これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

ウールの着物 完成 … 単だけど 肩裏・居敷き当てで温かく

2015-01-15 | 着物
昨年十一月半ばに 始めたウール単の着物を ようやく出来上がらせました

5~6年前に ネットで買った新古品といわれるものです

shineiさんあたりで 購入したような記憶があります

届いてみると 反物幅は 私の寸法で仕立てられるものの、昔の物なので 長さが足りず

どんなに積もってみても足りないので そのままにしておいたのですが、裁ち方を変えて裁断しました

着丈もぎりぎりおはしょりがとれる寸法で、4尺2寸(断ち切り)… 158㎝切るぐらい

しかも 切り繰り越し

袖丈も通常より1寸短く、1尺2寸 … この寸法は家着としては 邪魔にならず 私にはベストです

そして 衽をカギおくみ裁ちにしたのですが、これが失敗

カギ衽裁ちは 裏表のない生地の場合のみ 使える裁断方法と記憶の片隅にあったのに、なんと うっかり鋏を入れてしまったのです

さすがに下前が裏地が見えては困るので、衿部分から取り直しました

そして 衿は失敗した片方の衽と残りの衿部分で つまみ共衿に

カギ衽裁ちだと、身頃の衽下がりあたりの衿付け部分が薄くて 心もとないので、長襦袢の衿芯をかけ衿部分の位置に綴じ付けました

衿芯は 幅2寸9分で かけ衿寸法の長さ

衿はばち襟

かぎ衽については こちらで詳しく説明されています … 裁断する前に私もぐぐっておけばよかった

この生地は モスリンのような薄手の生地なので、肩裏たっぷり 居敷きあてたっぷりつけました

母が ウールの着物の滑りをよくするの 保温のために、 キュプラの裏地をたっぷり張ったら具合よいと言い、やっていたやり方です

くけたりする部分が多いので ひと手間 ふた手間かかりますが、着心地はぐーんとよくなります

 
クリックすると拡大します


肩裏は袖をつけ終わった後、身頃幅いっぱいまで折ります



袖付け部分は縫い代を織り込んで くけて、くけ終わりの部分は縫い代一杯に千鳥掛け



居敷きあても 後から裾部分は縫い代に千鳥掛け


居敷きあての上の位置は おはしょりより上から 

この生地は 織物にふしがあり、柄は分銅つづきでその中に 羽子板の羽みたいな柄がプリントされています

のっぺりとした染物とちがい、手が込んでいて 生地に深みを与えている と 私は思っていますが

ウールの反物は 呉服屋さんでも置いてないし、ネットショップでは二万円前後が相場のようです ( 私の普段着としては 高すぎ )

セルフメンテが出来るし ( 経済的 ) 温かいし 蒸れないので 長い期間快適に着れるので 言うことなしのウールなのに、普段着の域を出ないせいか 世の中から見捨てられて残念です



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着物の寿命 … ウールの着物の場合

2015-01-13 | 着物
昨年秋に 30年以上前に縫ったウールの単衣の裄だしをしました

若いころから冬になると ウールの着物を着ていたのですが、しばらく着ない時期があり またここ数年よく着るようになりました

母のウールの着物を裄や衿つけの直しをしたりして 3枚ほどをローテーション組んでいたのですが、その中で一番古い母のウールの地縫いやくけてある糸が弱ってきて どうするか思案中です

