これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

仕立て下ろしの紬着て 骨とう市初体験 … 病みつきになるかも! の 面白さでした

2012-01-16 | お出かけ
9日に根津散策した友人から 横浜赤レンガ倉庫の今昔きもの大市に誘われました

ここ3年ほど着物にはまった友は 骨とう市などもよく出かけるそうです

いつもセンスのいい着物や小物をゲットしているので 興味がありました

横浜関内で待ち合わせ 赤レンガ倉庫までそぞろ歩きです

空気は冷たいものの風がなく 気持ちのいい散歩気分で友と3人おしゃべりしながら歩いていきました

会場は1号館2階 

たくさんのショップが出店しているのかと思っていたのですが わりとこじんまりとしていました

会場の中程に畳2枚足らずのスペースに出店していた店に素敵な泥大島の袷を発見しました

友はいつも巻き尺を持って来るのだそうですが 今回は忘れたとかで 店の方に借りてサイズを測ると 長身の私にも着れそうです

羽織ってみるとぴったしでした 軽くてしなやかで美しい柄で しかも躾付き未使用品 一元式の絣です

お値段は1万8千円

すぐにでも買いたかったけど 友二人が一通り見て回ってからにしましょうというので さらにいくつかの店を覗き ランチタイムになりました

向かいのレンガ倉庫のレストランでピザやパスタを食べながらおしゃべりに花を咲かせ 第二ラウンドで 再び会場へ

入って最初のショップはほとんどがたとう紙に包んで積み上げてあり、どんなものがあるかわかりません

第一ラウンドは素通りしたのですが、『何があるわわからない』と話しかけると 関西から来ているというその店のご主人 面白可笑しく話しながら次々にたとう紙を広げてくれました

この店はいいものがたくさんあって目の保養をさせてもらえましたが 『じゃんけんして僕に勝ったら 半額!』なんて言うのです

えーっ そんな売りかたしているの とびっくり

話の面白さに釣られながらたくさんの着物を見せてもらいました

能登上布で素晴らしい着物が最後に出てきて 羽織らせてもらってうっとり

交渉次第では二十万弱で手に入りそうでしたが ぐっとこらえてさようなら

今の私には上布より優先順位の高い出費が色々とあります

最初に目を付けていた泥大島は残念なことに先客にお買いあげとなっていました

少々残念だったけど ほっとしたのもほんとです

ほかにも8万円で単衣の結城があったり ピンからキリまで たくさんの着物や小物がありました

ネットと違い実物を手に取ってみることが出来るし 青空市よりは 羽織ってみたり鏡で着た姿を確かめてみたり出来て(とは 友の話) なかなか面白いものです

呉服屋さんのようにしつこく勧めないのが一番いいなぁと思いました

しかし気に入って衝動買いしたあと クレームとかつけられるのでしょうか

そのあたりが庶民が高額商品を買うにはちょっと不安な気がしました

さて昨日の私の着物ですが

どんな着物着ていけばいいか少々悩みましたが 一年ちょっと前にしたてた十日町紬を着ることにしました

いつものごとく 朝ばたばたとタンスを開けて ごそごそとたとう紙に包まれた着物を出して 焦りながらしつけ取りです

長襦袢はいつもは二部式を着ているのですが 昨日はつい丈の長襦袢を合わせました

この冬は着物で出かけることが多く いつも同じ防寒コートを羽織っているので 昨日は気分を変えて襟付きモヘアのコートにしました

このコートは和裁を始めた年の冬に 浅草の針供養に誘われたのをきっかけに縫ったものです

衿があると暖かいだろうと思って製図したのですが このコートを着て撮った写真を見てあまりにもなで肩が強調されているのが気になり ここ数年は着ていませんでした

出かける前にちょっと余裕があったのでセルフタイマーで写真をとりました

 やはりなで肩が気になります

横からみると こんな感じです



最近はお太鼓も小さめに作るので ちょっと後ろ下がりになっていました

昨日は名古屋帯をお太鼓結びにしたのですが 帯枕がいやで日本手ぬぐいを丸めてガーゼに包んだもので代用したので お太鼓の丸みもほんとにちいさかったのです

出かけるときは着物の上にカシミヤのショールをかけて コートを着て 長手袋をはめて 完全防備でした

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一目ゴム編みのニット帽子 … 一日一つ 二日で二つ あっという間に出来上がり

