中学から高校にかけて、暇を見つけてはせっせと筑豊地区を一筆書き旅行で巡った。
それは1にも2にも蒸機時代の名残を探し求めての旅だった。
本当は、駅を出て街中や炭住、ボタ山なども撮り歩きたいのであるが何せ60円での一筆書きにつき。
香春駅で添田線接続のため駅中をうろつくと木造の駅舎の軒下でこんなものを見つける。
使い込まれたタブレットに蒸機の面影を見るとともに端正に道具置場が決められているところに鐡道職人気質を感じた。
77年当時はまだ残った炭鉱があったようで線路脇の大きな石炭の山とかつてキューロクに牽かれていたセラの列が
つい最近まで黒いダイヤでこの一帯が栄えていたことを誇示していた。
1977年10月 上)日田彦山線香春駅、下)撮影場所不明
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