私がたまに丸亀製麺でうどんを食べると聞いて、「うどん はな明かり」のごぼ天うどんを食べてみてはどうかと進めてくれた若者がいる。
「あぁ、九州のごぼ天うどん、美味しいよね。意外に好きなのよ」と私。
「そうですね、九州のうどんです」と推薦者。
九州まで行かなくてあのごぼ天うどんが食べられるって素敵だなぁと思い、ようやく出かけた小雨降る夏の終わり。
普段は讃岐うどんを食べることが多いけど、大阪や九州の柔らかいうどんも美味しいと思うのです。
大きな看板があったのでなんとか車を止めることができました。
これがなかったらまた迷ったのだろうな、私(汗)
本場福岡より出陣という言葉を見つけて、にやにやしながら扉を開けました。
まるで丼の上に咲いた花のようなごぼ天うどんがお店の前に掲げられて、ワクワク度が上昇しました。
「頼もう〜!」って感じです。
「豊前うどん」というのは初めて聞きました。この時点でこの漢字読めません(汗)
この記事を書くためにググりましたよ。
「豊前」と書いて「ぶぜん」と読みます。
福岡県豊前市のことでしょう。
卓上のメニューには「豊前裏打会」についての説明があり、注文したうどんを待つ間に読むことにしました。
さて、メニューにはたくさんのオススメが載っています。
定食もあります。
ついつい冷たいぶっかけうどんに目が行きますが、ここはブレずに「ごぼ天うどん」を注文いたしました。
ふむ、「ごぼ天はバラバラであげることもできます」と書いてあります。
お花のようなごぼ天も食べてみたいけど、写真を見る限りでは量が多すぎる。
店員さんに聞いてみましたが、写真撮るにはお花のほうがよいけど、食べやすいのは断然バラバラタイプだと言うのです。
天ぷらが多いのは苦手なので、オススメどおりバラバラタイプを注文しました。
かなり前に、九州の西鉄鉄道のホームで食べたごぼ天うどん、あれはまことに美味しかった。
柔らかいうどんなのに、薄切りしたごぼ天がツユに絡まってうどんと程よいバランスでなんともいえず美味しかった記憶が蘇ります。
豊前裏打会のうどんは麺の美味さがウリと書いてありますので、とっても楽しみです。
さて、食べる心構えができました。
いつでもどうぞ!と待っていたら、ふと壁のPOPが目に止まりました。
「当店では注文をいただいてから麺を茹でます。少々お待ちください」
そのようなことが書いてありました。
薬味などもチェックしながら大人しく待ちましたとも!
いよいよ届いた私の「ごぼ天うどん」の全景でございます。
なんか、ごぼう多くないですか?(笑)
ぷーんと香るこの香ばしい匂いは・・・ごま油です。
胡麻油でカラッと揚げたごぼ天でございました(涙)
でも、最近胡麻を完全にやめているので、外で少しくらい食べても大丈夫なんです。
1〜2回食べたところで影響はございません。
うどんをそっと引き出してみると・・・あれ?麺に透明感があります。
小麦粉に謎があるのかな、それとも熟成加減の影響なのでしょうか。
しかも太くて角が立っています。
讃岐うどんと違うよねと思うようなごわっとした茹で上がりです。
スープは塩味が適度に効いて、出汁の旨味が染み渡ります。
この出汁、好きだなぁ〜〜
口を大きく開けて大きなごぼ天を一本ずつ押し込み、よくよく咀嚼して飲み込みます。
生の牛蒡を薄くスライスして揚げていますが、嚙み切れる天ぷらで安心して食べることができました。
サクサクとした食感が素晴らしいのですが、ツユに浸してふやかした衣も捨てがたい。
うどんを食べ、ツユを飲み、ごぼ天を咀嚼する。
そのループに集中しながらあっという間に完食しました。
実に美味しいごぼ天うどんでございました。
が、天ぷら多すぎて衣がどんどんツユを吸っていきます。
そうなると当然ツユが少なくなるわけで・・・
せっかくの美味しい出汁を楽しむという余裕がありませんでした。
あとは、私が想像していた九州の柔らかいうどんではありませんでした。
シコシコ歯ごたえありすぎる〜〜
もう記憶の中のうどんとは全くの別物!!!
あの麺の喉越しは素晴らしい。
美味しいし、他にも気になるメニューがあるのでまた行きますけど、
なんだかなぁという感も拭えないランチとなりました。
うどん はな明かり 食べログのページ
住所:松阪市内五曲町46
営業時間:11:00~15:00
定休日:火曜日