今年の春くらいに取り掛かり、放っていた道中着です
どうにか完成
実際の色は利休ねず
利休ねずとは、緑色だけど灰色がかった色味
利休が好んだ色ではなく、後世の人が利休→茶人→ 抹茶や茶葉をイメージしてつけたそう
誰にも似合いそうな落ち着いた色です
今時、シルクウールの反物(羽尺・・・着物には足りない用尺)など製造していないのでは?
7年ほど前に、地元の呉服屋さんの店仕舞いでワゴンに入っていました
見切り品のようなお値段だったので、つい買ってしまいましたが、仕立てでは難儀しました
裏地の正絹と馴染みが悪いのです
どうにか仕立て上げましたが、95点ぐらいかなぁ
結果、お仕立て頼まれても絶対に扱いたくない素材に位置付け(お仕立て引き受けてませんが)
裏地は長襦袢の残り(無双の袖だけ使っていたので)
それも、袖分は取れずに、同じ黒の地模様だけの長襦袢反物を使って
表地にコストかかっていないのですから、裏もある物利用
五十前後に仕立てた和装コート類がなんだか合わない物も出てきだと思うこの頃、新しい道中着や羽織ものが欲しくなってきています
やりかけで、途中で投げ出したような状態の物があるって、目の上のたんこぶ
そういうものをいくつか抱えていて自己嫌悪に陥っているのですが、ひとつ片づきました
やれやれです😅
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