そうすると ローテーション出来る枚数が減ってしまい、縫ったものの 袖をとおしてなかった古いウールの着物を引っぱり出すっことになりました

この反物は 学生時代に 赤系統と紺系統の色違いで2反買ったものです

一反は 教材として帯を縫いました

そして 高校で和裁を担当した年に 浴衣の教材見本として 裁断し 縫ったものと記憶しています

よって 肩当てや居敷き当ての付け方や縫い方が 浴衣に準じています

衿肩あきも切り繰り越しでつけてあるし、付け込み寸法も1㎝ほどに見えます

袖付け部分をはずし、脇のくけ部分を半分ほどといて、肩幅を出しました

次に袖幅も私の今の寸法9寸まで出しました

思うに 昔の寸法は今より 肩幅も袖幅も短めだったように思います

晴れ着を着ているのに 腕が袖口から随分出ている写真がたくさんあります

褄下寸法ももう少し長い方が着やすいし、繰り越しも今の自分の寸法に変えたいのですが、そこまで直す時間をとりたくなくて この冬は裄を出しただけで着ています



衿ぐりまわりが ここ十年の間に仕立てたものより 窮屈な感じがします

家の中で着る分には 問題ない生地の厚さですが、外に出ると薄くて腰から下に冷気を感じます

腰から下部分全部に裏地をはれば、もっと着心地がよくなりそうです




作務衣の上着の形のうわっぱりを羽織って


それにしても と 思うのです

母のウールの着物も30年以上も前のものです

こんなに昔の衣類を 今でも普段着として着ることが出来るとは 着物はほんとにエコな衣類だと思います

ウールの着物を着ない時期に 若いころ着ていた赤系統の数枚を フリマで処分しました

そのまま持ち続けていれば 上っ張りなどに仕立て直したのになぁと 少々後悔しています





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歴史に残る日 … 1月11日 フランス パリ

2015-01-12 | 日々の雑感
パリに欧州 中東 アフリカから集まった時のtopの政治家たち

命がけで守ろうとしている『表現の自由』

今回のテロを非難する大行進は 歴史に残るだろう



未来の子供たちが バカな時代もあったものだ と歴史を振り返る世界になって欲しいと 願わずにいられない

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今年の初釜 … 長時間におよびましたが、いい一日でした

2015-01-11 | お茶の稽古 覚書
大変お天気には恵まれましたが、今年の初釜は 先生のお宅ではなく、場所をお借りしてのものでした

続きお薄で お濃茶の菓子は 鶴の焼き物に入った花びら餅

正客は 仕事があるので、次客からお茶をいただくので 正客が菓子器の蓋をあけたときに 二つの菓子が入っているのだと思います


私の初炭 … やはり少々間違えてしまいました

お稽古茶事なので、間違っても すぐに先生のアドバイスが入って 修正するのですが、やはりもっと勉強して なぜこういう流れになるのかというところを 叩き込まなければと反省しきりです


すべてが終わって 帰り支度のころ 夕闇が迫ってきて 外の竹筒に 明かりを入れてくださいました

その数12筒です


その何とも言えない風情は 言葉にできないほどのものでした

お茶室 お道具を準備してくださり 食事も作っていただき 最後に 庭に灯りをともしてくださった心づくしに 感謝



袋帯は前日 軽くアイロンかけて そのあと 結ぶイメージを考えてはいたものの いざ締めると 柄が思うように出ず お太鼓部分にもしわが入って 残念な帯姿になってしまいました
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初釜の準備 … お点前は本でおさらい 着物の準備