2012-01-14 | 身の回りの小物 手作り
昨日はプーさんに付き添って 都内某所に一日缶詰でした

頭を空っぽにしたままでも出来そうなことは何かなぁと考えて 持って行ったのが毛糸と編み針です

のんびりとしながらも半日足らずで 帽子一つが編めました

毛糸は並太程度 針は8号

ゲージ無しで 過去の数少ない経験ながらも 大体の予想をたて、融通の利く大きさになるように 一目ゴム編みで編みました

出来上がった大きさから 来月2月で2歳になる孫ちゃん2にプレゼントすることにしました

帽子をみてトト曰く 『孫ちゃん1にも編んであげなきゃだめでしょ!』


ということで 今日は一回り大きな帽子を編むことに

今日も日がな一日プーさんに付き合って 傍らで編み物していました


最初に編んだ帽子は60g程度の毛糸で出来上がりました

二つ目は6目増やしただけですが、70g強使ったように感じます

用意したのは50gの毛糸玉3個だったので 残った毛糸でボンボンを作ってみました

ボンボンも小さい方の帽子だけ付けて 目印代わりのつもりでしたが、『二つともつけてあげたらいいじゃない』 と プーさんに言われて サイズ違いで全く同じ帽子になりました

今日編み上がった右側の帽子は まだ編みだしの毛糸とひき糸が付いたままです



ゴム編み止めをしながら編み出すこの編み方だと 面倒なゴム編み止めを最後に毛糸針を使ってすることもないので ほんとに簡単に編み上がります

白い編み出し糸と本糸の間に黄色いすべりのいいひき糸で一段編んであり、黄色い糸をすーっと引き抜くと 白い編み出し糸がはずれます

孫ちゃん二人とも喜んで被ってくれるかな?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

袖無し羽織 … 羽織からリフォームしたものは友からのプレゼントです

2012-01-12 | 着物
暮れに友から送られてきた袖無し羽織にはまってしまいそうです

鹿児島との往復に着物の上から羽織ったのが初めての 袖無し羽織の体験でした

朝早くチャチャッと着物着て長時間の移動に耐えうるように 二部式帯の胴の部分だけを巻き付け その上にこの袖無し羽織を羽織りました

おたいこがないから楽だし 着付けも素早いしでいいことづくめ 

しかもそこそこに温かいのです

袖を外し そしてほどき 袖口布を見頃の袖付け部分に挟むようにして付けてあるだけです

 まるでカフス

ポイントは肩の傾斜に沿うようにとったタックだとか

袖口布でくるんだ端は 糸で止めてありますが これはない方が着脱ぎも楽な気がします



70歳ぐらいの老婦人のアイデアだそうで 太い木綿糸でざっくりと仕立ててあります

乳も切り取ってあり 前の乳の位置よりも上に羽織紐が縫いつけてあります

そして縫いつけたあとからビーズ石で飾り付けがしてあります



いろんなアイデアがあるものですね


友の話だと 絞りの羽織が柔らかくドレープ性があるので このリフォームに一番適しているのだとか

正月明け 暇に任せてネットサーフィンして アンティーク羽織を3枚も買ってしまいました

自分でも早速作ってみるつもりです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

根津散策 … ドラマ「坂の上の雲」に触発されて

2012-01-11 | お出かけ
9日成人の日の祝日は 正岡子規が住んでいた子規庵を見てきました

一緒に行ったのは 友人のM

坂の上の雲のドラマの中で演じていた香川照之さんの正岡子規を見ていて 高校時代に学んだ俳句の授業をいつも思い出していました

現代国語にしても 古典にしても 国語の先生は情熱的で 話し出したら止まらないという授業でした

私が強烈に覚えているのは 正岡子規の俳句を読み解く?授業です

五七五のわずかな文字で表現されている俳句を 時代背景や人物像やその時の心情などを細かく描写しながら話す先生を 『なんで俳句一首ごときにかくも熱くなれるのだろう?』 と 俳句そのものよりも 熱く語る先生の方に興味をもっていました

