今日も朝から気温がぐんぐん上がる首都圏でした
お天気の事を考えて動く余裕もなく、予定通り上野の森へ
目指すは、東京芸大大学院国際芸術創造研究科教授の長谷川裕子さんの退任記念展「新しいエコロジーとアート」
国内外の27組が、動植物、自然災害、未来の地球環境といったエコロジーなテーマの作品の展示
展示内容はとても哲学的で、凡人の理解と想像を超える作品が多いのは当然なのでしょう
その中で数点は共感を覚える展示品ももちろんありました
展示品は、1ヶ所を除いて撮影可能だし、QRコードをスマホで読み取って、より多くの情報も得られるような展示の仕方
私が一番なるほど面白いと思ったのは、廃材を使った茶室
一畳台目の茶室は、建築の足場を組むパイプなどが駆体
周りは農業で使われる寒冷紗のような不織布
床飾りも何やら廃物利用のような
しかも移動自由なキャスター付き
いいな、いいな
この自由な発想
利休道歌に次のような歌があり、思い出してしまいました
『釜一つあれば茶の湯はなるものを 数の道具をもつは愚かな』
『茶の湯とはただ湯を沸かし茶を点てて飲むばかりなる事と知るべし』
他の展示品も、気になるものがいくつかあり、酷暑の中上野の森を歩いて行った価値のある展示会でした
お茶室、エコロジーで未来志向!
どこから廃材を持ってくるかにかかっているような気もします。
畑の不織布、製作者の先生はホームセンターを探されたのかしら?
実際に使っている所をみたりはしていないでしょうしね…などと想像が膨らみました。
芸大のおしゃれな茶室登場ですね。
千利休の、お茶の真髄はお茶を点てること、
付随することに心を砕くな、(言葉は少し違いますが)というのは心に響きました。
いいものをご覧になりましたね!
芸大美術館の「新しいエコロジーとアート」展、面白いでした
色んな試みをする人がいるんですね
特に廃材を使った茶室は、私も少しばかりお茶の世界を知っているので、面白いなぁと思いました
形や道具にこだわらず、それぞれの趣向で楽しめばいいと改めて思いましたよ
短い滞在でしたが、暑い大都市を今回も徘徊して楽しみました
鹿児島も梅雨があげて、似たようなお天気のようですが