2015-01-10 | お茶の稽古 覚書
初釜のために 着物の準備です

今回は 半東さんの役なので、お茶事で初めて 一つ紋を準備しました

母が昔縫ってくれた 一つ紋は 色が少々濃いローズ色なので、今回は リサイクルの着物です

裄が合わずに 裄だしして マイサイズに直しました

リサイクルなので 紋が違うのですが、社中のみなさんも似たり寄ったり 

家紋かどうかは 問題ないようです

今回も新しいものは 正絹の半襟だけです

半襟を付け直して 着物と揃えて 準備



椿の花が織り出されていて この季節にぴったりのはず



帯のたたみ皺が アイロンで消えないのが 少々気になるものの そのまま締めることにsます


水屋着の上下は 一年前の初釜に合わせて 化繊の反物で縫った上下ですが、前回は出番なしでした





亡くなった母が持っていた反物なので、30年ほど前に購入したものだと思います

ミシンで縫いました

シルックよりはるかに縫いやすい生地でした

今回は 初炭もあるので、使う予定ですが…


肝心の初炭は 家には置き炉も炭も置いてないので 本を読みながら イメージするのみ

昨年の初釜の時は 後炭が 役回りで 鹿児島の家で 数回練習したものの 今回は横着構えてやらなかったのが やはり気にはなっています



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金糸卵のストック … 卵がだぶついていて

2015-01-08 | 食 レシピ付き


卵を使ったお節を作らなかったこともあり、卵が冷蔵庫から溢れています

ちょっと前までは シュークリームやシフォンケーキを作って 消費していたのですが、家族構成が変わって 作ったケーキがいつまでも無くならない 😰

そこで 卵6個を薄焼きにして 細く刻みました …金糸卵です

材料は 卵6個に 砂糖大さじ2 日本酒 大さじ1 塩を一つまみ

① 調味料を小鍋でひと煮たちさせて 冷まします

② 卵は割りほぐして 白身と黄身が混ざりあったら 濾します

③ そこに調味料を加えて よく混ぜます

④ フライパンを中火にかけて よく熱したら、油を落とし キッチンペーパーでフライパンの鍋はだを拭くようにして全体に油がまわったら 余分な油はふきあげます

⑤ お玉に卵液をすくって フライパンに流し入れ 薄く伸ばします

均一になったら 蓋をして 1分ぐらい置きます

⑥ 卵の表面が固まってきたら 端から菜箸をそっと入れて 取り上げて 裏返し鍋肌に当てあと、 すぐに皿に取ります。

⑦ 薄焼き卵は次々に重ねていき、全部焼き終わったら、端からくるくる巻いていき、真ん中で二つに切ります。
切り口から 細く切っていけば金糸卵の出来上がりです

密封容器に一盛りずつ ラップで区切って並べて 蓋をして冷凍庫へ。



必要な分だけ取り出して 自然解凍して使います

サラダや炊き込みご飯などのトッピングに すぐに使えて便利です

ついでに 温泉卵も作りました

冷蔵庫に入れておけば、勝手にお蕎麦を茹でて ワカメと温玉でひとりお昼をしてくれます(^-^)v



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姿勢って大事 … 二枚の写真を見て思ったこと

2015-01-07 | 着物
三日に妹のところへ新年会へ行ってきました

凝り性の妹は 家中正月の室礼滞りなく そこでやっと自分で鏡餅飾らなかったと気づいたのです

料理は 中華でまとめてありました

妹の家についてすぐに テーブルセッティングが写るように プーサンがiphoneで写真を撮ってくれました

ランチとデザートでおしゃべりも弾み 甥っ子のチェロとプーサンのピアノのデュエットも楽しませてもらい

最後に4人で記念写真

昨日 妹からもメールに添付して写真が数枚送られてきました

自分が写っている写真を見て またまた姿勢が悪かったと反省


こちらは着いてすぐで着席したばかりで 背筋がピーンと伸びていて 見ていても気持ちがいい

2時間も電車に乗って さらに車のお迎えで30分ほど揺られた後とも思えない





ところが



背筋が伸びていないと 上半身が窮屈な感じがします

隣のプーサンや甥っ子の姿勢との違いも歴然

洋服でも着物でも もっと下腹に力入れて座り続けるよう気を付けなければと思ったことでした


この日の着物は 雪輪が織り出された紬です

正月だからと 帯は袋帯にして 帯締めを新しいものをおろしました

下着は 下はヒートテックステテコ 上はメリヤス 

長襦袢は 二部式

防寒コートとショールと手袋





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正月は家でも大島 … 学生時代に母に言われて続けていることです