ただ不思議と坂の上の雲のドラマの中の子規像と高校時代に授業で聞いていた子規像が一致していました

『そうそう 私が習った子規が このドラマの中で見事によみがえっている!』 と そんな気持ちで見ていました

Mを誘うと 彼女も同じようにドラマを見ていたので ではあのあたりをお散歩しましょうとなったのです

子規庵は 山手線鶯谷駅で下車して徒歩5分弱のところにひっそりと残っていました

入場料は五百円 中は和室二間の小さな家です

ドラマの中の子規が住んでいた家がよく再現されていたのがわかります

当時は二件長屋だったそうですが、今では子規親子が住んでいた家のみが残っています

庭は明治の頃の植栽になるべく戻すようにしているところとの話でした

黒い板塀が寄付で再現されたということでしたが、道路に面した塀はブロックです 

このブロックが少々残念でした 

運営費もおぼつかない状況で 寄付も思うように集まらず なかなか子規が住んでいた頃の状態に家周りを復元するのもままならないということでした

子規が伏せっていた部屋から庭を眺めていると 病と闘う子規の様々な思いが伝わってくるようだったのは 昔習った熱い授業のせいだったかもしれません


子規庵の向かい側は 書道博物館になっています

書道愛好家には申し訳ない考え方なのですが ついでという感じで こちらも入館しました

書道といえば 縁のない私たちには和紙に書かれたものしか思い浮かばないのですが 今回は 拓本の展示でした

とくに中村不折コレクションでは子規の書簡や不折の絵などが展示してありました

博物館の庭でそれぞれ一枚ずつ記念撮影




書道博物館を出た後は 子規も食したという笹の雪という豆腐料理の店でランチです

お店に入ると下駄番の方に 『今日は成人式ですか?』 なんて言われて Mは『まぁ 三回目の成人式かしら?』 なんて 答えていました

通された部屋からは 滝のしつらえてある庭が見えて ちょっと猥雑な鶯谷の駅近とは思えない雰囲気です

写真は自分で和える白和えの前菜



上品で濃くがあって美味しい一品でした


ランチの後は今度も子規絡みで 羽二重団子でお茶することに

日暮里方面に歩いていったところにあります

この店の支店が日暮里駅前にあり そこでは二年前にプーさんとお茶したことがあるのですが 本店は古ーい店が保存されていて 中でお茶することが出来ます

ここの庭も素晴らしい

団子屋さんの庭とは思えないちょっとした規模で、リクエストすれば庭でお茶することも出来るようでした

羽二重団子とお煎茶のセットで五百円 私は煎茶のセットを頼み Mはお抹茶セットを頼みました

お煎茶セットのほうが団子が二つ多くついていました

このあと百円バスに乗り浅草まで行って 浅草寺で初詣

相変わらず混んでいましたが 成人の日なのに思ったより振り袖姿のお嬢さんの姿が少なかったのは場所柄のせいでしょうか?

長谷川商店で下駄を買って帰りたかったものの 祝日で店休日でした (すっごく残念でした)

長谷川商店の数件手前の小さな履物屋さんで下駄を買い銀座線で帰路についた一日でした

それにしても充実した楽しい一日でした

次回は 長谷川商店を中心に出かけることをMと決めて別れました 


着物はリサイクル品で ネットで手に入れたものです

未使用品でしたが、古いものでホックの跡が胴裏に移ってシミになっていました

雪輪の柄が大好きで クリックしたのですが 結城でない紬

袖をはずし 袖幅を出し 5寸5分しかなかった袖付け寸法を6寸にし、3寸5分しかなかった身八つを4寸に直しました

衿もはずして 褄下寸法を2尺2寸近くまで長くして 衿の付け込み寸法も8分に変更と 色んなところをマイサイズに直して着やすくしたものです

温かくて暮れからずっとこの着物ばかり着ています

帯もリサイクル品の袋帯(こちらはユースド品でしたが とても状態のいいものでした)を角だしに結びました

むさしやで求めた足袋がとても履き心地がよく この日も八千歩歩いたのに まったく爪が痛くならずに快適な散策が出来ました



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

断捨離 初め … 捨てずに済んだと親子で納得するよりなし

2012-01-08 | 日々の雑感
二ヶ月ほど前から整理していた衣類と プーさんの本などを大きな紙袋3つを車に乗せて ブックオフへ行きました

本とビデオテープで一袋 衣類が二袋

本はプーさんの専門書や辞書 手芸の本2冊 ハードカバーの本8冊ほどだったと思います

衣類はほとんどが私の服 コートやジャケット セーターなど

ブックオフで処分した後は 孫ちゃん二人を連れて高島屋へ買い物へ行く予定だったので、『プーさんは今日の日銭が出るかいなぁ』なんて 冗談を言っていたのですが 結果は撃沈でした



衣類二袋は 合計175円ぐらいだったような (なんと車の中でティッシュの代わりにガムを包んで丸めてしまったプーさん … ゲットした小銭がいくらだったかも はっきり覚えていません)

