼ばれる書体

力強いのに、曲線が柔らかで美しい

太い字細い字のバランスがやはり芸術の極みです

真似したくなる美しさ

その書がメインなのが、第三章

しかし第二章までですっかり疲れてしまいました

ここで階下に降りて、休憩

残念な事にカフェコーナーは自販機だけ

会場内が暑いので、アイスクリームなぞ買ってしまいました

椅子に座り、糖分補給して、スタミナ回復

熱心な信者だったという光悦の書の第三章へ

ここは「光悦の筆線と字姿」というタイトル

熱心な法華経の信者だったという光悦の金泥で書かれたお経

俵屋宗達が下絵を描いて、光悦が筆を取ったいう鶴下絵三十六歌仙和歌巻

他にも百人一首でテーマを決めて選んだ歌を書いた巻紙

光悦以外にも小野道風伝とされる物、角倉素庵伝とされる作品

光悦流と呼ばれる書体を倣った人も多かったようで、その書体の作品も

とても充実していました

この書だけの図録があれば、書いたくなるような展示です

書も人気があるようで、みなさん熱心に、グラスなど使って鑑賞する人もあちこち

最後の第四章が、光悦茶碗

光悦の茶碗をこんなに一度に見れたのは久しぶり

白楽茶碗の銘「冠雪」、黒楽茶碗の銘「時雨」、「雨雲」、赤楽茶碗の銘「加賀」など

比較用でしょうか、長次郎黒楽茶碗の銘「無一物」、黒楽茶碗の万代屋黒、道入の赤楽茶碗銘「鵺」も展示

書と茶碗は、チャンスがあればもう一度足を運びたい展覧会でした

マスキングテープと小さなクリアケースを記念に購入

月曜日も満足の1日でした







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