2015-01-06 | 着物
今年の家族の集まりは 二日でした

よって 一日はトトと二人きりの正月

初めて大島紬で着物を母が仕立ててくれたのは 二十歳の時でした

晴れ着は普段は着れないけど、大島紬は正月に家で着るのにもちょうどいいというのが、母や祖母の言葉でした

多分、三が日に来客があったりしたときは 大島でも着ていれば大丈夫ということだったのだと思います

以来 来客のある時は 家でも大島紬を着るようになりました

軽いし しわにならないし ちょっとぐらい水が跳ねても大丈夫なので 私にとって大島紬はほんとに出番の多い着物です


はじめて仕立ててもらった大島紬は さすがに派手になったので、解いて単衣の対丈コートに直してしまいました

自分の手持ちの中で 家で着る大島と言ったら 横段のものが一番合っているように思います

半襟を白で総刺繍がしてあるものを 二部式の長襦袢につけて いつもより改まった感じを出しました

帯は博多の小袋を貝の口結び

そして 水仕事は対丈の水屋着を着てしたのですが、この時は長襦袢の袖を外してしまいました

いつも袷の着物に袖無双の長襦袢で さらに割烹着や水屋着を着ると袖が重たくて 仕事の邪魔でした

そこで そういう時に袖が外せたらいいのにと思い 暮れに二部式長襦袢の袖を取り外しが出来るようにしたのです

これは 大正解でした

この世間で大うそつき?と呼んでいる袖襦袢については 改めて 写真つきで記事にしたいと思っています

 



ところで 大晦日に息子一家がやってきて 一緒に夕食をとったので その夜は最後のおせちの仕込みをして 寝たのですが

なんと 鏡餅を飾ることをすっかり忘れていました

玄関にも リビングにも お飾りのない我が家のことを誰も何とも言わないので なんと三日になるまで気が付かずじまい

今更と思って 今年は お飾りなしになってしまいました

こういうのって 若い人は何も思わないのでしょうが、ついつい亡き両親や トトの母様の顔が浮かんできて 年の初めからの大失態に 今年一年のことを案じている自分がいます

 
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初泳ぎ … 寒さと家族サービスで凝り固まった体も ほぐれて

2015-01-04 | 緩やかに年取りたい
泳ぎ収めは 暮れの29日

そして今日は 初泳ぎ

筋トレとストレッチのあと、プールで2100m

ストレッチのたびに 我が体の硬さを嘆きたくなるが、やらなければますます硬直して関節も油切れ起こしそう

ゆっくりと泳いだ後は ここ数日痛かった肩甲骨から肩のあたりのこりが消えた

肩の柔軟性を維持するのには泳ぐのが 一番いいみたい

今年もマイペースながら 続けたい習慣

=1000mとして



( プールは行きつけのジムの画像を拝借 )
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孫ちゃんの初めて お茶シャカシャカ … 茶筅が⤵

2015-01-02 | とっても日常


新年の集まりで、全員集合で食事のあとのことです

孫ちゃん1が お茶を点てたい!と言うので 準備して あげて、茶筅でシャカシャカしだしたら、 孫ちゃん2までが やりたい!と騒ぎだしました

じぃじが気をきかせてたつもりで、孫ちゃん2にも お茶碗出して 買い置きしてあった茶箱用の茶筅をケースから出してしまいました

その場で 「それは駄目よ」と言えなかったばぁば

孫ちゃん二人で全員分点てて、本人たちももお代わりして 満足のあと 片付けしていて 茶筅を洗って唖然!

新しい茶筅は、惨めに開いて 先が折れたりしていたのです

孫ちゃん1が使っていた茶筅は 特に問題なし

息子一家が帰ってから 傷んだ茶筅を出してトトに見せると 「茶筅の先を茶碗に強く押し付けるようにして 一生懸命 泡立てようとしていたからなぁ!」

「余計なことしてくれたからよ 」と トトを責めると 「茶筅ごときに細かいこと言わないの 」 と のたまうではないですか

Amazonで 国産の伝統工芸品一点と 次回の孫ちゃん達用に 中国産のお安い物を二点 買うことになりました

Amazonでのお買い物はトトの口座落ちです(^_^)


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