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「そうだ京都へ行こう!」とお声がかかったのがお正月を少し過ぎた頃でした。
気になるお店リストのなかに『イル チプレッソ』とあったので二つ返事で挙手いたしました。
そういうチャンスは逃さない私でございます(笑)
2か月かけてようやく実現した日はすごくよいお天気で、桜はまだですが鴨川では多くの人が河原に座っているほどの陽気です。
前回は夏のメニューでした。今回冬のメニューの一皿目、通常のアミューズは『ズワイ蟹のフラン』だったそうです。
私用には河豚の煮こごりでした
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最上部↑の写真です。スイスチャードの葉先トッピング。添えられた緑のソースはバジルソース。
前菜
パルマ産プロシュットと吉田牧場のモッツアレラチーズ、さつま芋とサワークリームの上には胡椒と珈琲豆のクラッシュが少量ふりかかっていました。
この胡椒と珈琲がなんともいえず絶妙なアクセントでした。
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リッポリータ
トスカーナ風の黒キャベツ、パン、白いんげん豆のスープ
リッポリータで思い出すのは渋谷の小さなトスカーナレストラン。ちゃんと覚えていたのは自分でびっくりです。
スープやシチュウにバゲットを混ぜてしまう庶民の一皿と聞いていますが、
ここイルチプレッソのこれはとっても洗練された一皿になっていました。
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スパゲッティ
釜揚げシラス 九条ネギ サルデッラ風味
サルデッラというのは稚魚の唐辛子漬けですが、日本でいうならしょっつるやアジアの調味料ナンプラーに近いものがあるのではないかと思います。
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ラザーニャ アル フォルノ
ボローニャ風 ラザーニアのオーブン焼き
しっかりと濃い味のラグーソースと薄いラザニアパスタのミルフィーユで、小さなサイズに見えたのにお腹にずっしりときました。
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お口直し
大根のピクルス 赤紫蘇の若葉添え
何故パスタ物が2皿続くのだと心のなかでブツブツ言っている私に、「お肉料理の前のお口直しにどうぞ」とにこやかに運んでくださった小さな大根。
京都の大根なのでしょう。かためのゴリゴリした歯ごたえに赤紫蘇の風味がまとわりついて、よい口直しになりました。
でも・・・お腹いっぱいなんですけど・・・
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奈良吉野よりプレノワールのロートロ ホースラディッシュのソース
フランスではなく奈良県で飼育しているプレノワール(黒鶏)を巻いて調理したものという説明でした。
ロートロというのは巻き物という意味だそうです。
付け合わせはキャベツとたぶんジャガイモ。
柔らかいけど弾力がある肉を口に含むとハーブの香りが広がります。写真でみると針のような緑のものです。
鮭料理などに使うディルというハーブですがこれが素晴らしい仕事をしています。
ホースラディッシュのソースだからそう感じたのか、キャベツがどうもザワークラフト(酢漬け)になっているような感想です。
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パンナコッタ 自家製あまおう苺ソース
たっぷりとトッピングされた苺をニヤニヤしながら完食しました。
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プチフール
真っ白なギモーヴ、ほうじ茶の香りのする黒糖、きな粉とお茶の香りのクッキー
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ラザーニヤの途中ですでにお腹いっぱいと言いながら、メインの鶏をイッキ食い。
デザートも同じように呟きながらニヤついて完食。
そして食べないことも多いプチフールも全部いただきました。
特にしっかり甘い黒糖が美味しかった。
そして頼んだ紅茶はやや濃い目に出ており、色も香りも味も濁りがなくすっきりとしておりました。
そっと添えられたミルクは温かくて泡立っています。
いつもはストレートで飲む紅茶ですが、半分はミルクを入れてみました。
それがまた美味しくて...帰りたくない!!! そんな気になったひと時でした。
前回、夏の献立はこちらです→→→★★★
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il cipresso (イル チプレッソ) →→→★★★
住所:京都市東山区祇園町南側566番地
営業時間:ランチ 11:30~14:00 ディナー 18:00~21:30
定休日:水曜日