そして本などの引き取り価格が写真の通りです

今日 レシートの整理をしていて 見つかりました (記念撮影です)

プーさんが買った手芸の本(雑誌)が一番高値が付いたようです

ビデオはトトの父様が初ひ孫に買ってあげた日本昔話のアニメ12本セットでした

息子一家は最初からDVDプレイヤーだったので ビデオからDVDに焼いて渡し 我が家に孫ちゃんが来たときに見せるために取ってあった物でした

しかし なぜかあまり興味を示さず 見たのは2本ほど。 大好きなアニメはアンパンマンでした

形見のような気持ちがあり処分出来なかったのですが ブックオフでビデオの取り扱いをしていたので持ち込んでみたのです

1本5円ですって

ブックオフでは 引き取ったものはすぐに商品として出されるそうです 買い取られたものがいくらで売られるかを場合によっては確認できるようですが 服に限っていえば100円以下はなかったような気がします

ということは 買い取り価格の20倍以上で売られているということでしょうか?(もちろんケースバイケースでしょうが)

私がネットで買う新古品の着物や反物もただ同然なのでしょうねぇ

友人Mがとあるショップに着ない着物を引き取ってもらったとき あまりの安さに振り袖だけは返してもらったと言っていました

私も目方で計算され50円ぐらいの値段を付けられたことがあります


以下が今回の教訓です

本や雑誌やCDでほとんど傷みのないものは 第二の使い手があるかもしれないのでリサイクルショップへ持って行く

衣類は古着回収に出した方が手っ取り早い (ブランドものも)… 私の居住地区では小学校PTA委託の業者が週一で回収しています


ブックオフで店員さんがバンダナをおしゃれに被っていたと言ってプーさんが姪っ子たちにも巻いてやりました



このスタイルが気に入って 横浜までこの格好で出かけました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年明け … 古きものを慈しみながら 新しきことにも挑みたい

2012-01-04 | ふるさと
ブログ訪問してくださいました皆様 今年もよろしくお願いいたします

私の新年は 妹と甥っ子と三人で父亡き後の家で迎えました

大晦日の夜 一年前を思い出した妹は泣き出してしまうほどでした

24日クリスマスイブの日は ぎっくり腰になってしまい 四つんばいでしか家の中も動けないほどでした

2011年は 自分の体に次々とトラブルの起きた年であり 年の初めから終わりまで 東日本大震災や台風による水害 タイの洪水など社会的にも辛いことの多かったほんとに生涯忘れられない年になってしまいました

くじけそうになる自分を励ましてくれたのは まずは身近な家族でしたが、遠くや近くにいる友人の温かさにどれほど励まされたことか

そして東日本大震災で被災したひとを励ました様々な著名人の言動や活動も 私を鼓舞してくれました

いつかは巡り巡って 逆の立場になれたらと思う今日この頃です


さて トップの写真は 墓守のために私が引き継いだ実家の庭です

父が退職後 祖父の家の庭を手入れしたり手直ししたりして慈しんでいた庭の一部です

この地に帰って暮らすようにならなければ 木々の刈り込みや草取りなど思うようには出来ないのですが 夏以来この庭の手入れは私に新しい楽しみを与えてくれています

生きとし生けるものは最後に土に返る その土に触れることの楽しみを見つけました

手入れしても手入れしても追いつかない草の勢いですが やらないよりはマシであり やったことだけはある 

自分の作業の結果がダイレクトに表れる草取りの前と後です


私が生まれた次の年に立て直された現在の母屋は 増改築を繰り返しながら半世紀以上が経ち 快適に住むには大きな手入れの必要があります

今年の我が家の一大イベントは この母屋のリノベーション

期待と不安で 熟年夫婦の会話が何故か増えているこの頃です


今年は自分で着ている着物も書き留めていきたいと思っています

腰を安定させるために病院で出された太めの腰ベルトをしてもまだ心細い状態でしたが 年末の移動も着物にしたらぐっと楽になりました

帯は付け帯びでお太鼓部分は 往きは省略して 友人からプレゼントされた羽織の袖をとったものを羽織って防寒コートでした

かえりは 付け帯びも付けて同じく袖無し羽織と防寒コート

この袖無し羽織は 簡単なリフォームで肩周りがとてもフィットしている優れものです

別の機会にこの袖無し羽織だけ お話したいとおもいます

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする