NHKで関連番組放送の案内パネル・・・会場入り口にて
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三連休最後の月曜日は、東京博物館は開館
特別展「本阿弥光悦の大宇宙」へ出かけました
毎回上京する前に、友の会に入ればいいのにというトトさん
一年に4回も足を運ぶかな?と自信がないので、都度チケット購入してきました
が、今回は友の会に入会
7,000円で、特別展3枚のチケットと、常設展はフリー、レストランなどの割引き特典などのある友の会です
私に取って光悦は、茶碗
お抹茶用の茶碗なら、何回でも見たい
会場は四つのパートに分かれていて、第一章は刀
それはそうかも
本阿弥家はずっと刀剣鑑定の名門として続いていたのですから
国宝が4点展示
刀の事は見てもさっぱりわかりません
でも、鞘の工芸的美しさは人並みに愛でる
今回はオーディオガイダンスは無しで、展示品に合わせた説明文だけが頼り
初めて知ったのは、折り紙をつけるとか、折り紙付きという言葉の語源
本阿弥家の何代目かが奉書紙に刀の鑑定を書き、その紙を折ったところから、美術品などの鑑定されている事を、折り紙つきと言うようになったんだとか
刀の見方がわからないので、こんな雑学が記憶に残ってしまいました(笑)
第二章は、譜本と光悦蒔絵
でも光悦の国宝舟橋蒔絵硯箱は、第一章の会場入り口に展示
この硯箱は何回も見ていますが、やはり独特
時代を経て鈍く光る金箔から浮かび上がる舟はレリーフのようで、その上にかかる橋の構図と硯箱の四角いドームのようなフォルムを目にすると、体が吸い込まれていきそう
この第二章で、光悦の書を初めて見る事に
光悦流と呼ばれる書体
力強いのに、曲線が柔らかで美しい
太い字細い字のバランスがやはり芸術の極みです
真似したくなる美しさ
その書がメインなのが、第三章
しかし第二章までですっかり疲れてしまいました
ここで階下に降りて、休憩
残念な事にカフェコーナーは自販機だけ
会場内が暑いので、アイスクリームなぞ買ってしまいました
椅子に座り、糖分補給して、スタミナ回復
熱心な信者だったという光悦の書の第三章へ
ここは「光悦の筆線と字姿」というタイトル
熱心な法華経の信者だったという光悦の金泥で書かれたお経
俵屋宗達が下絵を描いて、光悦が筆を取ったいう鶴下絵三十六歌仙和歌巻
他にも百人一首でテーマを決めて選んだ歌を書いた巻紙
光悦以外にも小野道風伝とされる物、角倉素庵伝とされる作品
光悦流と呼ばれる書体を倣った人も多かったようで、その書体の作品も
とても充実していました
この書だけの図録があれば、書いたくなるような展示です
書も人気があるようで、みなさん熱心に、グラスなど使って鑑賞する人もあちこち
最後の第四章が、光悦茶碗
光悦の茶碗をこんなに一度に見れたのは久しぶり
白楽茶碗の銘「冠雪」、黒楽茶碗の銘「時雨」、「雨雲」、赤楽茶碗の銘「加賀」など
比較用でしょうか、長次郎黒楽茶碗の銘「無一物」、黒楽茶碗の万代屋黒、道入の赤楽茶碗銘「鵺」も展示
書と茶碗は、チャンスがあればもう一度足を運びたい展覧会でした
マスキングテープと小さなクリアケースを記念に購入
月曜日も満足の1日でした
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